表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/40

15.切り札


 第二週:1日目


 俺は瞼を閉じていたこの瞬間、日付が変わったことを知る。

 そしてその奥に浮かび上がる文字は。

・称号:<虐殺者(ハープの町)>

 この意味。俺はこの町の住民の多くを殺した。


 そして今俺はあの時の様に頭を下げ首を差し出している。

 俺は待っている。その時を。


「今から私はお前を殺す」

 そしてアフロディテは剣を構える。


 だがその剣はいつまで経っても振り下ろされることはなかった。


「解せない点がある。ここで死ぬ運命であるお前が、なぜ隷属契約に三つの条件を加えた?」

 信じていたよ。彼女からその言葉が発せられるのを。

 俺はこの時を待っていたんだ。


「『時間停止』俺が想定した最悪の能力。

 あんたは光を遮る能力。弱すぎるんだよ、あんたはそいつに絶対に勝てない」


「ンッ!!」

 俺は止まらない、このまま撒き餌をばらまく。


「そいつはあんたの存在を確認すれば、一瞬で殺しに来る。気づいた時には死んでいるだろうさ。

 あんたはどうだ?近づかないと戦えないんじゃないのか?」


「あんたと俺が『時間停止』に勝てる唯一の可能性。それはそいつの虚を突くこと。

 そいつは想定しないだろう、転移者同士が協力しているなんて。

 そして俺達にはそれが出来る。隷属契約という形で既に契約しているのだから」

 

 俺は切り札の全てきった。彼女の反応は……


「フロディ、私のことは次からそう呼べハヤト」


 俺は生き残ることに成功した。



 三日寝ずに活動していた俺達はハープの町で仮眠を取る。



 そしてドラムの町に戻って来た。そこで噂を耳にする。

 フルートの町が虐殺されていると。そしてもう一つ王都にて新しい“剣聖”が生まれたと。




 第一章 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ