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クリア(200文字小説)

作者: 風海南都


 空は真直ぐに碧く、風は翠の如く楽しげに飛び交う。

 夏草の薫る小川のせせらぎに心を奪われ、両手にそれを掬い上げてみる。

 その瞬間、涼やかな温度とともに山の五合目の景色が柔らかく両手の中に浮かび上がった。

 口へ運んで身体の中へと流し込む。この美しい水が染み渡る頃、私の心は静かになっていった。

 胸の奥に蔓延っていた澱が溶けて消えてゆく。

 この世の総ては泡沫に流れ散るもの。時にこうして瞬く間に形無きものに救われる。




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― 新着の感想 ―
[一言] ボクは小説のなかに、つい五感で感じ取れる情景や季節感、郷愁といったものを求めてしまいます。 なので、たった200文字でそれらを、ここまで鮮やかに表現できるなんてスゴイと思いました。 才能の壁…
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