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継承者の旅  作者: kking2
第1章
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プロローグ

私は長くはないだろう。そういう予感があった。

体が思うように動かなくなってからもう1年ほど経つ。


そして今日、ようやく望んでいた報告を聞くことができた。

私の世界から色が失われたあの日から10年。

もう何も思い残すことはない。ようやくこの世を去ることができる。


その日から10日後、私は永い眠りについた。

これでようやく逝くことができる。

13年前に時を刻まなくなった彼女のところに。


そう…思っていたのに。


気がつくと、薄暗い部屋の中に立っていた。


足の役目を果たさなくなって久しい自分の足で。

ここはあの世か?

私は確かに死んだはず……。


目の前の数人を眺めながら、そんなことを考えていた。

読んで頂きありがとうございました。

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