物詩語「奇跡の夜」No87
夜の闇の中。暗闇の中を縫うように緩やかに歩いていく。
濃密な暗闇の中にいると、私は生きているのか分からなくなる。
時間は有限じゃない。
だけど生き物は無限じゃない。
この夜のように、いつか明ける時が来る。
生き物の小さなの檻の中で、私達は何が出来るだろう?
深い深い夜空を見ていると、私は自分の輪郭が分からなくなる。
空間は有限じゃない。
だけど宇宙は無限じゃない。
宇宙の小さな檻の中で、私達はどこまで行けるだろう?
もしかすると、いつか私達は無限を超えられるかな?
そしたらこの輝く夜空も、見慣れたものになっちゃうのかな。
泣き声を上げた別れも、クリスマスのプレゼントも、苦しみぬいた青春も、みんなみんな見慣れたものになっちゃうのかな?
…その時私達は、なにを無くすのかな…?
…そして、どんななものと出会うのかな?
夜が明けた時、私はなにを無くし、どんな素敵なものを見つけるかな?
奇跡は有限じゃないはず。
私達は奇跡になれるのかな?
それとももう奇跡なのかな?
無限の空間と、無限の時間と、奇跡の光が、美しい世界を形作る。
奇跡の光の中で、私達は何と出会うのかな?
私は恐怖と興奮の中で、夜が更けるのをいつまでも待っている。
お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。
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今日は賑やかな一日でした。
テンションは使い切った!