第二話 ドラゴンキラー
眩い光が俺を包み込み目を覚ました。
周りを見渡すが緑一色で俺がいるのは森の中だとわかった。
「そうか、俺は異世界にきたんだっけ」
おれは、黒い穴から落ちてきたのを思い出した。
「くっそぉ、あのくそ女神次あったら覚えとけよ。」
おれは、次に女神にあったらただじゃおかないことを決意しまだ落ちた時の痛みを覚えてる身体に鞭打って起き上がった。
そういや、まだステータス見てなかったな
たしか、生前(地球)で読んだラノベはステータスオープンと言って開いたんだよな?
まさかと思うが・・・
「ステータスオープン!」
ーステータス表ー
名前:スメラギヒエン
性別:男
HP:???
攻撃力:不明
素早さ:不明
賢さ:???
魔力:∞
称号:女神を泣かした者・不死身の男
加護:女神の微笑み(魅惑系)
能力:一度受けた攻撃を真似できる。相手の魔力を吸収できる・攻撃を受ければ受けるほど強くなる
「 」
ナニコレ?
チートすぎるだろ!
「GYOOOOH!」
おれがあまりにもチートすぎるステータスに驚いていると木々をなぎ払いながら翼の生えたトカゲ・・・所謂ドラゴンがやってきた。
しかも
「リオ〇ウスかよ!」
某ハンティングゲームに出てくるモンスターに酷似していた。
リオ〇ウスは大きな口をあけるとゴウゴウと音を立てながら火の玉を俺めがけて放ってきた。
「あれはまずい!」
おれは、本能的にあれはやばいと思い咄嗟に横に転がってよけた。
先程まで俺がたっていたところは焼け焦げていた。
「なんつ、威力!」
あれをくらったら死ねるな・・・
そういや、さっき称号のところに不死身の男って書いてあったな。
ものは試しに・・・
おれは、リオ〇ウスが火の玉を放つのを待っていた。
「GYOOOOH!!」
よし、来た!
2発目の火の玉攻撃に今度はよけることをせ
ずにわざと受けにいった。
「熱っ!」
受けたはいいが思っていたよりも熱かったな。
『炎の玉』Lv.1を習得
脳内に無機質な声が響きわたった。
「思ったとおりだな・・・」
さて、次はこっちの番だ!
おれは、落ちていた木の枝に魔力を込めるとリオ〇ウスに向かっていった。
リオ〇ウスは、させまいと牙で俺を噛み殺そうとしてきた。
「遅い!」
おれは、ジャンプすると脳天めがけて木の枝を一刺しした。
その際に血を浴びたが気にせずそのまま深く突き刺した。
脳みそを貫通する音がグロくて吐きそうになったがなんとかこらえた。
やがて、リオ〇ウスは完全に動かなくなった。
「どうしよう。これ」
こっちに来て初めて生き物殺したのに不思議と罪悪感は感じなかった。
長いこと人を殺しすぎて感覚が麻痺ったか
いまは、そんなことよりもこのリオ〇ウスの死体をなんとかしないと
スメラギヒエンはレベルアップした
おれがリオ〇ウスの死体に困り果てていると某RPGのレベルアップするときの音が脳内に響いてそう告げた。
さらに、称号 木の枝で火竜を殺した人間を獲得したとステータスに記された。
「・・・なんで、ドラゴンキラー?」
おれのその質問に答えてくれるやつは当然ながらいなかった。
(ふふっ、お困りのようね)
この声は・・・クソ女神か
声しかしていないが、明らかにこの状況みて楽しんでのが伝わってきやがるから腹立つ。
(うふふ、その通りよ?)
(称号と能力について説明あるからこっちに来てもらえる?)
どうやって行きゃあいいんだ?
(簡単よ?私のすがたをイメージしてその次に私がいた場所をイメージするの)
おれは、クソ女神に言われたとおりにクソ女神の姿とあの場所のイメージをした。
そしてあの場所に帰ってきた。
こういう時に言う言葉がある
それは
「クソ女神よ 私は帰ってきた!」
だ。
「・・・?」
クソ女神は何言ってんのこいつみたいな目で見てきた。
うん、すべったのはわかってるしお前に通じないのもわかってる。
「そんなことよりも、称号と能力について説明してくれ」
なんとなくいたたまれない気持ちになったので必殺『話の流れを変えて誤魔化そう』を使った。
「そ、そうね称号と能力の説明をするわ」
クソ女神もおれのあまりの必死さを感じ取ったのかうなずいた。
「それで、どっちの説明からして欲しい?」
「そうだな、このドラゴンキラーについてかな」
おれは、ステータスのドラゴンキラーの部分を指さした。
「それは、そのままの意味よ?ほらリオ〇ウスを木の枝で殺したじゃない」
「いや、まぁそうなんだけどな」
それは、そうなんだけど・・・
「だけど なにさ」
「うーん、この称号のネーミングセンスがあまりにも無さすぎるから」
「そ、それはしかたないとおもうよ?うん」
「なんで、お前がそんなに必死になんだよ。」
まさかとは思うが・・・
「そうよ!私が称号の名前考えてんのよ!悪い?」
「いや、悪くないよ(めっちゃ悪いけどね)」
「本音と建前が逆!?」
「称号のほうはあきらめたから。次は能力のせつめいしてくれ」
「能力についてもそのままだけど、しいて言うなら『一度受けた攻撃を真似できる』かしら。」
「・・・?」
どういう意味だ?
「そうね、私が例えばあなたに攻撃するとするわ」
「そしたらあなたは死なないから受けるわよね?」
まぁ、死なないってこともあるし受ければ強くなれるからな
「そう、でも例外もあるわ。」
「と、いうと?」
「相手が能力無効系の攻撃をしてきた場合よ」
「能力無効系?」
なんぞや、それは
「あなたの攻撃を真似できるの能力を無視することや攻撃を受ければ受けるほど強くなるを無視するという事。」
「なるほどね。でもそれって・・・」
まさか!
「そう言う事よ。自分よりも強い相手だと能力が無効になるから普通の状態と同じということになるわ」
そりゃあ、やだな。
いくら死なないからって
「あっ、ちなみに称号剥奪魔法ってのもあるから」
「(´・ω`・)エッ?」
マジで?
「それって・・・やばくね?そんなんくらったあとに普通の攻撃魔法使われたら死ぬやん」
死んで、生き返って、また死んでなんかいやだぞ
「そうよねぇ。わたしもあなたが死ぬのは嫌だからね」
「えっ?」
「えっ?」
まさかの答えだった。
「あ、あのそういう意味ではないからね?ただその、せっかく生き返らせてチート能力あげたのに死んだとかなったら目覚めがわるいからって言う意味だからね?」
おちつけ、何がいいたいか伝わってないから
「あ、あう。」
女神は、顔を赤くすると俯いた。
「とっ、そろそろ時間のようだな。」
体が透け始めた。
「また、なんかあったらくるよ。じゃあな」
おれは、消える刹那女神に手を振った。