1話③ 入学試験
っち、、、全然セポラに近づけない、、、。なぜだ、二人で攻めてるのに、、、こいつ、、、なんでこんなに動けるんだ?圧倒的に俺等が負けてる、、、。
でもそろそろ、体力なくなるだろ、、、。
そろそろいいか、、、、「フィロカ!」
「だから、お前の炎は俺の氷柱で消え、、、え?」
「しょうがねえ、俺の最大火力出してやるよ。」炎が氷柱を焼き切る。どうしてだ、、、?火力がドンドン強くなる。
「フィロカ!」どーーーん。と火が燃え上がる
む、無理だ。こんな火力自分を守るだけで精一杯。
「じゃあ貰うね。」
「なっ?」腰からするすると尻尾が抜けていく
「終了―――!最後に残ったのはセポラとマスティフチーム!!」
よかった、、、。こりゃあ受かっただろ。
「ありがとうございました!マスティフ!!」
「ああ、よかった。」
「いい試合だった」とさっきまで戦った氷柱のやつが声を掛けて来た
「俺はボレシス。よろしく。」
「よろしく。」
「っで!お前最後なんであの炎を出せたんだ?今後炎出す奴がいてこうなったら大変だし対策したい。」
「僕も、僕も!僕はタナスよろしくね~」と透明の奴も顔をピョコッと出した。
「ああ。炎が消えるのって水で覆う事で酸素が届かなくなって消えるんだ。でも水はh2oで酸素を含むだろ?だから細かくなった氷は格好の炎の餌ってなわけ」
「なるほど、、、ありがとう、今後の糧にする!」
「はいはい~君たち~大丈夫?」と白衣をきた女性があらわれた
「私はオリュンポスの養護教諭ティティオス。もう~~こんなに怪我して~~~。ちょっと待ってね、、、アナティクシ」
と、すーっと痛みが引いていった。すごいな、、、これ、、、。
「自分の身も大切にね!!あっちの子も怪我してる!?ああ~~もう忙しい!!」
「それでは明日ここで実技試験の結果を発表するぞ。解散!」
「どれくらい氷柱だせばお前の炎を防げるか試させてくれよ!!」
「あ~オリュンポスに入れたらな」こいつどこまでついてくるんだ、、、?そろそろ家着きそうなんだけど、、、
「ボレシスそろそろ家なんだが、、、お前は家帰らないのか?」
「あっ!夢中で忘れてた!今日はありがとう!また明日な!」
「ああ、明日。」なんか、、、犬ってこんな感じなのかもな
「マスティフ、なんか弟子できてたじゃないか」
「弟子じゃないっすよ、あいつがついてきただけ」
「じゃあ、実技試験はいい感じ?」
「まあ、合格できた気がします。」
「いいね~~」目の前でほくそ笑んでいるマスティフの頭をなでる。こいつもまだまだ子供だな。
この2日間こいつについて調べたけど、、、15歳で飛び級で悪魔学校を次席で卒業後そのまま魔王直属の精鋭部隊に従軍。その2年半後退役、、、か。魔王直属の精鋭部隊は悪魔学校のエリート中のエリートだ。
そりゃこの実技試験位は合格できるわな