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影踏みのルミナス  作者: antild


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25/67

本当の“優しさ”とは

 凪の声がどこかで響いた。


『透……聞こえる……?』


(凪!?)


『精神世界の入り口まで来た。でも深入りはできない……

 ただ、一つだけ言わせて』


 凪の声は、珍しく震えていた。


『透はずっと“人の心を傷つけないように”生きてきた。

 でもね――

 本当の優しさは、“触れないこと”じゃない』


 透の胸が揺れる。


『触れるのが怖いからって、相手に背を向けるのは……

 それ、優しさじゃないよ。

 “逃げ”だよ』


 透は息を呑んだ。


 自分が陽斗から距離を置こうとした理由。

 陽斗の影に触れようとしなかった理由。

 全部を凪に見透かされていた。


(俺は……逃げてたのか?

 陽斗の心に触れることから……)


 凪の声は続く。


『透。

 本当に大切な人には――

 傷つくのを覚悟してでも、触れなきゃいけない時がある』


 透は目を閉じた。


(……そうだ)


 陽斗の孤独に触れるのが怖かった。

 陽斗を支配してしまうんじゃないかと怯えていた。


 でも――


 “触れなければ”陽斗は完全に壊れてしまう。

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