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創造主長様のお仕事  作者: 己龍
第1章 神様+降臨+初めて=???
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2話 初めての魔物退治

2018.1.31 いろいろ編集

ドシンッドシンッ


ただいま洞窟内で大地震が発生中。


なぜか?目の前でドラゴンが大暴れしているからだ。


といかこのままだと洞窟が崩れる!!



「お、落ち着け!落ち着くんだヴィクシム!!」


『うおぉぉぉぉぉ!今なら何万だろうが何十万の魔物だろうが屠ってやるぞぉぉぉぉ!かかってこんかい!』



あ、だめだ・・・こいつコッチの話を聞いてない。


しかたない、実力行使でいくか。



「落ち着けって・・・・言ってるだろうが!!」



『「うぉぉぉぉぉっうべ!?』



暴れまわるヴィクシムの左頬におもいっきりのパンチをくれてふっとばし落ち着かせた。



スキル《拳法》SSを入手しました

スキル《調停》を入手しました

称号《龍の介護者》を入手しました

称号《龍を傷つけし者》を入手しました



なぜか新しいスキルと称号を手に入れたが、介護って・・・というかスキルがいきなりSSなんだが。


ヴィクシムのステータスを見たときたしかAのランクがあったはずだからたぶんSSは最上位かその少し下のほうなんだろうけどなぜいきなり?


おっと、そんなことよりヴィクシムのほうだ。



「落ち着いたか?」


『う、うむすまない。少し我を忘れていたようだ』



どう見ても少しじゃないだろう。


一応ステータスを確認するが、HPがかなり減ってる。


ってなんだ?ステータスの全数値が+200になってる!?


さっきの壁といい回復といい、効果がすごすぎる神魔法ってのはむやみに使うべきじゃないと心にそっと誓う。



「おい、もう一回回復するけど今度はあばれんなよ」


『うぅ、感謝する。今度は耐えて見せよう』



回復の最中ビクンビクンと震えていたが、今度はおとなしくしてくれた。


しかし龍の頂点であるこいつがこんな状態なんだから他の帝龍(エンペラー・ドラゴン)(も同じなのだろうか。


もしそうなら助けに行かなければ。



「なぁ他の龍もおまえと同じ状態なのか?」


『いや、他の者は我ほどではない。だがかなり弱っていると50年前に念話で聞いた』



なら今すぐどうこうしなくてもいいな。


そのうち会いに行こうか。



「なら問題ない。それじゃぁ私はここを出るよ。じゃぁな」



そう言いながら歩きだすと若干生臭い吐息で呼び止められた。



『まて、おぬしほどの者には必要ないだろうが我の加護を与える。受け取って欲しい』



加護《(ファイアー)(・エンペラー)(・ドラゴン)の加護》を入手しました



「お、サンキュ。じゃぁ今度こそいくよ」


『うむ、世話になった・・・おっと、何度もすまないがあともう二つ聞かせて欲しい。おぬしの名とそれから・・・・何者なのだ?』


「私はレイヌ。正体はまた今度会ったらおしえるよ」



背後からそんなことを言われながらヒラヒラと手を振りこの場を後にした。




1時間後




「ふ~、やっと洞窟を抜けたか」



最初からいろいろとあったが、どうにか外に出られたことに感激を覚え下を見てみると、大きな町があった。



「お、町だ。なかなか大きいから都市か?これで進むべき道は決まったなじゃっいきますか。・・・ん?ありゃなんだ?」



先ほどまでいた火山に空いた洞窟と都市の間にある森を見下ろすと、ウジャウジャと黒い粒みたいなものがこっちに近づいてくる。


鑑定してみるとどうやら魔物の集団のようだ。



小鬼(ゴブリン)】ランクF

小鬼頭(ゴブリン・キャプテン)(】ランクE

豚頭(オーク)】ランクF

豚頭頭(オーク・キャプテン)】ランクE

将軍小鬼(ジェネラル・ゴブリン)】ランクD



「今からヴィクシムに挑みにいくのか?え~と小鬼、小鬼頭、豚頭に豚頭頭か。お、一匹将軍小鬼とかいうのがいる。ちょうどいいな、町に入る前に自分の能力がどんなふうに作用するのか試してみるか」



そう思ったら即実行。


私は森に降りるまでの傾斜を全速力で駆け下りていった。


周りの景色が次々と変わる。


というか早すぎる!!


点だった魔物たちがものの数秒でもうすぐそばまでせまっている。


勢いを接近し、そのままに腰にさげた大太刀を横に一文字に振り切る。


見た目は重く、とても扱いきれそうにないが高い攻撃力は筋肉にも反映されるようで軽々と振ってみせた。



「よし、まずは一匹!・・・あれ?」



一匹の小鬼の腰辺りを斬り飛ばしたはずが、離れた場所にある後ろの木や、ほかの小鬼たちもまとめて臓物をまき散らしながら飛んでいく。



「これはひどい・・・強すぎだ・・・」



だがすでに戦闘は始まってしまった。


こうなりゃこのままいこう。



「うぉぉぉぉぉりゃぁぁぁ!」



大太刀を振るとまた十数匹を一気に薙ぎ払い、魔物退治と森林破壊を同時進行で進めていく。


このまま続けると目立ちまくり、この世界の住人にこの惨状を見られてしまうが、能力の使い方は二撃目で大体わかった。


もういいから無視して通り過ぎようか迷ったが、このままだとこの場にいる全ての魔物がヴィクシムのところへいくはずだ。


今のあいつは絶好調の戦闘日和だが300年も戦い続けてきたんだ、少しは休ませてやりたい。


しょうがないな、全部ぶった切るか。



スキル《手加減》SSを入手しました



お、新しいスキルだ。


ついでだしスキルの練習といくか。


だがこいつら統率がとれていてレベルの低いやつらばかりが前に出てくるから全て一撃で終わってしまう。


もう少し強いやつで試したい。


まずはリーダーを叩くか。


私はかなりひらいた場所にいるリーダーであろう将軍小鬼のところまでで一跳躍し、目の前に着地すると下から上にかけて大太刀を振り上げた。



「Gya?」



将軍小鬼は何がおきたかわからないような声をだして、ゆっくりとその身体を左右に分かれさせた。



「よし、リーダーは潰した。あとはこいつらを始末すればいい!」



そう言いながらまき散らされた小鬼の臓物を踏みしめ蹂躙を再開した。


時に頭を跳ね飛ばし、足をへし折り、腕を切り飛ばしながら歩を進めていくと、魔物たちは自分のおかれた状況を理解してのか森のなかへと逃げ出した。



「逃げんじゃねぇ!」



逃がしはしない。


逃がしたらまた集まってここを襲撃するだろう。


この場所だけじゃない、このままだとどこかの人里に向かうかもしれない。


そうなればきっとヴィクシムみたいな顔をするやつが増えるだろう。


そうはさせない、すべて殺す。










どのくらい経っただろう。


あたりを血と臓物で赤黒く染め、ようやく戦闘は終わった。


殺した数は500を超えてから数えるのをやめた。


対してこちらはかすり傷一つなく息も上がっていない。



「お礼はまた今度してくれ」



私はヴィクシムのいる洞窟に向かってつぶやき、先ほど見た都市へと歩き出していく。



称号《殺戮者》を入手しました



なんと不名誉な、私は間接的に皆を守ったのだぞ?


このシステムをつくったルルにはあとで小言を言っておこう。


それにしても今更ながらこの世界には似合わない力だ。


もちろん私もだがこの大太刀もだ。


鞘に入った状態だとせいぜい120cmくらいだというのに、抜いた瞬間倍近い長さにまで伸びた。


そしてあの切れ味だ。


そういえばまだ装備を鑑定してなかったことを思い出し、大太刀と今回は使わなかった杖を鑑定してみた。



【神剣・レイアス】 ランクSSS

【すべての敵に200倍のダメージ。恐ろしいほどの切れ味をもつ。この世に二つとない神が打った剣。レイヌにしか装備できない。】


――――スキルが表示されません――――




【神界樹の賢杖】ランクSSS

放つ魔法の威力を200倍にする。 神の世界にある木で作られた

この世に二つとない神がつくった杖。レイヌにしか装備できない。】


――――スキルが表示されません――――




【麻のシャツ】ランクF

【かなり使い込まれたどこにでもある安物のシャツ。】


・悪臭C




【革のズボン】ランクF

【かなり使い込まれたどこにでもある安物のズボン。】


・悪臭C




【革の靴】ランクF

【かなり使い込まれたどこにでもある安物の靴。】


・悪臭C




なんと大太刀と杖どちらも神界でも強力なものだ。


ランクSSSはたぶん最上級のものなんだろう。


というよりそれ以外の装備はなんだ?


紙のような装甲じゃないか、というか皆無じゃないか。


そのままの状態でも十分守りの固い身体だけどいくらなんでも・・・しかもかなり使い込まれたっていったい誰が使ってたんだよ。


武器のランクを落としてもいいからもう少し防具のほうをなんとかしてほしかった。


またルルへの小言リストに追加された後諦めて都市へと再び歩いて行った。


森の範囲は意外と狭く、一時間ほどで道にでた。


舗装された状態を見るに思っていたほど技術は後退していないようだ。



「おらぁ!待ちやがれ!」



そんなことを思っていると道の先から町へ向かう方向へと何やら「ヒャッハー!」と叫ぶやつらに追われている一台の馬車が走ってきた。


まるであれだ、女王が『原初の世界』から取り寄せた漫画というやつに出てきたキャラクターに似ているやつらだな。


確か世紀末がどうたらとか女王が熱心に言ってたな。


そうこうしているうちに何かに乗り上げた馬車が大転し、ついに追いつかれた。


しょうがない、無視も心苦しいので助けるか。


まさにテンプレ展開

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