目撃
暇つぶしに書きます。続くといいね!
序章 目撃
出発から2週間。いよいよそのときが迫っていた。
「まもなくメガアースの周回軌道に入ります」オペレーターの声が船内に響いた。
モニターには2日前からその巨大な姿が写し出されていた。しかし、間近で見るそれには僕も皆も圧倒されていた。
ようやくかと、船員たちはざわつく。
調査船が周回軌道に入った。着陸できる場所を探すために、しばらく周りを回るようだ。
3時間ほど経った頃だろうか
「おい、なんだあれ?」しばらくすると船員たちが再びざわつきだした。
皆の目線の先にあったのは、大きなキラキラした、例えるならダイヤモンドのような物体だった。
ふわふわと宇宙に浮かぶ「それ」はこちらをじっと見つめているようだった。
この時、とても嫌な予感がしていたのは僕だけでは無いはずだ。
ただ、引き返すという選択肢は当然無かった。このプロジェクトにいくらの予算が注ぎ込まれたのだろうか。
なんとしても成果を上げる必要があったのだ。
「30分後に着陸態勢に入ります」船内に再び響いたオペレーターの声を聞き皆が持ち場に戻る。
どうやら着陸できそうな大陸が見つかったようだ。
「まもなく着陸態勢に入ります」
その声が聞こえたあとすぐに、調査船は光に包まれた。
僕は気を失っていたようだ。
何が起きたのか検討もつかない。何かに当たったのか?何かに撃たれたのか?
この時の僕にその答えはわからなかった。
ただ、どうやら調査船は無事に着陸したようだった。ひどい頭痛がしたが、身体には傷ひとつなかった。
自分の周りの機材もしっかり動いている。
他の皆は無事か?
周りを見回すと、ほかの船員の姿は見えなかった。
どこへ行ったのだろう?席を立つと外で奇妙な音がしていることに気がついた。
音は居住スペースの方からしているようだ。僕は様子を見に行くことにした。
「おいおいおいおい」 思わず声が出た。調査船の居住スペースには大きな穴があいていた。
穴からは光が差し込みとても眩しかった。
外の様子を見なければならない。そんな勇気はなかったが、それ以外の選択肢がなかった。
穴の下から空を見上げる。ここは地球なのではないかと錯覚するような青い空をしばらく見つめていると、何かと目があった。
センスの無さと、脳直で書いたせいかいろいろがばがばだね