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SOS

作者:浅沼れん
 政府に見放された町プルトーに住むサクヤは、出向いていたデメルの町で抗争に巻き込まれる。その際に負った傷を癒すため、傷の原因となったトーマの元で過ごし始めた。そして、本来の目的である殺戮装置を探し始めた。少しずつトーマと心を通わせるサクヤだったが、殺戮装置なんか必要ないというトーマの言葉に深く傷ついた様子を見せるのだった。
 そんな中、トーマの弟の墓参りに赴いたサクヤは、刑事のケイジと共にプルトーの家へと帰ることになる。そこにある母の骸の前で自身の胸の内を吐露するサクヤに彼女への態度を軟化させるケイジ。墓参り以来、ぎくしゃくとしてしまったトーマとの仲だったが、プレゼントをきっかけに以前より絆を深めた。
 そんな折、ケイジが殺戮装置の情報をもってくる。それに従い、再び赴いたプルトーでサクヤたちは凄惨な現場を目撃する。しかし、肝心の殺戮装置のことは分からずじまいだった。そのことがきっかけで彼らを危険から遠ざけたいと感じたサクヤは、一人トーマたちの前から姿を消したのだった。
 サクヤが姿を消してから二か月。ようやく足取りを掴んだトーマたちは、殺戮装置が入るという情報の倉庫に赴いていた。そこで再会したのは、以前抗争をした相手のナインだった。彼の罠にかかり、窮地に陥るトーマたち。それを助けたのは、サクヤだった。
 安心するのもつかの間。ナインの明かした殺戮装置の情報に愕然とするトーマたち。そして、それはサクヤとの再びの別れを示すモノだった。
季節は、冬。それぞれの場所で、それぞれの想いを抱いて過ごすサクヤたち。首都へと搬送されるサクヤの乗る飛行船に乗り込んだトーマたちは、彼女との合流に成功する。しかし、安心したのもつかの間。一同の乗る飛行船が湖に向かって沈もうとしていた。歯噛みするトーマたちの姿を認め、サクヤはみんなを助けようと力を解放した。
 飛行船から数か月。無事に日常に帰ってきたサクヤたちは、改めてトーマの弟の墓参りに赴く。そこで、お互いの誓いと絆を確かめ合い、サクヤは感謝を込めて墓に手を合わせるのであった。
~Sword Of Song~
2021/08/12 17:19
~Sowrd Of Song~
2021/08/16 17:03
~Sword Of Song~
2021/09/20 17:36
Sword Of Song
2021/09/26 13:07
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