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クラスで異世界転移したけど何故か俺のステータスだけ恋愛ゲームでした〜意外と戦えるみたいなので女子と仲良くなって魔王倒します〜  作者: 風野唄
第三章 力を求める者よ

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064話 暗闇を斬り裂く一閃

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

面白いと思っていただけたら評価やコメントお待ちしております!

街を出て1時間が経過した。

景色は大分変わって、草以外何もない平原をひたすらに歩いている。

街や人工的な建物がないだけではなく、魔物や人すらもいない。

本当にこの道で合っているのかと疑いたくなるが、次の街へと繋がるであろう整備された道を淡々と進むしかなかった。


「そういえば次の街ってどんな街なんだっけ?」

「次の街は、カタロフィ。闘技場が名物」


白司録が手短に答える。


「カンナって物知りね。少し補足するとカタロフィは世界中の力自慢達が集う街よ。朝から深夜まで闘技場という真の強者を決める場所があるの。闘技場はトーナメント形式になっていてみんなそのトーナメントの1位を狙って入り浸るらしいわ」


白司録を褒めながらも補足説明をするミラ。

白司録の説明だけでもなんとなく街の特色は分かるが、よりイメージで鮮明になった。


「金の街の次は、力の街ってことか。人間の欲深さが窺えるな」

「ベリー的にはセレントロンみたいに事件が起きなければなんでも良いかなー」

「それはそうだな。毎回行く街行く街であんなことが起こったら正直体が持たない。でも、闘技場があるなら俺達の戦闘力を鍛え直す良い機会になるんだから、良いことだけ考えていようぜ」


口では自己暗示の様に誤魔化していたが、俺の直感は次の街でもまた事件が起こると言っている。

いや、もしかするとこれから先の冒険は、行く先々でハプニングの連発なのかも知れない。

ポジティブに捉えれば壁を乗り越えて強くなれるとも言えるが、普通に考えれば憂鬱だ。

死と常に隣合わせでいるよりは多少安全が保証されている方が良い。


「ご主人様!あれ見てください!」「洞窟ですよ!」


平原が終わると大きな山にぽっかりと開いた穴が見えた。

中は松明などが置いてあり、薄明かりに照らされている。


「この洞窟の先がカタロフィよ。でも、気を付けて。この洞窟は今までより魔物が少し強いから。油断してたらボロボロになるわよ」

「分かった。慎重に進んでいこう」


周りには細心の注意を払いながら、1歩ずつ進んでいく。

入り口から50m進んで辺りではまだ敵はいない。

そもそもこの洞窟の全長がどのくらいなのか分からないけれど、まだ始まったばかり。

このまま魔物など出て来ないで欲しいと願いながらも歩いた。


・・・カサッ


そんな願いをした側から何か動いた音が聞こえる。

俺の空耳などではなく、他の人にも聞こえていたようで全員が武器を構えて臨戦体制に。

まだ姿は見えていないが確実に何かがいるのだ。


「キシャーーーーー!」


人間と然程変わらないサイズの蜘蛛。

色合いは洞窟の岩肌と同じ色で擬態していた。

だから、視認するのが遅れてしまい背後を取られてしまう。


「「ガルルゥーー!!!」」


リルとラルが真っ先に動く。

蜘蛛の糸を警戒に避けながらも器用に岩壁を登り、天井にいる蜘蛛へと狙いを定める。

だが、天井の高いこの洞窟は完全に相手のフィールド。

糸を巧みに操り、攻撃の届かない所まで昇っていく。


「ラル!土台に!」「分かった!リル!」


空中だというのにも関わらず自由自在に体勢を変化させ、ラルが天井に足を向ける。

そして、それを踏み台にしてもう1段階高く飛ぶ。

蜘蛛は慌てて糸を吐き応戦しようとするが間に合わない。

先にリルの爪が蜘蛛の胴体を切り裂いた。


着地も綺麗に決めた2人は、トコトコとこちらへやって来て何か言いたげにこちらを見つめている。

多分、褒めて欲しいのだろう。

それに応えて、2人の頭を優しく撫でると甘えた声で鳴いた。

可愛らしさと強さを兼ね備えているとは恐ろしい子達だ。


「むふふ!ご主人様!リルすごい?」「ラルだってすごかったでしょ?」


もっと褒めて欲しいのかアピールをしてくる2人。


「ほーら、リル、ラル。気を抜かない。後ろを見てみな」


1匹を仕留めたのは偉い。

だけど、相手は1匹ではないらしい。

ここから見えるだけでも10匹以上は軽くいる。

2人を目一杯褒めてあげたい気持ちはあるけれど、それはこれが終わってからだ。


白転黒爆はこの暗い洞窟だと本領を発揮する。


「まとめて全員真っ二つにしてやるよ。【剣術】"スラッシュ"」

「な、何よそれ!」

「うおっ!俺にも分からないって!」


今までのスラッシュとは明らかに桁の違う威力に、幾千のもの戦いを切り抜けてきたミラでさえ驚く。

前は昼間の戦いの中、煙を使って人工的に暗闇を作り出したが、その比ではない。

もしかすると夜に使えば最強なのではないだろうか。

たった一瞬で蜘蛛の群れを蹴散らしながらもそんなことを思った。


その後も魔物を倒しながら洞窟を進んで行く。

俺が魔物を倒し過ぎてみんなから怒られる場面もあったが敵を見ると身体が反応して、討伐モードに入ってしまうのだから仕方ない。


「結構進んだな」

「洞窟に入って2時間くらいね。洞窟に入る前の時間も考えるとかなり動いているわ」

「ベリーもう歩けなーい!休憩しよー!」

「私も疲れて来た」


ここが洞窟のどのくらいの辺りか分からない。

日が落ちる前には洞窟を抜けておきたい気持ちはある。

だけど、無理をして進めば怪我のリスクが高まることを考えると一旦ここで休むのが正解か。


魔物のいない広めの場所を探して腰を下ろす。

宿屋のおばちゃんからもらったサンドイッチを食べながらしばらく雑談を楽しんだ。

食事の時間はやはり1番幸せを感じる。

自然とみんなも疲れを忘れて笑顔が増えていた。


この調子で後半も乗り切れることを切に願う。

ご覧いただきありがとうございました。

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