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第七百四十九話  異端審問官






『お前……余裕だな』



 うん。

 実際余裕だし。

 


 高くてレベル十。

 殆ど一レベルだね。


 ジョブは判明しないけど……。


 一般人には驚異というレベル程度ですね。



「生き残りが居ないか探せ」

「いたら?」



 三下に命令を下す其の姿。


 凄い賊臭い。

 うわ~~い。


 初めて見た。



『……確かに』



 駄目神僕の言葉に同意する。

 

「好きにして良いどうせ異端者だ」



 異端者?

 異端者ね~~。

 へえ~~。


「其れはいいですねなら奴隷として売っても?」

「好きにしろ」


 そのまま男たちは散らばる。



 う~~ん。


 此れで決まりですね。



 アイツラの所属してる国は。




『法王国だな』


 だね~~。

 いかにもという言葉だし。


『異端審問官だなアレ』


 あれが?


 元の時代で見たこと有るけど全然違うよ。


『偽装された異端審問官だろう』


 さよけ。


 なら此の村を焼き払ったのは?




『別部隊だ』


 う~~ん。



 僕もそう思う。



 というかこんな時代から周囲に敵を作る真似をしてたの?


『昔からだ』



 マジか。



『あれらは其の後始末を命じられたんだろう』


 アレで神の代行者を名乗ってるんだけど?




 狂信者というやつ?



『いもしない神を崇拝してる宗教組織なんぞ知らんわ』


 だろうね。



 其のくせ神敵だといってククル村に攻めて来たけど。


『面白い居ない神の敵だと』

「そう言ってた」




『笑わせる』

「そうだよね~~アソコのイコンて何か知ってる?」


『ほう何だ?』


「初代のお偉いさんが描かれた板絵にフレスコ画と写本挿絵やモザイク画」



『さぞ頭が光った絵だろうな~~』


「当たり禿げたおじさんだった」







 ええ。


 法王国に大聖堂に忍び込んだ時に有りました。

 イコンが。


 アレを見た瞬間吹き出しました。



 


 いや本当に。


『ならアソコは初代を神格化してるのか?』

「してるみたい」

『禿を?』

「禿を神として崇拝してるぽい」


『笑えるな』

「笑えるね」



「はっはっはっ~~」

『はっはっはっ~~』


 僕と駄目神は心の底から笑った。

 目は笑ってないけど。



『怖いわ~~此の二人』



 邪神の呟きなんぞ聞こえません。

 ええ。



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