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硝子の心臓はまだ鳴っている

人の“心音”が聞こえる少年・凪と、声を失った少女・澪。
静かな放課後、音楽室で出会った二人は、“沈黙”の奥で何かを分け合い始める。
恋はいつだって、理解の失敗から始まる。
けれど凪は知っていた――。
澪の胸の奥には、壊れそうな硝子の音が鳴っていることを。
現代青春と静謐なファンタジーが溶け合う、新時代の“心の音”の物語。
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