27/29
27話
双葉「大丈夫そう?」
起き上がった亀はコクリと頷く。
双葉「戻ろうか」
―
唯華「あれ?地鳴りが止んだ…?」
そして気づく。
目の前に居たリザードマンが消えていることに。
そして倒れている人間がいることに。
唯華「助かったの…?」
安堵し、胸を撫で下ろす。
―
村で再会する。
双葉「唯華…無事だったんだね」
唯華「ごめん…何もできなくて」
双葉「大丈夫。私も特に何かしたってわけじゃないからね…」
唯華「え?」
―
唯華「何それ。そんなのありなの?」
双葉「ありみたいなのよ…」
亀と狼が戯れあっている。
唯華「そっか…この子達も少し特殊なんだね」
双葉「そうみたいだね」
―
村は大いに賑わった。
女だけの村に男が戻り、喜びに溢れている。
あるものは喜び、あるものは泣いている。
「ありがとうよぉ。助かった」
―
双葉「そういえば腕が片方だけ太い人いなかったなぁ」
唯華「大丈夫だったのかな…」
双葉「リザードマンの時の記憶にないみたいだからね…」
唯華「よかったのかな…」
双葉「次、間違えなければいいんだよ」
唯華「うん…うん…」
双葉「他の子も困っているかもしれない。探しに行こう」
唯華「うん!」




