054話 誰でもガチャには熱くなる
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目覚めの悪い朝が来た。
昨日の戦闘を思い出して、反省する事が余りにも多過ぎる。
今の自分がどのくらいの強さなのか。
それを知る為に一度ステータスを開いた。
名前 :古井士郎
称号 :始まりの一歩
加護 :狂愛の加護
所持金:250万G
ステータス 残り1550pt
学力:200(限界値:200)
運動:300(限界値:300)
魅力:100(限界値:100)
話術:100(限界値:100)
運気:200(限界値:200)
芸術:100(限界値:100)
スキルA:【空気読み】、【護身術】、【言い訳】、【日付記憶】、【格好付け】、【七転八倒】、【呼び止め】、【火事場の馬鹿力】、【運のお裾分け】
スキルB:【剣術】LV3、【闇魔法】LV3、【光魔法】LV2、【物体鑑定】LV1、【魔力操作】LV1
スキルも増えて来て戦闘の幅が広がって来ているが、実質的な攻撃スキルは4つ。
これではまだまだ弱い。
もっとスキルの数を増やして、戦闘の場面に応じた戦い方を選べる様にすべきだ。
幸いにも俺はみんなのおかげでポイントを大量に集められている。
ひとまず、学力を300、魅力、話術、芸術を200に。
これで900ptの消費だ。
残るは650pt。
新たにスキルを獲得出来るとしても1つが限界だろうな。
どれにしようかと悩みながらも気になるものを見つけた。
[固有スキルガチャ・ランクG:1回10pt]
固有スキルか。
白司録やマルクポンドの持っていたスキルで唯一無二のスキルの事だ。
それがたったの10ptで手に入るのだから、お得な様に思える。
気になる点があるとすれば、GからAと続き、最後にSまである事だ。
ランクが上がる事に必要なポイントの桁も上がるのでSランクにもなると1億ptが必要となる。
そんなポイント貯めるのに何年掛かるのか。
考えるだけでも頭が痛くなりそうだ。
ひとまず100ptで回せるFランクのガチャをやってみることに。
8段階ある内の2段階目のガチャ。
そう考えるとそこまで期待しない方が良いのかも知れないが、ガチャということもあってか少し少年の様なワクワクがある。
[固有スキルガチャ・ランクF:1回10pt][1連回しますか? はい/いいえ]
迷わずはいを押す。
一瞬、読み込み時間の様な間が生まれる。
[固有スキル【左右絶対認識】を手に入れました]
・・・、まぁ、こんなもんだよな。
ちょっとだけ強い固有スキルを期待したけど、Fランクとなると訳の分からない物ばかりだろう。
ポイントを使うのはこの辺にしておくか。
・・・、いや、まだだ。
偶然、このガチャの微妙な部分を引いてしまっただけかも。
もう1回引けば当たりの固有スキルが出ると信じたい。
・
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【約束された1分間】、【オーバーリアクションサウンド】、【睡眠時不動の心得】、【オールアンチアレルギー】、【スロービジョン】
結局、誘惑に負けてしまい残りの500ptも全て使い果たした。
得られた物は、中々に使えなさそな固有スキルばかり。
でも、その中に1つ紛れた【スロービジョン】。
これは使い道が多そうだ。
全部が外れでは無かった分、救われた感じはあるけれど、これなら普通にスキルを入手していた方が良かった様にも思える。
終わった事を嘆いても仕方ない。
これ以上返ってこないポイントの話をしても時間が無駄に過ぎるだけだ。
ステータスの見直しはこの辺にしておく。
さて、この後の時間をどう使うべきか。
他のみんなはまだ起きて来る気配はない。
先に朝食を済ませるという選択肢もゼロでは無いが、朝食にしてはまだ時間が早いし出来る事なら食事は全員で取りたい。
「柄でも無いけど、ジョギングでもしてみるか?」
ステータス頼りで身体を動かすのも悪くないが、偶には自分の基礎能力も上げておくべきだ。
それで戦闘に与える影響は微々たる物かも知れないが、何もしない時間があるよりは良い。
「寒っ」
今日は風が冷たい。
季節でいえば夏から秋の変わり目の様な気温。
それが意外と嬉しくもある。
身体を動かして温めなければという気持ちになるから。
必死に走って体力作りを続けていると奥から人が歩いて来るのが見えた。
こんな朝早くに人がいる事に驚きつつも走り続けていると徐々に相手の顔が見える。
その人物が誰なのかはっきりと理解した瞬間に急ブレーキを。
そして、腰のホルダーに付いている武器を手に取る。
「そんなに身構える事はないだろー。俺達、仲良く剣を交わした仲だろ?」
「ドルマニー・マルクポンド!」
昨日の今日でノコノコと俺の前に姿を現すとは。
狙いは何だ?
孤立した俺を奇襲するつもりか?
いや、そんなはずはない。
今日、ランニングに出たのも偶々だ。
そうなると別の理由があるはず。
「ちょっと泥喰らいの居住地区に用があったんだが、まさかお前に会えるとはな」
噂通りに計画を進めるつもりか。
なら、俺がここで食い止めるしかない。
武器を握る力が強くなる。
「おっと、ここは俺の街。好き勝手に暴れてもらったら困るぜ」
同時に指笛を鳴らすマルクポンド。
その合図と同時に無数の兵士が現れる。
「アイツを捕えろ」
「「「かしこまりました!」」」
一切に襲い掛かる兵士達。
そして、またも逃げ出すマルクポンド。
こんなに近くにいるというのに、アイツの計画を阻止できないのが悔しい。
兵士の大群を次々と薙ぎ倒す。
相手のレベルが低過ぎてウォーミングアップにもならない。
積み重ねられていく倒れた兵士達を横目にそう感じた。
「マルクポンド自身が泥喰らいの居住地区に足を運んだという事は始まるのも時間の問題だな」
大きく膨れ上がった爆弾の様にいつ爆発するか分からない。
人々の危険はすぐそこまで迫っている。
ランニングを中断していち早くみんなにその事を知らせなければ。
気付けば外の寒さは気にならなくなっていた。
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