表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年になった転移者の自由奔放論  作者: 水無月水歩
第一章 気づいたら少年
10/22

スキル実験などするよⅡ

せーふだよね?宣言通りにできてるよね?

 家を出て走ってシルフィのもとへ向かう途中でふと思いついた。


「……隠密使ってる状態で動物とかに近づけるのかな?」


 人相手に実験するのはいいけど人以外の生き物にも使うかもしれないし試したほうがいいのかな?


 思い立ったらすぐ行動に移すのが俺の行動指針なのでやってみることにした。やらないでおくよりはやっておいたほうがいいだろうしね。


「……どこかにいないかな、魔物にはしたくないからなぁ…………そうだ!ヘートおじさんのとこに行こう!」


 ヘートおじさんはこの村で乗合馬車を営んでいる高齢のおじさんだ。乗合馬車に必要な馬を何頭か飼っているのでその馬にしよう。ヘートおじさんと馬には悪いけど俺の実験台になってもらうぜ!



***



「ついた」


 ヘートおじさんのところに着きました。馬どこにいるんだろう?


「おー」


 少し探したら馬は柵で囲まれたとこにいた。ヘートおじさんは疲れたのか木にもたれかかって眠っている。


 俺は隠密を発動させて、足音を立てないようにこっそりと近づいた。20m……15m……と段々近づいていったが……


「ブルルッ!」

「あ」


 あと10mになるかならないかぐらいで馬がこちらに気づいて、鼻を鳴らしながらどこかに走っていってしまった。


「やっぱり動物とか鼻の利くのには効果が薄いのか……」


 鼻が利く動物や鼻のいい獣人系の人にはあんまり使えないみたいだ。まあ、それがわかったからいいか。実験とは成功しなくてもいいのだから。


「さて、シルフィのところに行こうかな」


 俺は再び走り出した。




◇◇◇




 カイトがシルフィのところへ走っている頃……



 シルフィ達はいつもの場所に集まり何をするか話し合っていた。


「なあ、今日はなにをするんだ?」

「そうだなぁ……また鬼ごっこでもするか?」

「え……私疲れるからあまりやりたくない……」

「そうだよ!最近かくれんぼと鬼ごっこばっかりじゃない!」

「シルフィの言う通りだよ!お兄ちゃん!」


 ちなみに上からアクラ、ローレン、ミラ、シルフィ、レイネの順だ。ラピアは話に入らないでしゃがんで近くにある花を見ている。


「そうなんだよなぁ、楽しいけど他のこともしないと飽きちまうしなぁ……」

「なら久しぶりに森に行ってみる?最近行ってなかったし」


 カイトがかくれんぼや鬼ごっこを提案する前は森に行って遊んでいた。もちろん森の奥にはいかないで、村が見える範囲で木に登ったりしていた。


「森?いいんじゃないの?」

「……それなら私もそれでいいよ。……アクラはたまにいいこと言うね」

「ラピアお姉ちゃんも森でいい?」

「(コクコク)」


 実をいうとミラは森に行くのが好きなのである。家から図鑑を持って行ったりして調べるのが好きなのだ。ラピアも花とか植物が好きなのでミラに付き添っていくことがある。


「よし、決まりだな!」

「そうだね、それじゃあ行こうか!」

「「「「おー!(……おー)(コクコク)」」」」


 シルフィ達は森に向かって歩き始めた。

 

続きは来週中に投稿できれば二回したいな……(´・ω・`)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ