初めての夜、初めてのステータス確認
主人公視点で行きたいと思います。
たまに主人公以外の視点があるかもしれないです。
言語理解のスキルを追加しました。
16/12/25 スキルを調節、変更しました。
17/04/08 ステータス表示を変更しました。
俺が異世界に来てから初めて夜になった。
明るかった時は歩いて移動した。体が小さいからスピードでないし、体力だってないのでそこまで進めなかった。異世界だし、魔物とかでてきたら人生積み状態になるとも思っていた。まだ一回も見てないのは運がいいのだろうか?
魔物以外の動物は普通にいた。変な鳥、おかしな色の鳥、でっかい鳥も飛んでいた。……ここ鳥しかいないんじゃないの?ってくらい鳥しか見てない。
さっきも言った通りこの体じゃ行動時間にどうしても制限がついてしまう。なので早めに夜を明かすための準備をした。食料の果物や木の実と寝るための草集めたりした。果物や木の実を集めるときは鳥が食べていたのと同じ種類のものを集めた。鳥が食べれるなら多分食べても平気だろうという安直な考えで集めた。リンゴもどきとか見たとき美味しそうと思ったのは内緒で。
これだけだと少なすぎるが今の体じゃあこれが限界だった。俺も物足りなと思うほどだ。
幸いにもこの森は暖かい気候なのか夜は凍えることはなさそうだ。
だが暗いと心配になるので頑張って火を起こしてみた。原始的な方法だけど木の板に木の棒をこするあれをやった。結果的に火はついた。……めっちゃめんどくさいが。
ちなみに小さい洞窟みたいな場所を見つけたのでそこにいる。雨とか降ったら風邪をひいてしまう。
準備はできたから色々と確認していこう。
「こういう異世界転生・転移もののラノベはステータスが見れたりするんだよね。ゲームの世界にきたなんて話はいくつもあるからそうだったらいいな」
と、いうわけでステータスを見てみたいからそれから始めようかな。
「(言葉にして言えばいいのかな?)」
そう思い息を吸ってドキドキしながらこう言った。
「ステータス」
……
しかし何も起こらなかった。
「(出てこない、失敗した。これじゃないのかな?なら、頭で唱えればでt……あ、でた)」
目の前に白いウインドウがでてきた。
「さて、俺のステータスはどうなってるかな?」
俺は少し期待をしながらでてきたステータスを見た
恢斗 男 5歳
人間
LV 1
体力 20/20
魔力 10/10
物攻 8
物守 6
魔攻 8
魔守 7
敏捷 8
運 1
「……まあこんなもんだよな、世間一般はどうだかしらないが」
どうやら俺のステータスは普通みたいだ。運が低い気がするが気にしない
「次はスキルとか見れないかな?何かあるかもしれないしね」
さっきより期待しながらステータスと同じように「スキル」と頭の中で唱えてみた。
「べっ別に期待なんてしてないし?期待……なんて……?」
独り言を言っている俺はスキルをみて驚いた。
恢斗 男 5歳
<適正属性>
火 水 風 雷 土 光 闇 無
<スキル>
[属性魔法] 火Ⅹ(制限Ⅰ) 水Ⅹ(制限Ⅰ) 風Ⅹ(制限Ⅰ)
雷Ⅷ(制限Ⅰ) 土Ⅷ(制限Ⅰ) 無Ⅹ(制限Ⅰ)
闇Ⅵ(使用不可) 光Ⅵ(使用不可)
[固有魔法] 氷Ⅹ(制限Ⅰ)
[特殊魔法] 回復Ⅹ(制限Ⅰ) 付与Ⅹ(制限Ⅰ)
空間Ⅹ(使用不可)
[属性耐性] 火Ⅴ 水Ⅴ 風Ⅴ 雷Ⅴ 土Ⅴ 光Ⅴ 闇Ⅴ 無Ⅴ
物理耐性Ⅴ 状態耐性Ⅴ 言語理解Ⅴ 学びの才Ⅴ
交渉Ⅲ 鍛冶Ⅲ 調合Ⅲ 製造Ⅲ 器用Ⅳ
索敵Ⅴ(制限Ⅰ) 隠蔽Ⅳ(制限Ⅰ) 隠密Ⅱ(制限Ⅰ)
変装Ⅱ(制限Ⅰ) 剣使いⅩ(制限Ⅰ)
念話Ⅱ(使用不可) 再生Ⅲ(使用不可) 限界突破Ⅰ(使用不可)
千里眼Ⅱ(使用不可) 鑑定Ⅲ(使用不可)
「は?」
そこには様々なスキルが表示されていた。
「(なんだよこれ……。使用不可とかあるけど完全チートじゃんか……ふざけてんのかこのスキルどもは!多分(制限Ⅰ)っていうのは今はⅠってことか)」
半ばあきれながらそのスキルをジッと見ていた。
ジ~~
「……」
「……ん?あれ……このスキルの並び順はどこかで見覚えがあるような……?」
俺は記憶を探って考えてみた。
「……あ!このスキルは「マジック・マシナリィ」の俺のキャラのスキルと全部一致してんじゃんか!」
そうだとわかると自然と嬉しくなった。
「やった!魔法使えんじゃん!無双できるんじゃないか!?」
その考えはチラッと見えた俺のステータスを見てすぐに崩壊した。
「そうだった忘れてた……俺はLV1だからMPが全然ないからそんなことできない……!」
膝と手をついて俺は落ち込んだ。
……しばらくして気を取り直して今後の目的を決めることにした。
「……とりあえず次は人に会わないと……今の俺は才能はあるけど全然使えない役立たずと同じだからな……」
食事を終えてゆっくりしていると眠気が襲ってきた。
「ふぁ~~もう寝ようかな……」
小さな子供の体なので疲労は溜まっているみたいだ。
「明日のために今は休むか、考え事は明日にすればいいしね」
そうして俺は草の上に乗り眠り始めた。
「(……寝てる間に襲われたりしないよね?大丈夫だよね?)」
そう不安になりながらだが……
何万文字を毎日投稿している方はどうやっているのか不思議でしょうがないです(´・ω・`)