42/67
陽斗の“本当の闇”が姿を現す
アクトは影を広げ、
陽斗の心の深層へ扉を作り出した。
扉には――
「八神陽斗の隠された感情」
と刻まれていた。
アクトが透へ視線を向ける。
「透。
これが君たちの“絆”の真実だ。
開ける覚悟はある?」
透は息を呑み、陽斗を見た。
「陽斗……
俺は……お前の全部を受け止めたい」
陽斗は震えながら言う。
「透……
本気で言ってんのか……?」
「ああ。
どんな闇でも――俺は、逃げない」
陽斗はゆっくりと扉に手を伸ばし――
その直後。
扉の向こうから、
透の名前を呼ぶ陽斗の声が響いた。
「透……
俺は……お前が――」
アクトが不気味に笑う。
「さあ、透。
陽斗が“お前に抱いていた本当の気持ち”を知るんだ」
扉が音を立てて開き――
光と闇が渦を巻き、
陽斗の本心が世界に溢れ出した。




