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クラスで異世界転移したけど何故か俺のステータスだけ恋愛ゲームでした〜意外と戦えるみたいなので女子と仲良くなって魔王倒します〜  作者: 風野唄
第二章 金に囚われた人々

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039話 新たなる武器との出会い

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

面白いと思っていただけたら評価やコメントお待ちしております!

「まぁ、この街は悪い所だけではないのも事実だ。高級品ばかりを取り揃えている店が多くて、品揃えや品質が良い。住民の人間性に目を瞑れば最高の買い物が出来るだろうね」


長期滞在するには向かない街だな。

当初は今後の旅に向けての下準備をする為それなりに滞在するつもりではあったが、全員の装備を揃えたらさっさと出発する方が良いだろう。


「聞きたいのはそれだけかな」

「アタシからもある」

「どうされましたか?ミラお嬢様!僕が答えられることであれば何でもお答えしますよ!」


俺の時とは全く違う反応を見せるギムレット。

嫌そうな顔などせず、寧ろミラの声を聞きたいと積極的に顔を近付けた。

流石にミラも耐えきれず、白司録(はくしろく)を盾にして防ぐ。

白司録は無抵抗にも見えるが、しっかりとスキルで見えない壁を生み出して一定以上の距離に近付け無い様にしていた。


「コホン、取り乱したしまいましたね。それで聞きたい事というのは?ちなみに僕はフィアンセいませんよ」

「要らない情報どうもありがとう。聞きたいのはそんな事じゃなくて、武器屋の場所よ。この後、寄らないといけないから」

「あー、武器屋なら先程の話に出たゴールドクライシスの隣にあるのですぐ分かるかと思いますよ。なんなら、ご案内致しましょうか!」

「いや、結構です」


隙あらば女性を狙うその姿は最早尊敬まである。

顔は整っている方なので、こんな性格でなければ女性に苦労することも無かっただろうに。


その後は特に聞きたい事もなく、ギムレットとはここで別れることになった。

最後の最後まで3人に声を掛けていたが一切相手にはされておらず、寧ろ可哀想に見えて来たのは気のせいではないだろう。


ベリーと白司録の冒険者登録を手短に済ませて、バディ登録からパーティに変更。

それに掛かった時間は僅か10分。

今までの時間はなんだったのだろうか。

ギムレットにまた会った時は文句を言ってやろうと思う。


用事を済ませたので外へ出た俺達。


「ゴールドクライシスっていうのは多分あれだよな」


ギルドを出てから数秒で見つけることが出来る程、高いタワーの様な建物。

街を象徴する建造物だ。

距離にしたらそこそこありそうなので、街の様子を見ながらのんびり向かう事に。


街は意外にも静かだった。

王都の様に客引きをしている人もいないし、酒場の様なガヤガヤと酒を飲む飲食店もない。

代わりにハイブランドであろう衣服や明らかに高そうな飲食店が建ち並んでいる。


歩けば歩く程にその傾向は強くなるので、街の中心に位置する武器屋に着いた頃には俺達では支払えない価格帯の物しか売っていないのではないかと不安だ。


ん?待てよ?

買えるかどうか不安というより、よくよく考えると俺はお金を使い果たしたよな?

じゃあ、これからの生活費はどこから捻出すれば良い。

もしかして、大ピンチなのではないだろうか。


いやいや、待てよ。

国王の娘に、A級冒険者だっているんだ。

お金には困らないはず。

後は俺がどれだけ男としてのプライドを捨てられるかが問題だな。


「あのー、俺手持ちの金が尽きたんだよね」

「そんな事心配しなくても良いって。アタシを誰だと思ってんのよ。A級冒険者の稼ぎはこの街の人より遥かに良いの知らないの?」


やはり、1番頼りになるのはミラなんだよな。


「・・・私もお金無い」

「一緒に旅することになったんだし、カンナも遠慮する事ないわ」


もう1人申し訳無さそうに名乗り出る人がいた。

俺と同じく転移して来た白司録は勿論お金を持っていない。

この問題は後々クエストをこなして解決するしかないな。


話をしているうちに武器屋へと到着。

横のゴールドクライシスが余りにも煌びやかで武器屋の方は霞んで見える。

それでも営業はしているらしいので、扉を開けて中を確認する事に。


「はぁー・・・、ゴールドクライシスはお隣ですよ」


どうやら俺達が間違えてやって来たと思ってため息を付きながら指摘する店主。

話を聞かなくてもどんな背景があるのか想像するに容易い。

そもそもこの街では武器の需要も低いのかもな。


「俺達は武器が欲しくて来たんですけど」

「えっ!いっ・・・たぁー!」


まさか武器を求めているとは思ってもいなかったのか、思わず勢いよく立ち上がる店主。

そのせいで足を強くぶつけてしまったらしい。

嬉しい気持ちは伝わったが少しテンションが上がり過ぎだ。

乱れていた服を整えて、髪を手短にセットして俺達の前へと。

慣れていないのかどこかぎこちない笑顔は逆に俺達を不安にさせた。


「お客様ー、今日はどんな武器をお探しですか?」

「アタシはいらない。あっちの3人に適当に見繕って欲しいの。男の方には短剣を。そして、あの綺麗な白髪の子にはワンドタイプの杖。最後は彼女なんだけど・・・」


ここでミラは言葉を濁した。

それもそのはず。

ベリーストには戦闘の心得など1つもない。

なので、どんな戦闘スタイルが良くて、どんな武器が合うのか。

皆目検討も付かない。


幸い本人はそう思われている事に気付かず武器を選んでいた。

武器はいつでも変えれるのだから本人のインスピレーションに任せるのも大事かもな。


「ねぇねぇ!みんな、ベリーこれが良いんだけど!」


手に取ったのは明らかに体格に合っていない両手剣。

流石にそれは難しいのでは無いだろうかと思っていたら、自分でそっと元あった場所へと戻す。

何か気に入らない点があったのだろうか。


「・・・絶対あれは振り回せないね」


どうやら扱うのは難しいという事に自身で気付いたみたいだ。

恥ずかしそうに笑って誤魔化すベリー。

俺達としては買う前に気付いてくれただけでも有難い。


「んー、何が良いのかまーたく検討もつかないや」

「前衛、後衛で言ったら、後衛が合ってるしパーティとしてのバランスも良いよな」

「後衛で良くあるのは、ヒーラー、エンチャンター、ソーサリー、アーチャーかな。偶に魔導具を使って戦う人もいるけど、例外中の例外ね」


色々な情報を得た結果、より時間を掛けて迷うベリー。

俺達はそれを温かく見守っていた。

ご覧いただきありがとうございました。

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