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クラスで異世界転移したけど何故か俺のステータスだけ恋愛ゲームでした〜意外と戦えるみたいなので女子と仲良くなって魔王倒します〜  作者: 風野唄
第二章 金に囚われた人々

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057話 進化して乗り越えろ

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

面白いと思っていただけたら評価やコメントお待ちしております!

「んだよっ、インレートの奴勝手に1人持って行きやがった。イライラすんぜ、全くよ」

「俺が相手じゃ不満か?」

「お前は弱いからな」

「そうかよ。なら、もっと頑張らないとな!」


双剣スタイルから片方を拳銃へと持ち変える。

遠近両方に対応した戦闘スタイルでサイアを追い詰める作戦だ。


恐らく、サイアは拳銃という武器を知らない。

そのアドバンテージも戦いにおいては有利に働くだろう。

今まで近距離戦は良い所を見せれていないが、それでも果敢に1歩を踏み出す。

ここに住む人々を殺させたりはしない。


短剣の素早さと拳銃の射程範囲を活かして怒涛のラッシュを仕掛ける。

サイアもこれには堪らず防戦一方だ。

このままいけばいつか守りに綻びが生まれて、勝ちへの道筋が生まれる。

俺は本気でそう思っていた。


「弱いな。何もかもが。覚悟も、実力も、頭脳も。全てが中途半端だ」

「魔族が偉そうに説教かよッ!」

「挑発に乗ったらダメよ」


ミラが隣へ来て冷静にアドバイスをくれる。

だけど、既にその言葉が届かない程焦りから来る怒りを覚えていた。

勝てそうなのに後一歩届かない。

その事実がサイアに劣っているという事の証明に思えた。


「アタシが右から、シローが左から挟撃を仕掛ける。それで良いよね?」


返事すらする余裕はないので小さく頷く。

ジリジリと距離を詰めながら時を待つ。

沈黙の中、どちらも油断など一切ない睨み合いながら読み合い。

瞬きですら、気を抜けはしない。


10秒以上の睨み合いの末、絶好のポジションへと移動が完了した。

そのタイミングでミラからハンドサインで合図が送られる。

寸分の狂いなく同時に攻撃を仕掛けた。


「【双剣術】"ハイデュアルアタック"ッ!!!」

「【剣術】"ハイスラッシュ"ッ!!!」


逃げ場のない挟撃にサイアは動じなかった。

被弾覚悟でミラの方へと突っ込む。


そうなれば勿論、俺の攻撃がサイアの背中を捉える。

背中を抉る斬撃。

常人であれば痛みで気絶していてもおかしくない傷だ。

だけど、サイアは気絶するどころか止まる事すら無かった。


このままではミラがやられてしまう。

俺はそんな絶望的な未来が脳裏に過りながらも、助ける為に走り出した。


「【全能の書(グリモワール)】"瞬間的有機物移動ポジショニングテレポーテーション"!」


突如として姿を消したミラ。

走り出した足を止め辺りを見渡すと、白司録の隣へと移動していた。

俺にはまだまだ仲間がいる。

その事を忘れてしまっていたとは情け無い。


「前ッ!シロー!」


その言葉を聞いて、前を向く事もせずにしゃがみ込む。


「面倒な奴らだな。大人しく壊されたら良いのによ」


間一髪、強烈な大剣の一振りを躱わす。

ミラの魂の叫びが無ければ、今頃頭が吹っ飛んでいた事だろう。


「俺もこの長引いた戦いに飽き飽きしてた頃だ。さっさと負けてくれない?」

「ふっ、俺の人生に敗北の1つもあってはならねーんだよ。だから、このままでも勝てるがより確実に勝たせてもらうぜ。お前ら、仕事の時間だ」


ぞろぞろと現れる魔族。

インレートやサイアと比べると強そうには見えないが、それでも魔族であることに変わりはない。

圧倒的な人数差も消えたという訳だ。


ここから勝つ為には、やはりサイアを早急に倒す必要がある。


「「頑張れ!ご主人様!」」


危険な戦場過ぎるが故に後衛の護衛に徹してくれているリルとラルが腹から出た声援をくれる。

俺の身勝手な善意に付き合わせているのにも関わらず、応援してくれる2人に応えてやらないといけない。


今までの防がれてしまった攻撃など全て忘れて、勝ちに繋がるビジョンだけを頭に浮かべる。

どしてか先程までと違って無限に湧き上がる勝ちへの道筋。

リルとラルの声援は確実に効果があったと言って良いだろう。


「なんだ、そのお前の武器の光は」

「どうやら天は俺に味方してくれたみたいだ」


武器の進化。

こんな速くに進化するとは思っていなかったけれど、結果としては完璧での進化となった。


光終えた短剣は刃を刀の様に伸ばし、美しい漆黒に染め上げる。

綺麗な焼き入れの波打ちが白く輝く。


[無の短剣が白転黒爆(はくてんこくばく)に進化しました]


進化した武器を眺めながら、その格好良さに見惚れる。

これならどんな敵でも切り裂いてしまいそうだ。


「おもしれーな。どこまで俺の予想を覆してくれるか。楽しませてくれよッ!【狂気化】"レベル2"!」


相手も更に一段階ギアを入れ直す。

後ろからは迫り来る魔族の大群。

時間はあまり残されていない。


弾丸の様に真っ直ぐとこちらへ突進してくるサイア。

覇気のある攻めにすら慌てる事は無かった。

これは完全に見えていた未来。

あの時に思い描いた勝利への道筋の中に、サイアのレベルは既に当てはめられていた。


「今日、人生で初の敗北を味わうことになるんだよお前は。2度と味わいたくないならゆっくり噛み締めろよ、勘違い魔族」

「上等だァッ!!!【剣術】"真空斬波"!!!」

「【闇魔法】"闇煙"」


辺りを埋め尽くす大量の薄らとした煙。

薄らと視界はあるが動き辛いのは事実。


「こんな小細工でどうにかなるかよ!攻撃は既に放たれたんだぞ!」

「でも、こうやって無傷でいるのが事実だ」

「何ッ!」


確実にスキルが当たったと思っていた様だが、残念ながら今から行うサイアの全ての攻撃は俺の前では意味を成さない。

煙の中で仁王立ちの姿を見て、始めて狼狽えた姿を見せるサイア。

ここからは俺が逆転する番だ。


「なら、もう一度当たる様に放つまで!【剣術】"真空斬波"」

「無駄なんだよ。全て喰らえ、白転黒爆。暴れる時間だ」


視界の少ない煙の中、闇を啜って禍々しい気を放つ白転黒爆。 

敵の攻撃など最初から無かったかの様に目では追えない速さで斬り裂く。


「どうなって・・・やがる・・・」


絶望の顔を浮かべるサイアに躊躇う事なく刃を向けた。

魔族から見れば、俺が悪かも知れない。

それでも俺の中にある正義を信じて白転黒爆を振り抜いた。

ご覧いただきありがとうございました。

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