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色の無い世界

作者: 夜黒

  

何で人は、死にたいと口にするのだろう

終わらない紛争、貧しい人、自己中心的な政治

嗚呼、この世界は腐ってる


時に人は、地獄は怖いと言う

僕は、行ったことがないからわからない

行ったことがある人も見たことがない

話に聞くと閻魔大王に舌を取られたり

針の山、火の海などがあると聞く


僕は、こんな話を聞くと怖くてたまらなくなる

人が怖い、死ぬのが怖い

死にたいけど死ねない

痛いのが嫌だ

でも、何もできないで屍のように生きるのも嫌だ

誰か僕を助けて


頭がグラグラグラグラグラグラグラグラ揺れる

涙が零れ落ちる

悲しみの海に溺れる


この世は、黒に染まっている

何色にも染まらない色

残酷で美しい色

僕の心の中は黒で染まっている


誰か僕に光をちょうだい

明るくて、温かくて、綺麗な色

例えるのなら黄色かな?


そうだ、透明がいい

何色も無い透明が

そうすれば・・・・もう、何も怖くない

何も感じない

くだらない争いや考え価値観もない


次、生まれ変わったらそんな世界に行きたいな

それでは、皆さん

さようなら

また、来世で会いましょう

  

     

   

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