22話
唯華「マジありえない。再生能力とかチートじゃん」
とりあえず追っては来ていないようだ。
どうしよう、村の人たちが襲われ…てはいないようだ。
唯華「どういうこと?別に危害を加えるわけじゃない…敵じゃないの?」
観察をしているが…村人を襲う素振りを見せていない。
むしろ慕われているような…
―
双葉「やっとまともなところに着いたっぽいけど…」
灰っぽさが気になるが、まだ海の上よりはいいだろう。
久しぶりに地上を歩くと違和感を感じる。
まだ揺れているような…
少し腰を落ち着ける。
双葉「まだ揺れている気がするけど…」
山が破裂する。
双葉「違和感じゃなくて地震だったのか…それに火山って…この島やばそう」
とりあえずこちらへ流れ弾があることはなさそうだ。
一応、離れた場所へ移動をする。
双葉「どうしよ。誰かいないかな」
収まった火山を後目に移動を開始する。
―
唯華「うわ、噴火したよ…遠いけど大丈夫なのかな…」
その時、一瞬声が聞こえた。
『灰を吸うな』
思わず口を布で塞ぐ。
唯華(そりゃ吸いたくはないけど…)
村を出る。
―
確認しなければいけないことがリザードマンについて。
そして火山のこと。さらには仲間がいるかどうか…。
唯華「誰かいないかなぁ」
―
双葉「灰も落ち着いたみたい。はぁ…誰かいないかなぁ」
「誰かいないかなぁ」
双葉「ん?」
声の方へ振り返る。
そこには布で口を塞いでいる唯華の姿があった。




