表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SAVEエネミー  作者: ひじき
1/2

プロローグ


世界を収める神の頂点的存在、

ハルメリユによって世界から”形あるものはいつか壊れる”と言う概念が消された。


木々は永遠と生い茂り実を付け、

水や食べ物も動物達の身体を循環した後は素の状態に浄化される。

資源は無限に作り続けられ、発生したゴミは美しかった元の状態に戻る。


魔法の存在する世界になった。


しかし心臓だけは人の手は加えられない一度きりのままであった。



安定して資源は取れるようになり 物資の取り合いは無くなり

人も争う必要がなくなったのか紛争もなくなった。

地球上の生き物が和気藹々とする平和が訪れたのだ。



しかしそれも長くは続かなかった。


誰もが好きな様にやりたい事をやりたいだけ、

自分の為にできる。資源なら無限にある。

それが可能になったなら、人は楽な方を選ぶ。


そうやって沢山得られる幸福はいずれか常識となってしまい、

スリルを求める者、

どうにかして植物を浄化しない様にする毒薬を開発する者、

唯一戻せない心臓を壊す者。

厄介な者達が次々と現れた


それからは破滅だった、世界は猿よりも退化した脳の人間達の争いが勃発した。



そこでもう1人の神”メルベル・ヴィンテッド”は地球に

”形あるものはいつか壊れる”

と言う概念を元に戻そうとした。


(メルベル・ヴィンテッド。

平和を愛し、家族や友人に対する愛情注いだり色々な感情を抱く人間の事が大好きで、地球にとても興味を示している若い女神。


当時彼女は21歳である。

又、それは神界での年の数え方であるため人でいうと100歳は軽く越しているという)


しかし彼女は神界でも身分が低く、”ハルメリユ”達(ハルメリユは権力故に色々な神が味方していた)は人間の無様な様を見て楽しんでいるようで、

彼女の言う事を聞き入れるどころか耳を傾けさえしなかった。


彼らに受け入れてもらえないようじゃ、実現は無理に等しい様なもので、

彼女は諦めるしかないのかと心を傷めた。


しかし、笑い者にされている地球の様子を見ると、

悔しくて、歯痒くて、

居ても立っても居られなかった。


(地球の人間は複雑な感情を抱ける、

時には最愛の人の為に努力をする。

素敵な生き物なのです…、これまでの宇宙にはそんな生き物いなかった…、

それなのに、このままでは絶滅してしまう!)


地球を長年見てきた彼女には人間のあるべき姿はこうではない、


彼らは協力し合い、彼らだけに与えた沢山の感情を抱ける脳で、相手を思い、尊重し合える、

それが出来る存在だと。


そんな人間に対する思い入れのようなものがあった。



やはり地球を戻したい。

挿絵(By みてみん)


彼女は決心した、

自らが地球に降り立ち、自身の持つ全ての力を使ってでも地球を元の姿に戻そうと。


彼女は沢山たくさん考えて、一つの計画を実行した。

ハルメリユについて、地球について、

決して誰にもバレないように…


その結果、地球の原理を元に戻す事が出来た。


だが、その分代償も大きかった。

勝手な行動をとったメルベルに酷く怒ったハルメリユは彼女に呪いをかける。

ハルメリユも醜いものだ…、彼女を〇〇〇〇にしてしまうなんて


―――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ