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少年になった転移者の自由奔放論  作者: 水無月水歩
第一章 気づいたら少年
7/22

2年後と今の生活(遊び)

少し日にちが開いてしまいました……

たまに何を書いているか分からなくなります。はい。


17/04/17 少年少女達の年齢と学園の入学する歳を変更しました。

 俺に家族ができてから2年ほど経過した。俺は七歳になっていた。自分の誕生日わからないからいつ年取るかわからないけどしょうがない。


 やはり恥ずかしかったので最初のほうは「お義父さん」「お義母さん」と呼べず結構苦労した。今では「義父さん」「義母さん」と呼んでいる。慣れるもんだな。


 それに魔力の扱いも慣れてきた。アイテムリングを確認できるのはもう少し後にしようと思ってる。中に危険なものが入ってたら困るからね。そんなの無いと思っているが念には念を入れている、せっかく初めての家族ができたのだから面倒なことには巻き込みたくなかったからだ。


 あとは二年たったので俺の呼び方が変わったことだ、義母さんは「カイト君」から「カイト」に、シルフィは「かいとくん」が「カイくん」になっていた。おてんば娘が少し落ち着いた感じになったからかな。自分のことは「しるふぃ」から「わたし」に、義母さんのことも「おかあさま」じゃなく「おかあさん」になってたし。なぜ変わったのかよくわからんが


 この村はロク村と言うらしい。この世界にはグレアシム王国、シード王国、ヴィレッジ王国の三つの王国とバルザム帝国があって、その周辺に小さな町や村があるそうだ。


 ちなみにロク村はシード王国の辺境に位置する村だ。みんな親切で助け合って生活していて男たちは木を伐りに行ったり魔物を討伐しに行ったりしていた。辺境にある村は時々魔物が出るそうだ。大抵は小型の魔物ばっかりで、たまに中型が出るらしい。


 まあそんなこんなでこの二年間平和に遊びながら気ままに暮らしていた。


「あ、カイくんいた!」


 色々と振り返っていたらシルフィに見つかってしまった。


「げ、見つかった……」


 今何をしてるかというと……


「やっと見つけた!つぎはカイくんの番だからねー!」


 実はかくれんぼをしているのです。暇だったから村の子供を集めて元の世界の遊びを試しにやったらみんなハマってしまってしょっちゅう鬼ごっこだのかくれんぼだのやっている。よく飽きないものだな。


「おーい、今度は絶対に範囲からでるなよー!」

「わかってるもーん!はやく集合してね!」


 たまにルールを忘れるやつがいてみんなで夕方まで探してやっと見つけて親に叱られるというパターンがある。なんで忘れるんだよ。


 ちなみにシルフィもそのうちの一人だ。


 怒った義母さんはすごく怖かった……恐ろしかった……見たら目が一番怖い、義父さんなんか目に義母さんが映らないようにしてたほどだ、うん。どの世界でも母は強かった。


「あ、カイト見つかったのか!」

「え?ほんとだ!」


 集合場所に戻ったら参加している5人がいた。みんな見つかったのか。


「なんでシルフィだけカイト見つけられんだよ!」

「なんでって……なんとなく?」


 今文句を言ったのはこの中で一番年上で9歳のローレンという少年だ。あとのメンバーはローレンの妹で7歳のレイネ、双子で9歳のアクラとミラ、8歳少女のラピアだ。


 ローレンはこのメンバーのリーダー的存在で、たまに暴走することがある。妹のレイネはその暴走に巻き込まれて迷惑なんだろうが兄妹仲は悪くない。


 双子の……ちなみにアクラが男でミラが女、双子なだけに見た目がそっくりで最初はどっちか分からなかったが性格が違い過ぎるので慣れるとわかるようになる。アクラが好奇心旺盛で動いていないと落ち着かないアウトドア派で、ミラが物静かであまり動きたくないインドア派みたいな感じだ。


 ラピアは無口だがそのせいでミラよりお姉さんみたいでいつも優しく、ケガした時などに手当してくれる。


「俺たちはどうやっても見つけられないのに!」

「知らないよ?わたしだってなんとなくだもん」


(ほんとになんでシルフィにだけいつも見つかるんだろう……)


 俺は隠れるのは上手いほうなのにシルフィには見つけられる……なんでなんだ?


「はやく次やろうよ!」

「えぇー……もう帰ろうよー。外暗くなってきたし……」

「まだ大丈夫だって!あと一回だけだからさ!」

「そうだよ!まだできるって!」


 外が暗くなってきたからミラは帰りたいようだ。今の時間は18時くらいだから暗くなってきたところだが元気すぎるローレンとアクラが遊び足りないみたいでミラをどうにか説得?している。


「俺は来年学園に行くからもっと遊びたいんだよ!」


 子供は10歳になったら王国にある学園に通うことになるらしい。当然、辺境にあるロク村から通うのは無理なので学園寮に住まないといけない、そうすると村に帰ってくるのは長期休みの時だけになってしまう。だからその前にもっと遊びたいとローレンは言っているのだ。


「う、……わ、分かったわよ……」

「よっしゃ!」


 ローレンにはなぜか弱いミラ……きっとローレンが好きなんだろう……畜生!


「じゃあ始めようぜ!鬼は……順番でカイトだな!」

「はいはいわかったからさっさと隠れろよ」

「行くぞみんな!」


 俺も疲れたから帰りたかったんだけどな……精神年齢18歳だからね、子供じゃないから疲れたんです。


「……さんじゅう!……探すのめんどくさいな……あ、」


 早く帰りたいから今まですっかり忘れていたスキルを使ってみようと思った。俺は索敵Ⅴを持っているので勝ち確定だよね。


 ステータスと同じように頭の中で「索敵」と思い浮かべた。(制限Ⅰ)がついているので1メートルほどしか探せないか……


「まあかくれんぼだし、それぐらいで十分か」


 範囲内にいるとわかれば探しやすいのでⅠくらいが丁度いいと思った。


「早いとこ見つけて帰りましょうか」


 






 それから10分後、みんな見つけたので解散したがローレンが不機嫌だったのは気にしないでおこう。

 


 

次は登場人物Ⅰを投稿予定です。

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