一日目朝
なにもかんがえずに、ずっとずっとねむっていたい
生まれた事に意味などなく
生きている事に価値などなく
死ぬ事に意味などない
だから自分で作るのです
なんて言葉を何処かで見ました。でも、もう
死にたいなんて思った事はありません。一度も。本当ですよ?
仕事に行くのが面倒くさい
人間関係を円滑に済ますのが面倒くさい
仕事を探すのが面倒くさい
趣味もいつの間にか嫌いになっていた
新しく探すのも面倒くさい
ご飯を食べて、やる気を出して、自分の為に仕事の為に将来の為に頑張るのが面倒くさい
何もしたくない
ずっと、ずっと眠っていたい
悲しみは消えると言うなら喜びだってそう言うものだろう
とある歌
ならば何故僕の中には悲しみと憎しみしか残ってないのだろうか
今までの人生の中で、辛うじてあったはずなんだ
楽しかった事、喜びを感じた事、生きていて良かったと思う事
本当に?
もう記憶があるか定かではないような幼稚園の頃から虐められ
小学校でもそれは続き、自分に自信がなくなっておどおどした様な性格を育み
自分の思うままに過ごしていたら教師に恫喝され
家に帰れば家族に抑圧され
中学でもそれは続き、耐えきれなくなり引きこもり
それ故に対人能力が壊滅的になり、家の中では毎日喧嘩や怒鳴り声に溢れ
自分の部屋に毎日居座られてプライベートを侵される毎日を過ごし
ネットに逃げてもそこに居る人が優しく愛に溢れた人間であるわけもなく
そうやって逃避して過ごしてる間に、僕を虐めた人は、教師は、家族は何かを手に入れ、育み、満足とまでは言わなくとも価値のある人生を送っていたのだろう
友人とか、恋人とか、人として当たり前のような関係を築き、手に入れたり失ったりしたのだろう。もちろんそれは努力あっての物だと理解して居るが
なにもない
僕には
他人に対する憎しみと嫌悪感しか
そんな物を抱えたままどうにか生きていこうと努力し、数度仕事を頑張ったこともある
結局は
失敗した
そうして家に帰れば仕事をしろと詰られて
もう何もしたくない
ずっと、ずっと。眠っていたい
子供の頃は虐められてたと言うある先輩を思い出す
彼には、支えてくれる、寄り添ってくれる、愛する女性が居るそうだ
彼が虐められ、心身ともに堕落していた頃からの付き合いだそうだ
とても、とても羨ましい。僕と出会った頃の彼は心身ともにイケメンな事もあって、末長く幸せに暮らして欲しいと思っている
僕も、何か一つあれば
変われていたのだろうか
まあ、今の心身ともに醜悪な自分を愛する人など絶無だろう
彼はきっと、昔から、心の優しい人間だったのだろう
僕と違って
そうとでも思わなければ
もう、何も考えたくない