カフェ編前編
カフェのバイトのエピソードを独立させました。
カフェの制服に、ブラウスと、リボンが追加になりました。
7月21日4時45分で、いくらなんでも、ぐだぐだ過ぎたのでカフェ後編の話の一部を異動しました。
シュタインズクリニックからそう遠くない場所にカフェはあった。
道路が迷路のように錯綜するなか四方が道路に面した建物だった。
店長「さっそく、働いてもらいたい。制服を…」
エミ「待ってください。明後日からにしてもらえますか? 女の衣類を買いにいきたいので」
「お前何様?」と思われるのを覚悟で、女の衣類を揃えることにしたのは、この店、トイレと、キッチンを除いて、文字どおりのガラス張りだったのだ。
ウェイトレスとして働いているのが丸見えなのだ。
男子だったときの普段着で通勤すれば、○○のジンロク(バカ息子)は、女装して、カフェでウェイトレスをしていると言われかねない。
フランケン・シュタインが偽造した(?)マイナンバーカードで女に成りきるしかないのだ。
店長「いや、明日の午後2時30分までにきたまえ」
エミ「わかりました」
うちに帰って。
お母ん「行きつけの美容院で新人の子の練習だいを探しているから、あんた行って女の子の髪型にしてきな」
次の日の早朝。
新人(女)「お願いします」
エミ「こちらこそ」
新人(女)「前髪は、どうします」
エミ「まかせる」
新人(女)「…えっ」
エミ「望洋としていて悪いけど、こんな私でも、ちょっとでも、かわいく見えるように」
新人(女)「はい、なんとかやってみます」
手鏡をかざして。
新人(女)「これで大丈夫ですか?」
エミ「ありがとう」
新人(女)「こちらこそ、ありがとうございました」
美容院をあとにする。
洋品店の店長「いらっしゃいませ」
花柄のブラウスと、違う花柄のスカートを選んだ。
洋品店の店長「…お客様には、このサイズで大丈夫だと思います」
エミ「ブラウスだけは、胸にもっと余裕のあるものに」
洋品店の店長「かしこま」
エミ「着ていきたいので、タグを外してください」
洋品店の店長「かしこま」
洋品店をあとにする。
スク水以外で、初めて、女の格好をする。
うしろめたさ、まわりの見る目、恥ずかしかっ
これでいいんだと自分に言い聞かせた。
下着を後にしたのは、より購入しづらいからだった。
下着専門店。
前もって測っていたサイズのベージュ色のパンツを1つ購入して、穿いてみた。
きつくもなく、緩くもなかったので、もう二つ籠にいれた。
某ボカロのように横縞柄にしなかったのは、男子だったときのパンツが、男子だったときと違う場所がよごれるようになっていた。
ブラジャーは、種類が多すぎて…。
店員「失礼ですが」
エミ「えっ」
店員「ブラジャーは、初めてですか? よろしければ私がフィッティングしましょうか?」
エミ「お願いします」
店員「これは小学生用なのですが試着してみますか?」
違和感なく着け心地がいい。
試着したのをいれて3つと、さっきのパンツ2つを購入した。
店員「ありがとうございます」
そのままカフェへ。
店長「すっかりかわいくなったな」
エミ「そうですか?」
額面通りとる気になれない
店長「卑屈になるな」
店長「これが制服だ」
エミ「えっ、もしかして、ここ風俗なんですか?」
店長「心配しなくても、顧客のち○ぽしゃぶれ、寝ろとは言わない。不埒な輩がいたら顧客でも鉄拳制裁してくれる」
エミ「はいぃ?」
渡された制服は、ノースリーブのブラウスと、黒いリボンと、エプロンと一体化というより、エプロンに、申し訳程度の短いスカートのついた、むっちゃエロい制服だった。
店長「あと、これも」
エミ「これは」
つけ乳だった。
店長「フランケンから、君が男だということも、すべて聞いている。大きくなっていく胸で、顧客に変に思われてもいいならかまわないよ。ただし、制服は着てもらうよ」
ビニールに包まれた真新しいものを渡された。
店長「あと、このショーツに穿き替えてもらうよ」
ビニールを開けてみると、逆三角形の縁と縁を繋ぎ会わせたような白いパンツだった。
エミ「いかがわし過ぎる」
渋々、つけ乳と、はち切れてぽろりしそうなパンツを穿いて、制服を着ることにした。
以外だったのは、下手をすると痛いと思っていた白いパンツが、優しく局部を包み込んで穿き心地がいいことだ。
露出した股は、既にエロい女だった。
望んだことのはずだった。
いざ、ミクロスカートで人前に出ることになったら当惑しかなかった。
店長「きたみたいだな、新人のウェイトレスが入ると言ってあるからな」
エミ「いらっしゃいませ」
恥ずい。どうしたらパンツが見えないで歩けるんだ。
それでも、男子のまま女装だったら、もっと恥ずいはずだ。
エミ「ご注文は」
エミ「サンドイッチ2つと、ブレンドコーヒーですね」
さすがに、サンドイッチとコーヒーを運ぶときは、パンツを気にしてられない。
仕事自体は、ファミレスのウェイターのバイト経験があったので、とりあえず問題なかったが。
エミ「コーヒーゼリーですね」
顧客、あってないようなエプロンとスカートをめくる。
フランケン・シュタインの言い値を払って、完璧な美少女になっていたら、「見たければ見なさいよ」と言えたかもしれない。
女になれたのは、一点だけ、それを…。
エミ「嫌…」
店長「貴様…しろ。さて、あそこの貼り紙に何て書いてあるかな」
「ウェイトレスへの悪戯は、鉄拳制裁を覚悟してのこととみなします」
店長「というわけで」
顧客は、首根っこと、右腕をつかまれ、店の外へ。
鉄拳制裁は本当だった。
制服を常識的なものにしろ。おい。
店長が客をボコにするのは、今回だけなので、許してください。
鉄拳制裁の元ネタは、行きつけのエロビデオの店の貼り紙で「万引きは鉄拳制裁…」と書いてあったことからです。
つけ乳の継ぎ目が見えたらいみがないので、制服の露出のほうをおさえました。




