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こけ  作者: アリペ2世
1/6

回想

 音が聞こえてきた。


先週にも聞いた音。だが、私は4年前のことをつい思い出してしまう。

 

 近づいてきている、少しずつ音が大きくなってきた。

うちの前を通り過ぎるかも知れない、少し窓から覗いてみようか。

窓なんて最近ほとんど開けなかったから滑りが悪い。

 赤い光が目に入ってきた。

ん。止まった、あの時のように。

・・・隣のマンションかもしれない。

少し騒がしくなってきた。

寒いからそろそろ戻ろう。


 1分ほどすると男の怒鳴り声が聞こえてきた。

救急隊員であろう。野次馬のものと思われるどよめき、車のトランクを閉めるような音、そして再びサイレン。

私は思わず部屋の入り口に目を向けてしまった。

 美樹が倒れていた場所。

キッチンに向かっていたのだろう。エプロンを着

て、カボチャポタージュの作り方が書かれたメモを持っていた。


私はとっさに動くことができなかった。

しばらく美樹の体をゆすり続けていた。

そして次に実家へ電話をした。

早く救急車を呼べと怒鳴られた。

家についてから20分も経ってから私は救急車を呼んだ。

永遠にも思える10分が経ち、ようやく救急車が家にきた。

早く早くと何度も救急隊員を急かした。

病院に着き、運ばれていく美樹に私は声をかけることができなかったし、次に美樹と会ったときには顔を直視することができなかった。

それから私は長い間泣き続けた。






短いのは作者が忙しくて飽きっぽいからです。

気が向いたら続きもがんばります。

まあ見てくれる人なんていないかもしれないけど。

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