きのこたけのこ戦争
これはとある2つの街の物語。一つはタケノコ街といい、「タケノコの村里」というお菓子を好んで食べていた。もう一方はキノコ街といい「キノコ山脈」というお菓子を好んでいた。
そしてこの2つはよく対立しタケノコの村里とキノコ山脈のどちらがいいかとよく言い争っていたのだった。
「やいやい!今日こそキノコ山脈の方がいいと教えてやるぜ!!」
「それはどうかな?タケノコの村里の方がいいに決まっている!!」
今日もまた2つの街のもの数十人ほどがお互いの街の間にある野原で言い争っていた。片方は「タケノコの村里」を持っている。円錐の形のクッキー生地に上の部分から下の方にかけてチョコがかっていてタケノコの模様が描かれている。
一方でもう片方はキノコの傘の部分がチョコになっていて、柄の部分はクラッカーになっている。
「さあ、どっちが良いか勝負だ!!」
「ああ!!」
「あの...」
その勝負の寸前に横槍を入れたのは黒髪の少の男だった。そいつは手にチョコ菓子を持っている。
「どっちでもよくない?」
「はあ?」
その言葉に両陣営その男の方を向く。お互いに自分の持つお菓子に一種の誇りのようなものを持っている。なのでそのようなことを言われるのはとても不愉快なことだった。
「おまえそれ本気で言ってるのか?タケノコの村里がいいに決まってる!!」
「いいや!キノコ山脈に決まってるだろうが!寝言は寝て言え!!!」
男は激しくなる言い争いにはあ...というため息をついた。
「見ろこの形!お前たちのよりチョコが多いぞ!!」
そう言い掲げられたタケノコの村里は、確かに表面にコーティングされた部分は多く下のほうに少しだけクッキーの部分が見えているだけだ。
「いいや、キノコ山脈を見ろ!!こいつは上の部分が全部チョコだぞ!」
キノコ山脈はキノコの傘の部分は全てチョコになっていてチョコとクラッカーが同時に楽しめるようになっている。そして、キノコ山脈の攻撃はまだ続き「一歩でタケノコの村里はどうだ???」と続ける。
「表面にしかチョコがついてないじゃないか!!」
「それは、クッキーとのハーモニーを楽しむ為なのだ!!」
「ハーモニーだと??馬鹿言え!!チョコの少なさを誤魔化しているだけだろう!!」
その言葉が火に油を注ぐかの如くさらに言い争いはどんどんと白熱していく。
「よし分かった!だったら決めよう!どっちがふさわしいか!!」
「ああ」
そういうとお互いにパチンと指を鳴らす。すると二人の後ろからそれぞれタケノコとキノコを模したロボットが現れる。各々ロボットに乗り込み取っ組み合いを始めた。ガシャンガシャンという音を立てて腕を伸ばしたり、腕をロケットのようにして攻撃したりと攻撃を続けていく。
「うおおおおおいけえ!!」
「倒せえええええええ!!!」
周りの人たちは自分の陣営を応援する。キノコ山脈の陣営の攻撃が当たったと思えばタケノコの村里の攻撃も決まる。殴る蹴るなどのもうまるで子供のような喧嘩をしばらくしているとお互いに操作が効かなくなる。よく見るとどちらもしての攻撃で体はボコボコだし破損したところから煙が出ているではないか。
「くそ...こうなったら!」
「どっちがいいか決めてもらう!」
使えなくなったロボットから降りた両者はそのどちらでもいいと言った男にどちらがいいか委ねる事にした。
「さあ、どっちがいいんだ!!」
「答えろ!!」
男はどちらでも良いのだが、ふと何かに気づいた。どちらでもない、素晴らしいものに。
「その点ドッボってすげえよな。最後までチョコたっぷりだもん」
そう言いながら中にチョコが入った円柱のお菓子を頬張った。