20話
双葉「うーん…誰もいないなぁ…」
約1日漂流してたどり着いた先には島のような場所があった。
双葉「木の実は食べられるからいいとして…飲み水がないと流石に難しいかな…」
一応、聖良が作ってくれた濾過装置があるものの、それでもちゃんとした飲み水が飲みたい。
亀を持ちながら歩くと疲れる。だが、歩きを待つのも疲れる。
水に入っている間だけ大きかったのか、今はいつも通りの大きさになっている。
双葉「他の子達みたいに運動神経がいいわけじゃないからなぁ…」
辺りを見回しても椰子の木みたいなものしか…
双葉「椰子の実って飲めるんだっけ」
盾を使って木に思い切りタックルをする。
そうすると椰子の実が3つほど落ちてきた。盾でしっかり頭をガード。
双葉「これ…割れるんだっけ?」
軽く盾で叩く。すると簡単に亀裂が入る。
自然の恵みを口にする。
双葉「まず…美味しくないなぁ…」
口は潤うものの、心は潤わなかった。
とりあえず、飲みきり、少し休憩をする。
我慢をすれば飲み物があると考えるだけでも少し心が落ち着く。
飲み終えた椰子の実は亀が食べている。これは環境問題にもいいのかもしれない。
双葉「終わったかな?」
食べ終わったのを確認すると、再び抱っこして歩き始める。
島は見た感じはそんなに大きく感じなかったが実際歩いてみると少し大きく感じる。
浜辺を一周すると結構疲れる。
ただ気になったのが、木の下3分の1くらいまで藻がついてたことだ。
もしかしたら今は干潮で満潮になると結構沈むのかもしれない。
双葉「できるだけ高いところに行きたいけど…木に登るわけにもいかないしなぁ」
とりあえず椰子の実を回収、中心へ歩いていく。
―
双葉「うーん…ここの周りには藻が付いてないから大丈夫だと思うけど…一応1日様子見しないといけないか
な」
盾を反対にしてそこに収まるように眠る。最悪これだったら死にはしないだろう。
亀を抱きながら眠る。
―
潮の匂いで起きる。
どうやら無事過ごせたようだ。




