始まりの敵
ここは、音ゲーが教育としてある世界。
勉強もすべて音ゲーだ。
しかし、こんな世界でも生活は成り立っている。
皆が音ゲーのトップを目指して日々頑張っている。
これは、とある男が音ゲーで天下を取る物語である。
私立音真高校の入学式、たくさんの生徒でにぎわっていた。
この高校は市内でもトップを争うほどの高校である。
偏差値は78!当然勉強ができないとこの高校には入れない。
なぜゲームしかしていないのにこんなに頭が良いのだろう
答えは簡単、すべての子どもが小さいころから英才教育を受けているからである。
小学1年生で高校の数学は終わらせているレベルだ。
だから、この世界が成り立っているのも納得がいくだろう。
「これから、第31回私立音真高校入学式を始める」
「まず初めに、入学模試で学年1位を取った生徒に入学挨拶をしてもらう」
「ざわざわ・・・誰だろう?」
騒ぎ出す生徒たち。司会の生徒が気にせず司会を続ける。
「1年2組主席番号5番、神川風音」
「はい」
凛とした声で一人の生徒が返事をする。それを他の生徒が一点を凝視する。
一人の男がゆっくりと壇上に登っていく。そしてゆっくりと深呼吸をする。
まだ、この男の物語は始まったばかりだ。
入学式が終わり各教室はにぎわっていた。
そんな中、風音は一人譜面確認をしていた。
すると突然、一人の男子生徒が
「おい見ろよ!学年1位と2位が同じクラスだってよ」
風音は動きを止めた。その男に興味を持ったからである。
するとその男が近づいてきて
「やぁ。君が学年1位の神川君だね?僕は学年2位の四月一日紫龍。よろしくね♪」
「あぁ、よろしく」
周りから見るに、明らかにこの二人が火花を散らしていた
そして、風音は思った。
「まず、この男から倒してやる」と。
この度は、音ゲーはこの世のすべてを読んでいただきありがとうございます。
私自身音ゲー大好きで、こんな世界があったらいいなぁという思いで書かせていただきました。
最後に、面白ければ、ブックマーク、評価をよろしくお願いします。