街ごとS級ダンジョンに飲み込まれた悪役令嬢、生きるためにギャルのふりして占い屋をはじめたら、気づけばオッサン魔王の人生相談にのってるんだけど!
渋谷が異世界になっても、生ミルクティーは売ってる。
だから、あたしは今日も毎日楽しい。
道玄坂の下のほう。センター街の入口を見下ろす端に、折りたたみの机を置く。段ボールの看板を立てる。『千里眼占い☆人探し 一回・生ミルクティー一杯(なければ食べ物ください!)』。
「あかりちゃーん、準備できたー?」
ミナが底抜けに明るい声でこっちに歩いてきた。人間の高校生。渋谷の私立制服で、校舎はいま地下二十階にあるらしくて、休校中。両手に生ミルクティー。一つはあたしの。分かってる子。
「いま店開けてる。机出してるー」
「その椅子、ドラゴン串焼きのとこのじゃん」
隣の店の椅子だった。借りた。言ってない。あの店長はケチだから、言ったら貸してくれない。
ミナはそれで済ませて、机の端に生ミルクティーを置いた。あたしは棒付きキャンディ「チャッピー」をくわえて、髪を払った。ネイルは看板と同じ色。誰も気づかない。いいんだ。あたしが気づいてるから。
あたし、神宮寺あかり。三千十九歳。本業は異世界の悪役令嬢。魔族。かわいくて鋭い角が二本。今はウィッグで隠して、盛ってる。
ミナには、会ってから最初の週に全部話した。城で三千年、令嬢をやったこと。何か言うとみんなが跪くこと。跪かれるのは最初の百年で飽きたこと。飽きたら逃げること。
「家出、百回目だっけ」
「百回目。百回目の逃げ先が、渋谷」
「うちのお母さん、あたしが一回家出したとき泣いてたよ」
「一回で泣くんだ。かわいい」
うちは、泣かない。九十九回逃げて、九十九回、悪魔の使いが来た。そんだけ。
髪を金にして、ホストクラブを十軒回って、タメで喋るやつを担当にして、担当の配信に毎晩投げ銭して、センター街でナンパを三回断って一回乗って、朝までカラオケでショート動画を撮って、上げて、消した。カフェの生ミルクレープ屋に週五。飽きるか試して、飽きなかった。三千年で一番楽しい二か月。百回逃げて、やっと当たりを引いた。
で、一か月前。
あたしの好きな渋谷の街が、あたしごとS級ダンジョンに飲み込まれた。
スクランブル交差点は奈落の谷になって、吊り橋が一本かかってる。渋谷駅の地下は地下百階まで増えた。元から迷宮だったし。109は上が雲の中で、何階あるか誰も数え終わってない。道玄坂は石畳になった。ヒールが挟まる。
「今日、スクランブル交差点だったとこの奈落に、またどっかのチームが降りてったって」
「どこまでいったの?」
「着かなかった。途中で飛んでるでっかい虫に食べられてたって。」
ミナは、自分の生ミルクティーのストローを噛んだ。
スマホ決済が死んだ。位置情報共有も、配信も、外との通話も死んだ。百軒店のあたしの担当の店は、サキュバスの館に変わった。三万の服、着る場所がなくなった。出られない、入れない。人間も魔族も、宮益坂の市場で物々交換。ドラゴン肉の串一本が生ミルクティー半分。
「てか、センター街の入口、今朝も死体あったね。魔物と、たぶん盗人」
「ダンジョンになる前から似たようなもんじゃん」
「それはそう。でも、ここだけないよね。あかりちゃんの机のとこだけ。なんで?」
「知らん。ラッキー」
ミナが、ラッキーで済ますんだ、という顔をした。済ます。考えると、この端で寝られなくなる。
渋谷がダンジョンに飲まれた日、あたしは魔力を失った。ダンジョン化の影響なのかな。理由は知らない。聞く相手もいない。
残ったのは千里眼だけ。生まれつきのあたしの能力。といっても、未来予知はほとんど壊れていて、遠くのビジョンしか見えない。おまけに近いところは見通せない。不便。でも、遠くが見えれば商売にはなる。魔力なくても、あたしは稼げる。ホストが再開したら、投げ銭する金が要るし。サキュバスの館からは、取り返す。
ミナの母親は看護師で、街の外の病院にいて帰れない。外と切れてるから。街の全員、一か月。位置情報共有アプリで毎日見てたのが、街ごと死んだ。だから毎日、あたしに聞きに来る。あたしが、アプリの代わり。
「で、お母さん、いま何してる?」
「はい、一回」
生ミルクティーが、もう一杯、机に置かれた。
目を閉じる。
街の外。渋谷区役所の避難所。段ボールの仕切りの中で、ミナと同じ目の女の人が、白衣のままマッキーで段ボールに字を書いてる。仕切りの名札。
「元気。段ボールに名前書いてる。あんたの名前かも」
「何回目」
「四回目。字、あんたより上手い」
「うざ」
ミナが笑った。あたしは生ミルクティーを吸った。今日もちゃんと甘い。
隣では、ドラゴン串焼き屋の店長のミノタウロスが串を返している。ケチだけど、角のある客も角のない客も同じ串を食べさせる、いい店。元は城の門番で、あたしが誰かも知ってる。あたしが串を毎日買うから、黙ってくれてる。
その店長の背筋が、急に伸びた。誰か来たんだ。
坂の下から、帽子のオッサンが上がってくる。
でかい人だった。黒いハットを目深にかぶって、古いトレンチコートを着崩してる。袖が焦げてるのがダサい。座ると、ドラゴン串焼きの椅子が鳴った。あたしの椅子じゃないから、いいんだけど。
帽子の左右が、こぶみたいに二つ盛り上がってる。角を隠してるんだ。あたしと同じ手口。魔族。ウィッグのほうが盛れるのに、と思った。
「田中。人探し、頼めるかな」
「誰探すの」
オッサンは黙った。長かった。
「……先に、別の話、聞いてもらってもいい?」
「一回、生ミルクティー一杯。なければ食べ物」
「いいよ」
部下の話だった。
「部下と、話が続かないんだよね」
「どんな感じで」
「おはよう、って言う。おはようございます、って返ってくる。そこで終わる。廊下の端まで、無言」
「顔、怖いって言われない?」
「言われる。だから帽子」
「取ってみ?」
帽子のつばが、逆に下がった。
「取ると、もっと怖いんだよ。試した」
まあ、そうだよね。あたしもウィッグは取らないし。
「じゃ、おはようのあとに、一個だけ聞く。昨日何食べた、とか。答えが返ってきたら『いいね』って言う。それで終わり」
「それだけ?」
「それだけ。毎日。三日で変わる」
「……なるほど」
オッサンはコートの内側から手帳を出して、真顔で書いた。「昨日何食べた」。字が、意外ときれいだった。
それから同じ内側から干し肉を一枚出して、机に置いた。
「干し肉かよ」
「なければ食べ物、って書いてあるよね。うちの兵舎で一番人気」
ちょっと自慢そうだった。
書いたのはあたしだから、文句は言えない。次から書き方を考える。
オッサンは帽子を押さえて、坂を下りていった。人探しの名前は、結局言わなかった。
ミノタウロスの背筋は、しばらく伸びたままだった。なんでだろう。
◇◇◇
夜、部屋に戻った。店から坂を少し上がった、家賃七万のワンルーム。カーテンは閉めたまま。床には、サキュバスの館になった店へ着て行くはずだった服が散ってる。三万した。ホストが再開したら着る。
ウィッグを外すと、角が二本。角にもクリームを塗る。乾くから。ツヤは命。
干し肉をかじった。城の兵舎の味だった。塩の量で分かる。三千年、兵舎の前を通るたびに一枚もらってたから。
あの帽子の魔族は、城の人だ。逃げた娘を探しに来た、悪魔の使い。たぶんそれ。
パパは来ない。九十九回、来なかった。使いを出すだけ。城で一番上の人は、娘を追って坂を上らない。
城では、何を着ても、誰と話しても、最後はパパが決めた。渋谷では、生ミルクティーを飲む時間まで、あたしが決めてる。
だから明日も髪は金にしておく。使いに見つかるのは面倒だし、金のほうが盛れるし。
窓の外、遠くで何かが長く鳴いてる。駅のほう、奈落の谷の底から。この坂は静かだった。
寝る。明日も店。
◇◇◇
オッサンは三日おきに来た。
二回目は焼き菓子だった。城の厨房の、バターのやつ。オッサンは、座るなり一回あくびをした。城の使いにも夜勤があるんだ。
「学習したじゃん」
「娘が、好きだったんだよね」
袋を開けて一つ食べた。おいしい。生ミルクレープには負けるけど。
部下の話の続き。
「言われたとおりにした。昨日何食べた、って」
「で」
「毎日カレーだった。五日連続」
「いいねって言った?」
「言った。それから心配になって、地下四階の食堂に行かせた。カレー以外を食べさせようと思って」
「それ、部下の昼休み奪ってない?」
「……奪ったかな」
「奪ってる。食べる物まで決めなくていいの。聞いて、いいねで終わり。それが優しさ」
「難しいね、優しさ」
「で、その部下は」
「呼んでも来ないんだよね。地下四階から」
「見よっか」
目を閉じた。渋谷駅の地下四階。元の東横線のホーム。遠いから、見える。
ホームに屋台の食堂が並んでる。その前で、角のある人が三人、口を大きく開けて、上に向かって叫んでる。声は出てない。あの階は、壁が音を食う。
一人が伝票の裏に字を書いて、頭の上に掲げた。『階段、消えました』。
「来ないんじゃなくて、来れない。地下四階、階段が消えてる。あんたの部下、ホームで叫んでるよ。声は出てないけど。元気そう」
「……なんで言わないのかな」
「言ってるでしょ。聞こえないだけ。上の人って、だいたいそう」
オッサンが笑った。喉の奥で、短く。
「手帳に書いとく」
「先に助けろ」
どこかで見た笑い方だった。誰だっけ。
三回目に、やっと人探しの名前を言った。
「娘なんだ。家出して、この街にいる」
「連絡は?」
「したよ。毎週」
「返事ないの」
「ない」
「何て送ったの」
「『元気か』」
「それだけ?」
「それだけ。毎週、同じ文」
「返しづら。次からスタンプにしな。文字なし」
「スタンプ……」
手帳が出てきて、真顔で書いてる。「スタンプ」。
「で、どんな子」
「派手な色の髪をしてるかもしれない。家では黒かったけど、俺の読みでは金だね」
「なんで」
「黒の反対は金だから」
理屈は違うけど、当たってる。自分の髪を触った。金。派手なのは、最高。
「甘い物を口から離さない。虫歯はない。俺が診た。城の歯医者が俺」
キャンディを噛んだ。
「口が悪い。俺に似た。……いや、母親かな。俺は口は悪くない」
「今、悪かったよ」
「……うちの客、そういうの三人はいる」
本気で言った。逃げる娘はどの家にもいる。この坂だけで三人知ってて、全員あたしの客で、全員楽しそうにやってる。
「千里眼で、探してもらえる?」
目を閉じた。オッサンの娘。派手な髪、甘い物、口が悪い。
何も見えなかった。遠くなら見える。街の外まで見える。見えないのは、近いときだけ。
「……見えない。近すぎる。この机から百メートル以内」
「そうか。近いんだね」
オッサンは頷いて、それでも立たなかった。
あたしは、この坂に住んでる魔族の娘を頭の中で数えた。三人。全員、百メートル以内。
自分は数えない。数えたら、帰らなきゃいけなくなる。帰らない。ここが楽しいから。
オッサンはまだ座ってた。
「もう一つ、聞いてもらえる?」
「生ミルクティー、もう一杯。なければ焼き菓子ちょうだい」
焼き菓子がもう一袋出てきた。何袋持ってんの、このオッサン。
オッサンは帽子のつばの下から、坂の下を見た。109の向こう、駅前には、ハチ公の台座だけが残ってる。ハチ公はいない。夜になると、奈落の谷のどこかで吠えてるらしい。
「娘のことは、好きなんだ。たぶん、ちゃんと」
キャンディの棒を噛んだ。
「でも、面と向かうと、言葉が命令になる。座れ。食べろ。帰れ。そういう言い方しかできない」
「命令されたら、跪くしかないじゃん」
「跪くよね。娘も、跪いた」
跪いた。その言葉で、城の床の冷たさが膝に戻ってきた。あの床に膝をつくたびに、この人はパパじゃなくて上の人だと思った。何回も。それで逃げた。百回。逃げて正解だったと、いまも思ってる。
オッサンの娘も、たぶん同じだ。
「跪かれたら、あんたも座れば」
声が落ちた。ギャルの声じゃなかった。自分でも分かった。まあ、たまにはいい。
「同じ高さになるまで。娘、たぶん、それだけでいい」
オッサンが椅子を鳴らして座り直した。
「……座ってるね。いまも」
「じゃ、もう半分できてんじゃん」
「残りの半分は」
「黙って甘い物出す。それだけ」
「……手帳に書く」
帽子の下で、少し笑った。
「決めたことがあるんだ」
「何」
「この街は、戻らない。ダンジョンのままだ。だから俺も、ここで暮らすよ。娘の近くで」
「娘、まだ見つかってないじゃん」
「近くにいる。百メートル以内。君が言った」
「言ったけど」
「夜は忙しいから、昼に来る。三日おきに」
夜、何が忙しいんだろう。城の使いにも夜勤があるんだ。
ミナが坂を全力で上がってきた。
「あかりちゃん! 見て!」
机に両手をついて、息が続いてない。スマホを出した。
「掲示板に貼り紙あった。魔族用のやつ。みんな撮ってる。あかりちゃん、これ読める?」
魔界の文字だった。読める。三千年読んでる。
『この街は戻らない。私はここで暮らす。娘を探している。夜は坂の下にいる』
ストローを刺す場所を外して、袋が潰れた。
父が、この街にいる。夜は坂の下に。
この坂だけ静かだった。一か月、ラッキーだと思ってた。
書き置きを書いてたら、一か月、坂の下に立たせなかった。次は書く。逃げないとは言わないけど。
「あとね、お母さんの誕生日、来週なの。生ミルクレープ屋にホール予約した。ドラゴン肉の串十本で。帰ってきたら食べる」
「帰ってくる前に食べたら怒るよ」
「食べない。見張って」
「見とく。位置も」
ミナが生ミルクティーを二つ置いた。二つも。今日は儲かる日だ。
オッサンが立って、椅子が鳴った。
「じゃ、また部下のことで来るよ」
焼き菓子を三つ、机に置いた。
机の上の生ミルクティーが、震えた。
坂の下で、誰かが叫んだ。奈落のほうから、長いのが一匹、吊り橋を渡ってくる。昼なのに。
オッサンが、坂の下を見た。
帽子を取って、机に置いた。それから、坂の下に向けて片手を振った。ハエを払うみたいに。
長いのが、吊り橋の途中で止まって、戻っていった。坂の下の悲鳴が、ざわめきに変わった。
隣でミノタウロスが串を落として、「へ」と言って、両手で口を押さえた。
オッサンは手の甲で汗を拭いた。袖の焦げが、一つ増えてた。
角が二本。それは知ってた。
顔は、知らなかった。いや、知ってた。三千年、見上げてた顔だった。
あたしの目の前、一メートル。千里眼では見えない距離だった。
「……パパ?」
「アカリア」
坂が静かになった。ミナが生ミルクティーを両手に持ったまま、あたしとパパを見比べてる。ミノタウロスは口を押さえたまま、しゃがんだ。
三秒くらい、そのままだった。
キャンディを噛み砕いた。
「は?」
声が低い。自分でも分かる。
「なんでいんの」
立ち上がったら、折りたたみ机が倒れた。段ボールの看板が坂を転がっていった。
「一か月、黙って通ってたの? 三日おきに? あたしの前に座って?」
「気づかないほうが悪い! 初日から分かってた! 娘の顔くらい分かる!」
「言えって話! また勝手に全部決めてる!」
パパがコートを脱ぎ捨てた。
「またやったな! 百回目だぞ! 書き置き一枚もなしに!」
怒鳴る声が、少し震えてた。
「書いたら追ってくるでしょ」
「追うに決まってる! 父親だぞ! 三千十九にもなって!」
「見た目は十九だし! 声でかいし!」
坂の看板の魔界文字が一斉に光った。パパの足元の石畳がひび割れた。
あたしはドラゴン串焼きの台から、焼く前の串を三本掴んだ。生だった。
魔力はない。串はある。なんとかなる。
「てか魔力返して。千里眼しか使えないし! めっちゃ不便!」
「俺が取ったんじゃない。この街のせいだよ。俺も半分しか出ない」
「じゃ、その半分で何してたの」
「毎晩、坂の下で魔物を追い返してた。センター街の入口。この端だけ、何も来なかっただろう」
来なかった。一か月、ラッキーだと思ってた。
「……言えよ」
「言ったら、逃げるだろう」
「逃げるけど!」
「ナンパに乗ったのも見てたよ」
「見んな!」
「姫、それ、売り物」
「うっさい! あとで払うし!」
「陛下、店の前でおやめください、店の前で」
ミナが坂の下に向かって叫んだ。
「ちょっと!なにやってんのよ!!あー、もう!みんな下がって! 魔王と娘が喧嘩してんのよ!」
それから、こっちを向いて叫んだ。
「あんたら、親子喧嘩なら家でやってよ!」
「うっさい!家、ないし!」
生ミルクティー屋の列が、ざわっと下がった。誰も帰らない。撮ってる。
パパが一歩出て、空気が熱くなった。あたしは串を構えた。
パパが止まった。帽子を持ったまま、あたしを見た。
それから、ひび割れた石畳に腰を下ろした。
坂が静かになって、看板の光が消えた。
パパは座ったまま、あたしを見上げた。
「……座ってるよ」
あたしは串を持ったまま、立ってた。
跪かれたら、あんたも座れば。同じ高さになるまで。自分で言ったことだ。他人の娘の話だと思って。
あたしの言葉、ちゃんと効いてる。占い師、向いてるかもしれない。
ミナがあたしを見てる。ミノタウロスが口から手を離した。
串を台に戻した。あとで払う。椅子のことも、あとで言う。
石畳に座った。
あたしとパパは、同じ高さで、座った。
パパが、こっちを見た。あたしの手を見た。
「……ネイル。看板と同じ色だね」
気づいてんじゃん、と思った。
「で。一回、生ミルクティー一杯。なければ食べ物」
パパは、脱ぎ捨てたコートを引き寄せて、内側から焼き菓子を一袋出した。黙って。
手帳、効いてる。それにしても、何袋持ってんの。
袋を開けて、一つ食べた。おいしい。
「……パパも食べる?」
「食べたい」
同じ高さで、同じ菓子を食べたら、おいしかった。
パパは、部下の相談のことで三日おきに来るようになった。
気づけば、魔王の人生相談にのってる。一回、生ミルクティー一杯で。
この街、まだアタリ。
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