表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影踏みのルミナス  作者: antild


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/67

陽斗の選択 ― 「透を引き戻す」

 透の暴走の中心で、陽斗は透を抱きしめ続けた。


「透!!

 お前はな……!!

 俺が生かしたんだよ……!!」


 透が目を見開く。


「…………え……?」


「透を生かしたのは“コーラス”じゃねぇ。

 お前の家族でもねぇ。

 “俺”だ!!

 俺が透と出会って……

 透を大切だと思って……

 透が必要だって思って……

 だから透は今ここにいるんだよ!!」


 透の影が一瞬だけ揺れ、乱れた光が止まる。


「陽斗……

 それ……どうして……」


「理由なんて知らねぇよ!

 でも――

 お前がいなきゃ俺が壊れる!!

 だから透、お前は……!」


 陽斗は透の頬に手を添える。


「俺のために、生きてろ!!」


 透の暴走光が爆発し……


 一瞬で消えた。


 透は陽斗の胸に崩れ落ち、

そのまま深く息を吸った。


「陽斗……

 俺……生きてて……いいのか……?」


「当たり前だろ……

 バカ……」


 陽斗の声は震えていた。

 顔は涙で濡れている。


「生きてろよ……

 俺の隣で……」


 透の目から、初めて涙が溢れた。


「……ありがとう……陽斗……!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ