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紅の目  作者: 紅い華
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戦いの戦歌 急章

戦いの戦歌 急章

「っと・・・・・・寝ちまってたか・・・・・・」

俺は今ホテルの一室にいる。特生を出てから三日が経ったけど今のところネバーが出てくる気配は無いし今のところ特生が動いたと言う情報も無い。つまり俺は動く必要性もなくここのところじっとしていた訳だが・・・・・・・・。

「いい加減動くか・・・・・・・・敵の標的はおそらく俺だからな・・・・・・・。」

そう、ここのところネバーの動きがないのは俺が動かないからだろう。あいつらは皇である俺の返事を聞いてから動くつもりなのだろう。だがしかし・・・・・・・・・

「返事を取りにくると言ったあいつもあの日以来出てきていないし・・・・・やはり俺が動くしかないか・・・・・・。」

ホテルを出て町中を歩いてみる。出てくる気配は無い。

「無駄足・・・・・・・・か。」

「皇よ。」

後ろを振り返る。いつの間にか人が立っている。

「テメエか・・・・・まだ名前も聞いてなかったな。」

「我のことは自由にお呼びください。特に名はありませんので。」

「そうかい、じゃあ自由に呼ばせてもらう。返事を聞きに来たのか?」

「そうです。皇が承諾してくだされば直ちにこの星を滅ぼし皇に捧げる所存です。」

要はこの星ぶっ壊して俺に捧げようって訳だ、とんでもねえこと考えやがるぜまったく。

「一つだけ聞くぜ。俺が断ったらどうする?」

「そのときは・・・・・・・・」

返事に詰まっている・・・・・・・・おそらく言いづらいんだろうな。だが意を決したように俺に告げた。

「そのときは皇もろともこの星を滅ぼす所存にございます。」

うわぁお、爆弾発言。そりゃ言いにくいわな。

「では皇よ、返事を聞きましょう。」

「返事は言わせないし聞かせないよ。龍ちゃんからはなれな」

突如目の前に落ちてくる影。

「何故貴様がここにいる!?」

「まあ反応があればくるっての」

レーゼだった。久しぶりに見たな。

「つーかテメエは突如乱入してくんなよな・・・・・ぶった斬るとこだっただろうが。」

本当に斬るところだった。俺は剣を構えていたし敵も魔術を使うようだから油断はできない。

「邪魔をするな!我は皇の返事さえ聞ければそれでいい。邪魔をするなら殺すぞ!!」

「そいつの言うとおりだ。邪魔すんじゃねえぞガキ。」

「誰がガキだーーー!!!」

わめくレーゼを無視して俺は相手に近寄る。

「テメエの名前は俺が勝手につける。テメエはクレイだ。それでいいよな?」

「良いです皇よ。して返事は?」

俺の返事は決まっていた。後悔があるとしたらこの選択によって傷つく人が増えることか。

「悪いが断る。俺はテメエらの望んでいるような皇じゃねえ。それにそんなもんが俺に似合うとも思えねえしな・・・・・・・・それに・・・・・俺はこの世界が好きだしな。たとえ嫌われていようがこの世界だけは守りてえしな。」

「それでよいのですね?皇よ」

「ああ。一生を過ごすくらいにはこの世界が俺は好きだしな。つーわけでテメエらが何企んでるかはしらねえけどこの世界をぶっ壊す気なら邪魔させてもらうぜ?」

「わかりました皇よ・・・・・・・・・何も言いません。ならば我も全力であなたを殺しにかかります。それでもいいですね?」

「ハッ ならそいつらをぶっ殺してテメエらの親玉引きずり出せば俺の勝ちってわけだ。」

「では私は、簡単に親玉を見つけさせないようにしましょうか。」

そういってそいつは消えていった。ま、要するに俺は向かってくる敵をぶっ殺していけばいいわけだ。

目的がわかれば後はやりやすい・・・・・・ぶっ殺していく・・・・・・・これ以上楽しいことがあるってのかよ・・・・・・。

「あーあぁ、いいぜいいねいいなぁおい!!さいっこうじゃねえかよ・・・・・・・・敵をぶっ殺していくことを想像してここまで楽しいと思ったのは初めてだぜ・・・・・・。」

「怖いよ・・・・・・・龍ちゃん・・・・・・・・何でそんな顔になってるのさ・・・・・・・」

「ああ?お前は楽しくねえのかよもうすぐ親玉までわかってそいつらをぶっ殺せるじゃねえかよ。」

「かわったね、龍ちゃん。もう私の知ってる君じゃないのかもしれないわね。」

それが私は悲しいよ、そう言ってあいつは帰って行った。俺はそんなことには気づかなかった。

さてさて主人公がだんだん変わって行ってますねwww次回は主人公は孤独な戦いの中で何を見るのか、そんななかレーゼの本心が明らかに・・・・・・・なるはずです。さあ次回こそ急転直下の展開に・・・・・・・したいなー・・・・・・・


主人公・・・・・・・だんだん壊れてますねwwww

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