表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/24

俺はイレギュラーな存在だった?

俺はおっさんに連れて行かれギルドマスターがいる部屋に向かっていた。

あれ鏡がある。そういえば自分の顔すら確認してなかったな。もしかしたら神様らしき人のご厚意でイケメンになってたり...

しなかった。良くも悪くも前世と全く同じ顔だった。


せめてサービスでちょっとはかっこよく転生させてよぉぉ!

俺の心からの嘆きは虚しく心に響くだけだった。


そしてギルドマスターの部屋についた。

ってかいくらなんでも部屋遠すぎだって!歩いて30分かかってますけど⁉

おっさんは遠慮なく扉を叩いた。


「おい、ギルドマスターさんよ。ステータスがおかしい人を連れてきたから見てほしいんだが。」


やっぱりステータスのせいかぁぁぁ。

神様らしき人よ、そこはステータスがわからなくするとかしといてよぉ。


すると部屋の中から声が聞こえた。


「入っていいですよ。」


そして俺はおっさんにつられて部屋に入った。(ちなみにおっさんは部屋の外で待機)

部屋の中で座っていたのはこれまたガタイのいいおっさん...ではなく虚ろ気な目をしている黒髪美人の女の人だった。


なんで?ふつう逆では?


「私はギルドマスターのエレシアです。ではそこのあなた。こっちにきてこの水晶に手をかざしてください。」


いやここでこのシステムなの⁉やけにハイテクなあれは使わないの⁉


とにかく言うことを聞かないとこの部屋から出してもらえなさそうなので水晶に大人しく手をかざした。

するとエレシアさんは少し目を見開き聞いてきた。


「回りくどい言い方は好きではないので単刀直入に聞きます。あなたはスパイかなにかですか?」


なんでそうなるの?


「普通に違いますけど。ただの冒険者になりたい一般人ですけど。」


「本当にそうでしたらあなたのステータスはおかしいです。普通のDランク冒険者でもステータスはだいたい100なんです!それなのにあなたのディフェンスの255はAランク冒険者の数値なんです!」


えっ?Dランクでもそのくらいのステータスなの?そしてディフェンスがやばい数値ということは...神様らしき人ってそこまで俺がすぐ死にそうに見えたの⁉

あとあのハイテクな機械や水晶はスキルはわからないのか。


「じゃぁ冒険者登録はどうなるんですか?」


「えっ。えーーと、普通は登録時のランクはEかDランクですけど特別にCランクで登録させます。いいですか?」


ランクが高くて悪いことは多分ないからいいか。


「いいですよ。」


するとエレシアさんはため息を付いた。


「ですが他の人にはCランクで登録をしたことは、口外しないようにしてください。それをよく思わない人もいるので。ではもう部屋から出ていいですよ。」


それって他の人に言ったら奇襲されたりするってこと?...異世界怖い...


「はい...ありがとうございました。」


部屋から出ると受付のおっさんが心配そうな顔をして話しかけてきた。


「兄ちゃんどうだった?」


いやここに連れてきたのはあなたですよね?


「Cランク冒険者で登録が完了しました。」


「C...まぁあの数値ならそれが妥当か...依頼を受けたい場合はギルドの依頼ボードを確認するといい。Cランクならある程度の依頼は受けれるだろう。」


「そうですね。どんな依頼が受けれますか?」


「うぅん、そうだな。一応経験も内容だし、手始めにゴブリン討伐の依頼とかどうだ?」


それいいかも。ゴブリン討伐異世界らしくていいね。


「そうします!依頼の内容を教えて下さい!」


「あぁ、依頼の内容は近くの農村で農作物をとっていくゴブリン数匹を討伐してほしいというよくある依頼だ。村はここから東に進むと一番最初に見えてくるアテノ村だ。それとこれを。これはさっき兄ちゃんに発行されたギルドカードだ。王都の門番にこれを見せたら通してもらえるから失くすなよ。準備をしっかりしてから行くんだぞ。」


「わかりました。」


俺はギルドを出て食料を買うためにお店に行った。おっさんが近い村って言ってたけど、どのくらい遠いのか異世界で感覚が違っているかもしれないので食料は必要だと考えたからだ。バックパックを買いまぁまぁな量の食料と水を買い(お金は必要経費ということでギルドから貸してもらった)出発した。荷物はステータスが高いから重くはない。


王都の門をギルドカードを見せて通してもらう時、マルトに話しかけられた。


「お、冒険者登録したのか。そんな荷物で大丈夫か?」


食料は持ったし迷子にならなければ食料は大丈夫だろうし、新人冒険者だから心配されてるのかな?


「あぁ大丈夫ですよ。これからアテノ村向かうんです。」


「そこか。じゃぁゴブリン討伐に行くんだな。早死しないように気をつけるんだぞ。」


「俺は運動はできる方なので大丈夫ですよ。」


そう言って俺は東の方へ歩き始めた。王都の周りは本当に村とかも少なく、感覚で1kmくらい歩いてると、前に変な男が出てきた。


「ふふふ。久しぶりだな。俺のことを覚えているか?」


どこかで見た顔だな。あっ、サタンとか言うネーミングセンス皆無な人だ。それにあったの昨日だし。


「俺はお前に邪魔をされて王都に入れなかったんだよ。おかげで依頼も達成できなくて違約金もとられたしどうしてくれるんだ?まぁいい。お前のことを奴隷として売りとばしてやる。」


あっ。これは完璧に悪人だな。そう思った時、頭に声が響いた。


(スキル【法律貫通】が発動しました。この世界で相手への法律はすべて無効化されました。)


えっ?もしかしてそれって今ここでサタンをボコしちゃっても大丈夫ってこと?

罪に問われたりしない?

俺が疑問に思い答えてくれるはずのないのに聞いてみると、


(はい。そうです。)


あれ?今会話できた?俺が驚きまた聞いてみたが、さっきのように答えてはくれなかった。

だけど今はサタンという邪魔者を排除して依頼に行かなくてはっ!


「あっ?なんだ?抵抗する気か?やめとけよ。あのときは俺も油断したが今度はそうもいかねっ...


もちろん言い終わる前に殴った。俺は異世界の要素を早く楽しみたいのだ。むさくるしい男と話す気になれない。俺はサタンをそのままほっといて村に向かって走った。




そこからさらに3kmほど走っていると村がやっと遠目に見えてきた。

村と言っても想像していたより比較的小さめの村で、畑が面積のほとんどをしめていた。畑でちょうど農作をしていたおじいさんに話を聞いてみることにした。


「あの、依頼を受けてきた冒険者ですけど。」


「あの依頼を受けてくれたのか。ありがたい。最近は新人の冒険者でもゴブリン討伐みたいな小さい依頼を受けてくれなくなったのじゃ。」


つまり俺は売れ残りを押し付けられたと。だけど今はそんな事を気にする必要はない!依頼をこなすだけ!


「なのでゴブリンがまとまって住んでいる洞窟に行ってゴブリンを討伐してほしいのじゃ。一匹だけ倒しても他のゴブリンが来るからの。」


「わかりました!その洞窟はどこにありますか?」


「この村のすぐ近くじゃよ。その道を真っすぐ行けばすぐじゃ。」


初めての依頼!初めての異世界らしい要素!(スキル発動の件は含めない)完ぺきにこなしてやる!


俺はそう意気込んで洞窟へと向かっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ