プロローグ
初投稿です。短くてすいません。
心臓バクバクでやばいです。
読みづらい、つまんない、と多々あるかもしれないですが。今後ともよろしくお願いします。
投稿ペースは不定期になります。失踪はしないようにしたいです(笑)
「よっしゃ! コンプリートだぁー!」
そう言いながら椅子にもたれて体を伸ばした 小鳥遊 恢斗は嬉しそうにニコニコと顔文字でありそうな顔をしていた。
恢斗がやっていたのはVRMMOのRPG「マジック・マシナリィ」というゲームだ。
このゲームは異世界が舞台で機龍、機獣という装備をまとって戦うのである。異世界らしく魔法もあるので、ファンタジーが好きな人や機械やロボットが好きな人が大勢プレイしていた。結構人気があって、その理由がアバターをキーボードで動かすのではなく、自分で好きなように動けるのだ。いわゆるフルダイブ技術をつかっている。VRだからあたりまえか。
「そういえば最初はこれやりたくて頑張ったっけ…」
昔、恢斗はこのゲームのことを友達から聞いてやりたいと思った。
だが、恢斗は物心ついた時には親がいなかったため孤児だった。孤児院で自分と同じ境遇の仲間達と孤児院を営んでいる先生で楽しく生活していた。
当然ネット環境もない、それに加えて孤児院はその時お金があまりなかった。
恢斗は諦めたくなくて必死で先生に頼み込んだ、最初は何度も断られたが何度も頼み込んでいたら、
「三か月間毎日手伝いをしなさい。一日でもやらなかったらこの話はなかったことにします。いいですね?」
と言ってくれた。三か月は短いと思うが、恢斗はサボり癖があり、しょっちゅう孤児院の手伝いをサボっていたので恢斗にとっては厳しい条件だった。
だが恢は一日も忘れることなく手伝いをし、念願のネット環境を手に入れたのだ。
「次はどうしようか…」
恢斗は毎日ゲームをしていたら、Lvはカンスト、スキルポイントも振りおわり、キャラクリエイトは完了していた。ギルドという団体チームも作り様々なイベントで活躍し、誰もが知っているトッププレイヤーだった。
そんな恢斗はアイテム収集に力を入れるようになった。アイテムはどんなにあってもいい、足らなくなったら困る時が来るし、アイテムが足りない仲間にわたすことができる。という理由からとりあえず全アイテムのコンプリートを始め、今しがたそれが終わったのだ。
「よし、回復アイテムのカンストを目指そうかな、必需品だしね。」
そしてゲームを再開しようとしたところでチラッと時間を見た。
「え、もうこんな時間か。うーん、さすがにやり過ぎたかぁ~…しょうがない、もう寝るか。」
ハードの電源を切り、相部屋の友達を起こさないようにしながら自分の布団の中に入った。
「なんかいつもよりすげぇ気持ちよく寝れそうな気がする…」
そんなことを言いながら恢斗は眠りに落ちていった。
「チュチュン」
「……」
「チュチュン!」
「…………」
「チュン!」
コツン!
「痛ぇ!」
急な頭への衝撃により恢斗は目を覚ました。
「なにすんだよこの鳥野郎っ!!……て、あれ?どうして俺が森なんかにいるんだ!?昨日は布団に入って寝たはずなのに!?」
気が付けば恢斗は見知らぬ森の中にいた。
新しいパソコンって文字変換するのめんどくさいと改めて思った(;´・ω・)