3話② 聖獣
「キーンコーンカーンコーン」
「お前ら~席につけ。」
「はい。今日の午前は召喚術だ。グラウンドに集まってくれ!」
「はい!」皆がゾロゾロとグラウンドに集まる。
「凄い。Aクラスだぞ」
「やっぱAクラスはオーラが違う感じだな!」や、やばい。なんか場違い感がすごい。でも、、、ちょっと口がニヤけてしまう。
「お、マスティフじゃねえか~」と赤髪の男が駆け寄ってきた。
「タナス!」
「よ、お前さっそくスターストーン手に入れたんだろ?すげえな!」
「ありがとう!ていうか何でBクラスもいるんだ?」
「さあ、俺らもここに来いと言われただけで何も、、、」
「はい。皆さんこんにちは~」と女性が出てきた。
「1年生の召喚術を担当するテミスです。よろしく~、今日は皆さんに召喚術を使って聖獣を召喚し手名付けてもらいます~。聖獣は今後皆さんの手助けをしてくれるパートナー。皆さん今回の授業は気合を入れてくださいね~そして。まず召喚について説明すると、、、
、、、じゃあ、Dクラスから。他クラスはそこで待っててね~Dクラス一番、、、」
「お、マスティフ、いたいた。おはよう」と青髪が視界の端から寄ってくる。
「ボレシス。」
「ボレシス!」
「一日目から暴れたんだろ?」
「ま、まあ。ていうか今回何で一年生合同なんだろうな」
「それは、、、」
「バン!」と目の前に土埃が舞う。なんだ?
「ウワゥ、、、」同級生が召喚した狼が吠えている。
「エピストロフィ。」とテミス先生が前に出て狼が戻って行った
「残念。聖獣は気に召してくれなかったみたいだね」
「まあ、こんな感じで召喚はあっちこっちを壊すからな。もう一度にやって被害を一か所にしようってことだな。にしてもあいつご愁傷さまだな」
「どういう事だ?」
「え、どういうこと?」
「タナス。お前にもう説明しただろ。召喚術で聖獣を出せなかったら今後の召喚術の授業で最低成績しかとれない。しかもこの学校は実力主義。一個でも授業の単位を落とすと即退学。つまり今回聖獣をてなづけられなかったら実質退学ってことだ。」
「え、、、」
「え~こわ!」
まずい、どうやって乗り切ろう。ていうか俺は聖獣を召喚できるのか?どうすれば、、、ていうか俺の聖獣っていうか動物の相棒はもうすでにいるんだよな~
「う~~ん」
「マスティフ、、、?だいっ」
「は~い次Bクラスのみなさ~ん。集まってくださ〜い」
「はい!」
「じゃあ、またなマスティフ!」
「おお、じゃあな~」どうしよう。あいつ呼べるか?ここまで?いやでもあいつと会ったのは1年以上前、、、何してんだろ今?
「やっぱ君はミステリアスだね!」