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地震後に身についてしまった癖

 もしかしたら、同じ人がいるかもしれない。私は初期微動の時点で「大きくなる」「ならない」がわかるようになってしまった。


 理屈や根拠なんてない。本能だ。本能で、「これはまずい」と思った地震がわかる。

 宮城では、去年おととしとかなり揺れている。その時も、初期微動の時点で感じたのだ。「大きくなる」

 通話をしていたが「ごめん、地震だから切る」と手早く伝えた。同時に緊急地震速報がなる。

 東日本大震災後、余震は常にきていた。3.11から約1ヵ月後にもう一度震度6の揺れが襲った。なんなら、去年おととしの地震は東日本大震災の余震らしい。

 それの経験がずっと残っているんだと思う。



 もう一つ、私は震度5強までなら走れる。というか、走って避難経路を確保する必要があるからだ。

「揺れが少ないうちに」と考えてドアを開けに行く。「いつ強くなるか分からない」と焦るから、走る。

 結果、緊急地震速報と同じタイミングの速さでドアを開け、上を確認して揺れに備えている。

 本当なら、走らない方がいいんだけどもね。癖になってしまった。

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