1話④ 入学試験
やーーっと最終日!
「皆2日間お疲れ様!そしてこれが結果だ!!」と昨日の総監督のヒュペリオン先生が二かッと笑うと俺の目の前に花火が上がった。おお!!これは!
「今花火が上がった132番タナス、242番ボレシス、461番セポラ、666番マスティフ合格だ!最後の面接試験も頑張ってくれ!」よっし、、、。面接か怖いな、、、。
「まあ、こうなるとおもってたよ~~!よかった残れて!」とタナスが寄ってきた。
「まあ、最後まで気を抜かないようにしないとな!面談で落ちたら元も子もないし。」
「まあ、大丈夫ですよ!面接はよっぽどのことなければ落ちませんし!どっちかというと校長先生と話して人となりを見るのが目的ですし」とセポラとボレシスがよってきた
校長と二人か、、、緊張するな、、、
「お~~い、タナス!クロノス校長の準備ができたぞ!」
「はい!」
「次、セポラ!」
「はい!」
「頑張れ~。」
「ありがとう!」
「君がマスティフだな!」一人になったところをヒュペリオン先生が話しかけてきた。
「はい。」
「俺は聖力基礎学を担当しているヒュペリオンだ。よろしく!」やっぱ元気だな~~この人。ザ・光属性って感じ、、、。聖力基礎学、、、全然わからなかったやつだ、、、
「実技試験の神術の扱い見事だった!実技教科の先生も一目おいてたぞ!」
「ありがとうございます。」これは素直にうれしい。
「お、マスティフの番だぞ!」
よし。最後のもうひと踏ん張り、、、。
ここが校長室。でっか、、、扉をたたく。木の重厚な音が響く
「どうぞ。」
「失礼します。」扉を閉める。
この人が校長、、、長い髪を持つ年老いた老人がいた。だけど強さがビシビシと伝わってくる。
「さあ、ちょっと話をしようか。」とニコッと笑うと。体に緊張が走る、、、何だこの魔法は、、、
「これは守秘神術、これからの話は何人たりとも聞こえなくする神術、、、君には魔術って言った方が分かりやすいかな?」守秘魔術なんて上位魔術だ、それを微笑むだけで、、、??魔術、、、??え、、、??
「君は悪魔だよね?」まっずい、確実にバレてる。殺される、、、
「どうして悪魔がここにいるのかな?発言次第では治安維持局に君を突き出すけど。」
体にかかる重荷がすごすぎる。俺はこの人の掌の上。一言の間違いも許されない。
「ある任務できました。」
「どういう任務なのかな?」やっばい、頭がパニックになる、、、!
「神と悪魔そろそろ仲良くなろうよ作戦です。」
「、、、?」うわ、やった、、、
「えーーっと、俺もそんなに詳しく教えてもらってないんですけど、神と悪魔が800年ずーーっと仲が悪くて戦い続けているのには原因があるらしくて、、、その原因解明と仲良くなった後に俺が架け橋になるっていう、、、」ああ、全部言っちゃった。ごめんよ、悪魔側、、、
「なるほどね、、、それは。いい作戦だ。」
「へ?」
「私が子供のころ神と仲が良かったんだ。でも私が君よりも小さかったころから双方は憎しみあっている。私はずっとそれが悲しいんだ。、、、なつかしいね。よし。私クロノスも協力しよう。」
「あ、ありがとうございます。」なんだ、殺されない?
「ただ君が私達の生徒に手を出すようなことをしたら容赦しないからね。」
「もちろんです。」
「よし!これで面接は終わり!もう帰っていいよ~~。」
「ありがとうございます。失礼します。」許された、、、のか?
神と悪魔が仲良くか、、、これは賑やかな年になりそうだ
「さあ、編入性の組み分けしようか。」
「セポラ。彼女は、、、」
「絶対Aクラスよ。実技試験では最後まで生き残ってたし、筆記試験も多くの教科で満点を取っていたし!」
「クレイオス先生落ち着いて、、、」
「あら、ごめんなさい。私ったら興奮しちゃって、、、」
「まあ、私もセポラのAクラスは賛成だ。」
「じゃあ決定で。次にタナスは」
「タナスとボレシスはBクラスにすべきかと。」
「イアペトス先生ちなみに理由は?」
「二人共、筆記試験も5位、8位で実技も最後の二組まで残りましたが、Aクラスの面々についていけるかというと、何か1つでも超人的に秀でてないと厳しい所もあるかと。」
「まあ、去年Aクラス担任のイアペトス先生が言うならそうなんでしょう。じゃあこの二人はBクラスで。」
「最後は、マスティフですか。彼は難しいですね、、、」
「そうか?実技試験は満点だろ?これはAクラスに、、、。」
「でも、筆記試験は39位。いい教科と悪い教科の差が激しいのですよね。」
「まあ、こういう子をAクラスに入れることでなにか新しい風が吹くかもしれないよ」
「校長がそう言うなら、、、」