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1 異世界転移は突然に


やぁ、僕の名前は桜守立華(さくらもりりっか)

え、女みたいな名前だって?そんな事言わないでくれ。こちとら四十年近く言われて来てるんでうんざりしてるんだ。


まぁそれはさておき、特に大きくもない会社勤めの普通の会社員だ。ちなみに歳はさっき少し言ったけど三十八で彼女いない歴は…まぁ察してくれ。


ともかくなんでこんな事言っているかというとちょっと現実が理解出来ないんですよねー

朝起きると草原にいてなんか遠くでドラゴンみたいな鳥が飛んでいるんだ〜


ナニガナンダカワカラナイヨ


まさかこれはあれか?最近ラノベで有名な異世界転移とか言うやつなのか?まさかそんなわけないよな、うんきっとそうだ!これは夢だな!一度ねればそのうち醒めるさ!

さぁそうと決まれば、早速寝よう!!今すぐ寝よう!!むしろさっさと寝るんだ俺!!


「ってこんな所で寝られるかぁぁぁぁ!!!」

「ドラゴンみたいな鳥って言い聞かせてたけどアレ完全にドラゴンじゃん!!めっちゃ火吐いてるじゃん!!こんな所で寝てたら美味しく焼けました〜になっちまうよ!!」


異世界転移って普通美少女に囲まれるんじゃないのか? あのドラゴンが美少女になるんじゃないの!?


なんて叫びながら思っていると...


「さっきからうるさいのです」


と声が聞こえた


「ファッ!?」


驚きながら声の主を探して見るが誰もいない


「今起こったことをありのまま話すぜ、声が聞こえたと思って周りを見渡してみたが誰もいなかったぜ、何を言ってるかわからないと思うが俺も何を言ってるかわからん」


なんて言っていると胸ポケットで何かモゾモゾし始めた

不思議に思いポケットの中身を確認すると……


「なん…だと…」


俺はポケットの中にいたそれをつまみ、ポケットから出してみた


「急に出されると、眩しいのです」


まさかのポケットにいたのは手乗りサイズの銀髪美少女?いやこの場合美小女と言うべきか?ってそんなことより


「ウェェェ⁈なんで⁉︎なんで⁉︎なぜポケットから美小女⁉︎」

と全力で突っ込むすると・・・


「さっきからうるさいのです、人が気持ちよく寝ていたと言うのにうるさいマスターなのです」

と小女は目をこすりながら言う

「あっそれはすみません」

「わかればいいのですよ、物わかりのいいマスターでよかったのです」


って反射的に謝ってしまった

ん?てかこいつさっきから俺のことをマスターって呼んでるよな


「おい小女、なんで俺のことをマスターって呼ぶんだ?」


「それはあなたが私のマスターだからです!あと小女じゃなくて私の名前はリールです!」


それは答えになってないんだが……


「じゃあリール?ここはどこなんだ?」


「私も知らないのです」


ハイ?聞き間違いだろうか、そんなことある訳……無いよな?


「知らないなんて、面白いジョークだなぁ、ねぇあなたもそう思いませんか?」


あれっ、俺誰に話しかけてんだろ他に人いないのに


もしかして……

と思い恐る恐る後ろを見ると、そこには二メートルをゆうに超え腕が異常に発達したゴリラのような怪物がいた


「あっ忘れてた、ここ異世界だったわ」


って、いやいやそんな簡単に原住民様に出会いますか!? と…とりあえず


「えっ…と…は、はろー」


アッ、そんな手を振り上げてハイタッチですかーOK、OK……


とか考えてる場合じゃあないよ!このままじゃ俺が永久KOだよ! とりあえず……


「逃げるが勝ち!」ダッ


攻撃をかわして死に物狂いで走って逃げる


攻撃を避けられた怪物はグォォォ!と雄叫びを上げるだけで、走れないのか追いかけてくることはなかった。





怪物から逃げるように、しばらく草原を走っていると奇妙なものを見つけた


「ハァ……ハァ……ん? なんであんなところに扉があるんだ?」


もしやこれはあの夢の道具じゃあないのか!?これを通れば元の世界に帰れるとか……あれ? そういえばリールのやつやたらと静かだな


気になってポケットを開けてみる


「………」

「どうしたんだリール、黙り込んで」

「…マスターが走り回るから……ウプ」

まぁ、ポケットの中に入っている状態で走られたらそうなるよな


「まぁでも走り回ったおかげで面白いものを見つけられたからいいじゃん」


「良くないのです! 」

リールはかなりご立腹みたいだが、いくら凄まれてもサイズがサイズなため可愛らしいとしか感じないな


まぁそのままでもいいのだが一応謝っておくか


「わかったよ、次からは出来るだけ走らないですむようにする、だからとりあえず機嫌直してくれよ」

「……まぁそこまで言うのなら許してあげるのです」


くっ、こいつマスター、マスター言う割にちょくちょく上から行ってくるんだが


「それにしてもこのドアは一体なんなんだろうな、リールは何か知らないのか? 見れば見るほどあの夢のドア的な感じがするんだが……」


「夢のドア?…それは知らないのですが、この扉が何なのかは知っているのです」


「えっ!?知ってんの?」


「はい、この扉はこの草原と外の世界を繋げるものなのです」


「ふんふん、じゃあこれをくぐれば外に帰れるというわけなんだな?」


「まぁ外には出られるのです」


そうか、これをくぐれば外に帰れるのか……そうと分かればこんな場所からさっさとエスケープだぜぃ! ガチャッ


「あっ、待つのです話しはまだ――」











とりあえず勢いのみで書き上げた初投稿作品です。至らないところなど大目で見てくれるとありがたいなーと思ったりしたりして。まぁ楽しんで読んでくれると幸いです

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