表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/43

プロローグ②



うわーーー本当にいかなきゃいけねえかなーーー、ニー魔合宿、、、。

あーあ、着いちゃった。魔界転移所。ニー魔合宿所は遠いからこれで瞬間移動するんだが、、、これ嫌いなんだよな、、、めっちゃ酔うし、、、。

「次の方―、マスティフさーん。」

あ、俺だ。仕事したくねーー。

「はい、じゃあそこに立ってください。えーっと、、、転移先はオィットですね。OLI、、、、、、よし。ではでは~いってらっしゃーい。」

「あ、はい、、、。」目の前が揺れ始めた。あれ?なんかいつもより揺れ強くない?

「うわーーーーーーーー」これ、なんかおかしいってーーーー!



「いった、、、」目の前がぐわんと一回大きく揺れて尻を打つ


「おーー、活きがいいのが入ってきたじゃねえか」と目の前に無精ひげのおじさんの顔がピョコッと現れた。


「うわっ!」と驚いて力が抜けて後ろに倒れ込んだ。頭打った。いたた、、、

「お前も残念だなー。若いのにこんなとこ来させられて」

「は、はあ?」えーと、合宿の同じ参加者か?ここはちょいと自己紹介を、、、

「ぼっ、、、」

「おい、早速だが明日が入学試験なんだから一回打ち合わせや説明するぞ」

「にゅ、入学試験?どういうことですか、、、?」

「おい、頭打って何もかも忘れちまったのか?それとも演技か?冗談はこれぐらいにして、、、」

合宿って試験が必要なのか、、、?アノはそんなこと言ってなかったし、、、

「いやー俺もここに来て10年誰もいなかったから、仲間が来てくれて嬉しいよ〜」

「10,10年?!10年もニー魔なんですか?」あまりにもニー魔の先輩すぎる、、、

「ニー魔?何いってんだ?」

「え?僕は今日ニー魔合宿のためにオィットに来たんですけど、、、」

「あれ?もしかしてお前防衛局員のデンビゲンじゃない、、、?」

「僕はマスティフです、、、」ど、どういう事だ、、、

「まじか。これはまずい、まずい。」とおじさんのがス魔ホを慌てて弄りだした

沈黙が流れる。頭の中にはてなが溢れ出す。

「あのーここってどこなんですか?」

「ここはオリュンポスだ。」

「オリュンポス?!あのオリュンポスって神が住んでる?!」

「ああ、そうだ。」

「ま、まずいじゃないですかここにいたら殺される、、、!」

「落ち着け、大丈夫だ。俺はここに10年いるんだ。安心しろ」

「た、確かに?、、、でも何でここにいるんだ、、、ですか?」

「はあー。マスティフ。これから話すことは、魔界と天界の今後に関わるトップシークレットだから絶対他言無用な。」

「はい、、、。」さっきまでヘラヘラしてるおじさんが空気が変わったように真面目な顔になった

「今、天界と魔界で秘密裏に進められてる計画がある。それは、、、。」

「それは、、、?」

「悪魔と神そろそろ仲良くしようよ作戦――!」

「は?」あまりの突飛よしもなくて顔が引き攣る

「すまんすまん。そんな顔すんな~詳しく話すよ。ほら、俺たち悪魔と神は800年ずーーっと争ってるだろ?それに終止符を打とうっていう計画だ。」

「そ、そんなことできるのかですか?」

「ああ、俺は技術開発局に勤めている科学者のティオス。今後ともよろしく。んで、もうちょいでこの争いを解き明かせそうなんだがなー。それでその計画の中核を担う作戦で若い子が欲しいから今回部下を呼んだんだけど、何かの手違いで君を呼んだっぽい」

「は、はあ、、、ていうかそんな大切なこと僕に言っていいんですか?」

「だって君にその作戦をやってもらうからね。」

「ん?何で?さっさと僕を魔界に戻して、部下をこっちに越させればいいじゃないんですか?」

「天界に行くためには転移装置に聖力が必要何だが、ほら俺らが住む魔界に聖なる力などあんまないんだなーこれが。んで、大人一人が転移できる聖力が集まるのは早くて3年。」

「さ、え?つまり僕は3年は帰れないってことですか?」

「そういうことになるな。んでその作戦なんだけど、、、」な、なんだよそれ!帰れない???


「ブルブル」ティオスの手にある携帯が鳴った

「ティオスさーーーーーん!!どうなってるんですか!!!」

「おー、デンビゲン。久しぶりー元気か?」

「元気です!!ってそこじゃないっすよ!なぜかオリュンポスに行けないんすよ!僕!!」

「安心しろ。お前の代わりに来た奴にやらせることにしたから」え、俺に拒否権は?

「本当に大丈夫なんですかそいつ、、、って。マスティフ?!」

俺を知っているのか、、、?

「お前こいつのこと知ってんのか?こいつ有名人なの?」

「はい。僕の悪魔学校の同期で15歳で次席で卒業した天才だから覚えてますよ!まあ僕はパッとしてなかったから知らないと思うでしょうけど。」

「お前優秀だったんだな。」

「ま、まあ、、、。」間違ってはいないが、、、なんか最後の方恨み節が、、、

「じゃあ、上司に報告しといて。」

「え?あ,はい?」と、電話を切った。

「じゃあ、マスティフに頼む作戦は、まず天界の学校オリュンポスカレッジに入学する。

オリュンポスは将来天界の中核を担うような奴がゴロゴロいるんだ。そいつらと仲良くなる。そして神と悪魔が仲良くなったその時に架け橋になる。以上だ!」

「以上って言われても、、、めっちゃ責任重大じゃないっすか!でも俺が学校行って皆と仲良くするより魔界のお偉いさんが天界行った方がいいんじゃないっすか?」

「ここで詳しく言えないんだが魔界と天界の間には特殊な何かがある」

「何か?」

「ああ。それを解明するのは俺の仕事。だからお前も神と悪魔が仲良くするためにも、お願いだ。」

「神と悪魔が、、、仲良く、、、か、、、。」そんな世界できたらいいけど、、、。

「まあ、細かいことはそんな気にしない程度に頑張ってくれよ。」

「はい!」まあ、3年帰れないんだしな!

「返事が良くてよろしいが、オリュンポスに入らにゃ話が始まらん。オリュンポスの高等学習過程に編入するのは志望人数1000人に対して合格人数はいつも5人前後。これから編入試験合格のための天界いろはをたたき込むぞ!」

「因みに試験はいつっすか?」

「明日だ!」

明日!?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ