表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/59

ライナの研究報告 ワイバーン

種名:不明種・通称「ワイバーン」

討伐場所:北方荒野・ブルーリッジ峡谷

討伐日:コド暦23年・初花月 初旬



1. 翼の構造と飛翔能力

翼長は体長の約1.8倍、翼膜は竜種の中でも特異な柔軟性を持つ。骨格密度は通常竜種の86%程度であり、軽量化により瞬発力は高い反面、持久力は低いと推定。短距離突撃に特化した捕食型である。


2. 尾と毒腺構造

尾長は体長の約0.4倍。尾先には複合毒袋を確認。毒液は神経麻痺性と組織壊死性の二重構造で、接触後3〜5分で局所的機能停止を引き起こす可能性がある。重篤な場合は全身麻痺を起こすと思われる。これは捕食と防衛両面で進化した特異機構。

→ 名称仮:「竜毒第六号」。

→ 今後の課題:安定抽出法の確立と毒耐性研究。


3. 鱗の構造と防御性能

鱗厚:最大12mm。構造は鉄に匹敵する硬度を持ちながら、重量は約30%軽量化。内部繊維構造の特殊化が確認された。

→ 防具素材としての応用可能性あり。耐熱・耐衝撃実験推奨。


4. 生態観察

討伐時の行動から、夜間〜早朝の活動が活発であることが確認。縄張り性が強く、定期的な小規模襲撃を行う習性。

→ 戦術的対応策としては、夜間の哨戒強化と迅速な斥候展開が有効。

また、属性魔法を伴った攻撃手段も必要。


5.補足

その肉は香草などで臭みを取り、火を入れる事で有食可能である。


                竜研究家 ライナ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ