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付属品の音
私だけの小さな世界。
冷たい空気が閉じ込められた部屋だ。
やはり、落ち着く。
所謂、ほぼほぼ引きこもりと言うものだ。
遮光カーテンからこぼれた光は私には眩しすぎる。
あのスポットライトが恋しくなることは、もう二度とこないだろう。
それでも、まだギターを抱えて小さな世界に奏でる音楽はある。
自己満足の音楽でいいのだ。
『僕は何のために生きているのだろうか、胸を小突いてみても 名残虚しいだけ。
トボトボと歩んだ 軌跡に積もってゆく雪
情けなくなるほど、私は付属品
ココには何もない ほら ほら消えていった
無力な付属品』