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一年前の貴族院 その2

 四の鐘が鳴りました。学生達が少しずつ教室を出て行きます。帰り支度をしながら他の学生が出て行くのを待っていたわたくしは、オルトヴィーン様がこちらを一度振り返ったことに気付きました。目が合うと、彼は背を向けて歩き出しました。


「ハンネローレ様、ヴィルフリート様。帰り支度が済んだのでしたら、お二人も早くお戻りなさいませ」

「エグランティーヌ先生……。あの、わたくし、ヴィルフリート様と少しだけお話があるのです。少しの時間だけ見逃してくださいませ」


 オルトヴィーン様の時は、講義中に話をすることさえアナスタージウス先生が見逃してくれていました。ですから、講義の後ならば特に問題なくヴィルフリート様と二人きりになれる、とわたくしは何となく考えていたのです。


 けれど、わたくしがお願いすると、エグランティーヌ先生は明らかに困った顔になって、明るいオレンジ色の瞳でわたくしとヴィルフリート様を見比べました。それから、頬に手を当てて少し考え込み、「ハンネローレ様のお心に添えなくて残念ですけれど、それはできません」と静かにおっしゃいました。


「ハンネローレ様、わたくしは貴族院時代の講義中や講義の前後にアナスタージウス様から声をかけられていました。当時はわたくしが領主候補生で彼が王族だったことから、逃れることも拒否することも難しかったのです」


 講義中に意中の方を口説いていた経験を持つアナスタージウス先生はオルトヴィーン様の言葉に退きました。逆に、王族から講義中、講義前後に口説かれていたエグランティーヌ先生は同じ状況が自分の教室で起こることは「教師として見逃せません」とおっしゃいます。


「ハンネローレ様が大領地の権力でエーレンフェストに無理強いをしないように、教室でお話しするならば教師であるわたくしが同席させていただきます。わたくしがいると口にできないような内容でしたら、今すぐに教室を出てくださいませ。従来のしきたり通りに側近達も交えてお話できる場所を設けるべきでしょう」


 ……クラッセンブルクはダンケルフェルガーとエーレンフェストが近付くことを警戒している様子でしたから、そちらも理由の一つでしょうね。


 わたくしは予想外の状況に少し困ってしまいました。エグランティーヌ先生のお言葉は正しいのでしょう。けれど、正直なところ、わたくしは面倒なことになったと思わざるを得ません。まさかエグランティーヌ先生の見ている前でヴィルフリート様に想いを告げることになるとは思っていませんでしたから。

 わたくしの内心の葛藤を知らないヴィルフリート様、はにこやかにエグランティーヌ先生の同席を認めました。


「私はハンネローレ様がエーレンフェストに対して無理強いするようなことをおっしゃるとは思っていません。ですが、エグランティーヌ先生が気になるならばどうぞ同席してください」

「恐れ入ります、ヴィルフリート様。ハンネローレ様、わたくしが同席してもよろしくて?」


 エグランティーヌ先生が最後の確認だと言わんばかりにオレンジの瞳でじっとわたくしを見つめます。ヴィルフリート様への告白を止める方が良いのかどうか、わたくしは少し悩みました。しかし、ここで諦めて教室を出ることを選択することはできません。

 ダンケルフェルガーからエーレンフェストに無理強いするような内容の話をする予定だった、とヴィルフリート様に思われることになります。また、側近達が神経を尖らせている今、この機会を逃せばヴィルフリート様と話をする時間さえなくなるでしょう。


 ……前回はケントリプスやオルトヴィーン様が同席する中で想いを告げたのですもの。それに比べれば……。


 エグランティーヌ先生がいたとしても、前回とさほど変わりません。想い告げてくれた者達の前でヴィルフリート様に求婚したことに比べれば心が重くなることはありません。わたくしは胸元を押さえ、ゆっくりと呼吸を整えて、目でヴィルフリート様との距離を計りました。


 ……少し遠いかしら?


 けれど、ヴィルフリート様は完全に油断しています。エグランティーヌ先生がこちらを少し警戒しているように見えますが、この立ち位置ならば負けません。エグランティーヌ先生がわたくしを制止したり、ヴィルフリート様に助力したりするより、わたくしがヴィルフリート様を押さえ込む方が速いでしょう。


「わかりました。同席してくださいませ」


 わたくしが頷くと、エグランティーヌ先生は少しだけ安堵した顔になります。エグランティーヌ先生がニコリと笑い、ヴィルフリート様の意識がそちらへ向いた一瞬を見逃してはなりません。わたくしはヴィルフリート様に飛びつき、可能な限り速く彼の足を払って重心を崩しました。


「は?」

「ハンネローレ様!?」


 ……そういえばヴィルフリート様はダンケルフェルガーの求婚をご存じなかったのですよね?


 前回、ヴィルフリート様はダンケルフェルガーの求婚についてご存じなく、オルトヴィーン様とケントリプスから説明されていました。二人がいない今、わたくしが自分で説明する必要があるでしょう。頭の片隅でそのようなことを冷静に考えながら、ヴィルフリート様が頭を打ってひどい怪我をしないように一度強く引き、できるだけ痛みがないように押し倒すと、そのまま押さえ込みました。驚きに目を丸くしているヴィルフリート様の深緑の目がよく見えます。


「これはダンケルフェルガーの女性が父親の意向に背いて、意中の相手との縁を得るために行う求婚です。ヴィルフリート様、わたくしに結婚の条件をくださいませ」


 ヴィルフリート様が起き上がれないように完全に押さえ込み、わたくしは自分の想いを伝えました。説明もしたのですが、ヴィルフリート様はやはりわけがわからないというように目を何度か瞬き、「……は?」と呟きます。


「もう少し説明が必要でしょうか?」


 オルトヴィーン様とケントリプスがどのようにヴィルフリート様に説明していたのかを思い出していると、エグランティーヌ先生がひどく動揺した顔でわたくし達を見下ろします。


「ハンネローレ様、領地外でその求婚が通じる方は少ないですし、そのように求婚されて結婚を決意する殿方はいらっしゃいません。ダンケルフェルガーの求婚は普通ではないことを自覚してくださいませ」

「え? 押さえ込まずに、ですか? では、他領の女性はどのように意中の男性に求婚するのでしょう?」


 他領では押さえ込んで条件をいただくわけではないようです。ならば、他領の女性の求婚方法を知る必要があります。前回のケントリプスもオルトヴィーン様もそのような方法は口にしていませんでした。

 わたくしの質問にエグランティーヌ先生は少し遠い目になりつつ、教えてくれます。


「言葉や贈り物などを通して自分のいと求婚してほしいことを伝え、それから、殿方に求婚していただくのです。女性から求婚はいたしません。あくまでも求婚は男性から行うことです」


 押さえ込むことはなくても、何かしら女性からの求婚する方法があると思っていました。けれど、ダンケルフェルガー以外では女性からの求婚自体が行われないそうです。


 ……何ということでしょう。存じませんでした。


 相手を押さえ込んで条件を得、それを達成すれば結婚できるという方法は、己の本気度と根性が試されるため、とてもわかりやすくて良いと思います。これから他領の女性にも流行として広げた方が良いのではないでしょうか。


「ハンネローレ様、まずはダンケルフェルガー式の求婚を止めましょう」


 エグランティーヌ先生にそう言われ、わたくしはヴィルフリート様の上から退きました。ヴィルフリート様もゆっくりと起き上がります。じりじりと少しずつヴィルフリート様がわたくしから距離を取っているのがわかりました。


「あの、大変失礼とは存じますが、ハンネローレ様は本気で私に求婚したいとお考えなのですか? 去年のディッターの話し合いは済んでいると思うのですが……」


 驚いているというよりは訝しんでいるような表情になったヴィルフリート様に、わたくしは前回と同じように言葉を重ねます。


「はい。わたくしはヴィルフリート様との婚姻を望んでいますし、ヴィルフリート様にも望んでほしいと思っています」


 けれど、ヴィルフリート様は、わたくしが記憶している嬉しそうな素振りを見せることは全くなく、むしろ、迷惑そうな顔になりました。


 ……何故これほど反応が違うのでしょうか?


 わたくしにとってはたった一日の差ですが、あまりにもヴィルフリート様の反応が違います。「一年前ならば」とおっしゃっていたのに、反応が芳しくないことを不思議に思っていると、エグランティーヌ先生が頬に手を当てて困惑の表情になっていました。


「ハンネローレ様、婚約者が臥せっている時にそのような想いを聞かされてはヴィルフリート様がお困りになるのは当然でしょう?」


 その言葉にヴィルフリート様が安堵した様子を見せて頷きました。わたくしは一年前のヴィルフリート様の状況を思い出して、「あ」と声を上げました。そうです。実質は婚約解消がされていますが、わたくしはそれを知らないはずなのです。


 ……何か言い訳が必要です。どうしましょう?


 少し考えたわたくしは、ローゼマイン様と王族が近付いた時期を思い出しました。


「……でも、ヴィルフリート様とローゼマイン様の婚約は解消されるでしょう? 領主会議中、わたくしは王族の方々やローゼマイン様とご一緒しました。お二人の立場に変化があることに気付かなかったと思いますか?」


 ハッとしたようにエグランティーヌ先生とヴィルフリート様がわたくしを見ました。未来の情報を出さず、上手く誤魔化せたと思います。


「仮に、変化があったことを公表できるようになった時で結構です。わたくしの想いを思い出してくださいませ。わたくしはヴィルフリート様が次期アウブになるための助力は惜しみません」


 その瞬間、ヴィルフリート様は顔色を変えました。血の気が引いた蒼白の顔で、信じられないと言わんばかりにわたくしを見つめます。その目に好意的なものは全くなく、どちらかというと敵意と警戒が浮かんでいました。胸元にあったヴィルフリート様の拳が強く握られて、小刻みに震えています。


「ローゼマインが何か余計なことを言ったのですか?」

「何かとは何でしょうか? ローゼマイン様は領地内の詳しい事情はお話しできないとおっしゃいましたけれど……」


 様々なお話をしていましたが、ヴィルフリート様のお怒りの原因に思い当たるようなことはありません。わたくしが首を傾げると、ヴィルフリート様はグッと一度息を呑んで頭を横に振りました。


「何でもありません。ハンネローレ様、大変申し訳ございませんが、私は仮に立場が変わったとしても貴女の想いを受け入れることはできません」

「え?」


 予想もしなかった断りの言葉にわたくしは全身が凍り付いたように動けなくなりました。耳の奥でキーンと高い音が響きます。呼吸が浅くなり、胸が苦しくなってきました。けれど、ヴィルフリート様は怒りを露わにした目でわたくしを睨んでいます。


「私はどのような状況になったとしても、貴女やダンケルフェルガーの力で次期アウブに就くつもりはありません。……お互いの領地のため、このお話は聞かなかったことにいたします」


 あまりにも激しい拒絶に頭が全くついていきません。「一年前ならば」とおっしゃったのは何だったのでしょうか。


「ハンネローレ様のお話がそれだけならば失礼します」


 わたくしの言葉はこれ以上聞きたくないというようにヴィルフリート様はくるりと踵を返しました。明るい黄土色のマントが教室を出て行くのを、わたくしはただ呆然としたまま見送ります。後に残されたのは、立ち尽くすわたくしと、かける言葉を探すエグランティーヌ先生だけでした。


「ハンネローレ様」


 気遣うような柔らかい声がわたくしを呼びました。のろのろと視線をそちらに向けると、深く溜息を吐いたエグランティーヌ先生はわたくしを安心させるように優しい笑みを浮かべます。


「ハンネローレ様、ヴィルフリート様とローゼマイン様の関係が変化することを察していらっしゃったならば、御自分のお気持ちを伝えるのは変化が起こってからにした方が良かったのではございませんか? まだお二人が婚約関係にあると周囲が思っている今はあまりにも時期が悪いと思います」


 ……時期が悪かったのでしょうか? いつも通りに間が悪かったからこの結果になったのでしょうか?


 自分に問いかけますが、答えは出ません。ただ、一つだけ、わたくしにもはっきりと言えることがあります。


「……いくら時期が悪いように思えても、わたくしには今しかなかったのです」


 ヴィルフリート様のおっしゃった「一年前」を真に受け、神の協力が得られたことでわたくしは自分で望んでこの場に来ました。期限はローゼマイン様が糸を繋ぎ終わるまでという曖昧なものです。側近達の協力を得られない以上、ヴィルフリート様とお話ができるのは講義前後だけでした。


「エグランティーヌ先生、大変ご迷惑をおかけいたしました。わたくしも失礼いたします」


 お礼を言って教室を後にしました。




 寮に戻って昼食を摂り、わたくしは隠し部屋に籠もりました。頭が真っ白になった状態では午後の講義へ向かうこともできません。何事にも反省は必要です。


 ……何が悪かったのでしょうか?


 わたくしの意識では、ヴィルフリート様に想いを告げて「一年前ならば」と言われたのは、ほんの一日前のことです。けれど、全く反応が違いました。


「ヴィルフリート様のお返事自体が、ただの社交辞令だったということかしら?」


 わたくしが最初に想いを告げた時、微かに頬を染めたヴィルフリート様が嬉しそうに微笑んだことは事実です。あの時のヴィルフリート様の全てが嘘だったとは思いたくありません。しかし、ヴィルフリート様がおっしゃった「一年前」に、わたくしが想いを告げたら拒絶されたこともまた事実です。


「一年前にわたくしの想いを知っていれば死に物狂いで次期アウブを目指したかもしれないとおっしゃったのに、一年前のヴィルフリート様に想いを告げても次期アウブを目指すつもりがないのですよね」


 今の状況を整理していたわたくしは、ふとローゼマイン様のお言葉を思い出しました。ヴィルフリート様が次期アウブの立場から外れたい。ローゼマイン様との婚約を解消したいと望んでいたというお言葉を。


 わたくしはヴィルフリート様からの肯定的なお言葉が嬉しくて、深く考えないようにしていたようです。ローゼマイン様はあの時「状況が変わったので心境に変化があったかもしれない」とおっしゃいました。


 様々なことが起こり、ヴィルフリート様を取り巻く状況や立場が変化したからこそ気持ちが変化したのかもしれません。一年前の今はローゼマイン様がおっしゃった通りの状況なのでしょう。


「でしたら、ヴィルフリート様の反応が違うことにも納得できますね」


 納得はできますが、疲れ切った溜息を隠すことはできませんでした。結局、神々まで巻き込んだわたくしの行動は何の意味もなかったのです。いえ、どちらかというと状況を悪化させただけと言えるでしょう。


「わたくし、何をしていたのかしら? ローゼマイン様やヴィルフリート様のお言葉の裏をよく見ずに……」


 一年間の変化がなければ、ヴィルフリート様はわたくしの想いを受け入れられない。そして、一年間の変化があれば、お互いの立場や状況が受け入れることを許さない。どうにも八方塞がりに思えます。


「わたくしに変えられることなど何もないではありませんか。……せめて、立場が変わった時に思い出してくだされば良いのですけれど、今日の剣幕では難しいかもしれませんね」


 わたくしはそっと息を吐きました。この後はせめて想いを告げたことがヴィルフリート様の記憶に残るように、ローゼマイン様が糸を繋ぎ終わるまで無難に過ごすことを目的にしましょう。




 目指す方向が決まったことで、少しだけ気持ちを落ち着けたわたくしは午後の講義に向かいました。ヴィルフリート様にはあからさまに避けられていて、挨拶さえすることができません。オルトヴィーン様がこちらの様子を窺うように時折わたくしの方を向いています。わたくしは無理に近付くことは止めて、自席へ向かいます。


「ハンネローレ様、ヴィルフリートと何かあったのでしょうか?」


 振り返ると、オルトヴィーン様がいらっしゃいました。午前中とヴィルフリート様の様子が違うことに気付いたオルトヴィーン様に尋ねられました。わたくしに質問するということは、ヴィルフリート様はわたくしに求婚されたことを黙っているようです。こちらの様子を窺っているヴィルフリート様を見れば、すぐに視線を逸らされました。


 ……聞かなかったことにするとおっしゃったのですから、もう少し上手に取り繕ってほしいものです。周囲から不審に思われているではありませんか。それとも、あの言葉はわたくしの口から周囲に説明してほしいという意味だったのでしょうか。


 わたくしとヴィルフリート様では「聞かなかったことにする」という言葉の意味も違うのかもしれません。領地の違い、常識の違いを嫌というほど実感して、わたくしは不意にエーレンフェストへ嫁ぐことが怖くなりました。毎日がこのような解釈の違いに満ちていて、一つ間違えるとこんなふうにヴィルフリート様の怒りを買ってしまうのでは終始緊張している必要があります。


 ……どのように対応するのがヴィルフリート様のご意志に沿っているのかしら?


 ヴィルフリート様に想いを告げて断られたことなど、自分の口から説明したくありません。周囲の興味を引いている状況にそっと息を吐き、わたくしは答えを待っているオルトヴィーン様を見上げました。


 ……そういえば、オルトヴィーン様も一年間で状況がずいぶんと変わった方です。姉姫のアドルフィーネ様がジギスヴァルト様と離婚し、彼女を守るためにアウブの地位が欲しいとおっしゃっていました。


「わたくしも質問があるのですが、オルトヴィーン様は次期アウブを目指しているのですか?」

「……そうですね。自分の実力を示すことに繋がりますし、領主候補生としては当然目指していますが……?」


 わたくしの質問の意図がつかめないというようにオルトヴィーン様は薄い茶色の瞳を瞬かせます。その目にはわたくしに想いを告げてきたときのような熱もなければ、アドルフィーネ様のために地位が欲しいと切望していた真剣さもありません。一年という時間の長さと状況の変化は、心理状態にずいぶんと大きな影響を与えるようです。


「ハンネローレ様、本当にヴィルフリートと何があったのですか? 彼はずいぶんと頑なな態度になっていますし、ハンネローレ様も……」

「ドレヴァンヒェルにとって有益なことは何もございませんよ、オルトヴィーン様」


 ローゼマイン様が早く糸を繋ぎ終えることを祈り、わたくしは午後の講義を終えました。


告白したものの、前回とは全く違う答えに呆然とするハンネローレ。

状況が大きく違えば、それぞれの心理状態も全く違う。

領地の常識の差があまりにも大きい。

そんなことにようやく気付いたハンネローレ。

でも、ちょっと年上の綺麗な女性教師の前で、か弱くて可憐だと思っていた同級生に力で押さえ込まれて動けなかったヴィルフリートの男心と地雷を踏み抜いたことには気付きませんでした。


次はその3です。


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ヴィルフリートは良くも悪くも年相応の普通の男子だから上位領地の「周りに理を配りながら交渉する」という感覚がピンとこないと思う。アウブになる為の後ろ盾になります、じゃなくて、貴方をお慕いしています、って…
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