5話
双葉「この時間って起きていたことないから眠い…」軽くあくびをしながらこちらへ歩いてくる。
唯華「交代ね、美空おやすみ」
美空「おやすみ」
双葉「美空はこの時間起きてるの?」
美空「元々夜行性だから」
双葉「それなのに肌綺麗だよねぇ」
美空「今日は昼も起きてたから少し眠いけど」
双葉「大丈夫?」
美空「うん、少し身体動かせば眠気はなくなる」と言い、身体を軽く動かす。
双葉「無理しないでよー。身体壊しても治療方法とかわからないんだから」
美空「そうだよね、でも、私戦闘とかに参加できないからこれくらいはできないと」
双葉「私もそんなに戦闘にはあまり参加できないけどね」亀の甲羅を撫でる。
美空「まぁ…甲羅堅そうだし」
双葉「ちょっと噛み付くくらい」ふふっと笑う。
美空「私の天使は攻撃をしてくれるかどうかすらわからないから…」上を見上げ、天使を見る。
双葉「一人だけ動物じゃないけど…不思議だよね」
美空「特別感はあるけどこういう時ってあんまり嬉しくない」
双葉「そうなの?」
美空「なんだろ、特別感と疎外感ってセットな気がする」
双葉「それは…あるかも」
美空「こういう世界だと余計に…」
双葉「でもまぁ…大丈夫じゃない?」
美空「そうだといいんだけど…」
花音「交代です」
聖良「双葉も交代や」
双葉「了解、美空いこ」
美空「わかりました」
聖良「お疲れさん」
―
聖良「花音は動き回らないといけないのか」
花音「鳥さん旋回しながらじゃないと」
聖良「大変やな」
花音「少し眠ったから大丈夫」
聖良「そか」