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こけ  作者: アリペ2世
3/6

赤井さん

 いつもより人が多い。

そんな気がする。

やはり昨日何かあったのだろう。


「おはようございます。」

「おはようございます、赤井さん。」

反射的に返す。

「昨日何かあったんですか。」


 赤井さんとは3ヶ月前までは赤の他人だった。

私は新献社という出版社に勤めているのだが、そこで「enjoy works」という主に会社の紹介や、求人情報などを扱う雑誌の「グッジョブ! 青年よ野望を抱け」という記事を担当している。

 簡単に言えば、話題性のある会社で働いている、これから働き盛りな若者を紹介するという企画で、農業をするために郊外へ引っ越してきた元サラリーマンや、夢を叶えたアニメーターなどを紹介してきた。

 上司の知り合いが、海外の企業とも契約しているという町工場で働いていて、この企画で取り上げることになった。そして、上司が「生きの良い若者をよろしく」と言ったところ、紹介されたのが彼だった。

 私は分からなかったが、彼の方は私に見覚えがあったらしく、そこから見かければ挨拶をするような仲になった。 

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