12/24【ついに重大発表。迷子と覇者からのクリスマスプレゼント ※今回は読了15分と長めです】
<今日の作者のひとこと>
グラフの波線をぐにぐに~って動かすの、なにげに気持ちいいんですよね。
多分、お絵かきソフトで普段からそういうのを沢山やっているからだと思う。うん。
タイトル:
ついに重大発表。迷子と覇者からのクリスマスプレゼント
テーマ、舞台:
クリスマス
お題:
ナス
ハイエナ
家具屋
~21:30 広場~
ジョン「よう! やっと今日で全員、冬休みに入ったな」
若葉「ホントだよお疲れ~。てゆうか、寒っ!!」
マイキ「ふぅ、これでやっと埼玉の団地にちょくちょく顔を出せる」
キャミ「俺もきょうからコスモで寝泊まりしようかな… リリーが良ければだけど」
ヒナ「長新とは違って、ここだと雪が少ないから、やっぱ歩くのが楽だね~♪」
ヘル「あぁ。ところで、場所はここで合ってるんだろうか?」
リリー「ごきげんよう。まだ、そんなに人は集まってなさそうですね」
ルカ「離島組が時間かかるのかな… それまで、何か暖かいものでも食べていきますか! あそこの中華料理店のマーボーナスなんか美味しそうですよ?」
ミネルヴァ「…ヒデ君、ローズの手伝いを無理してないといいんだけど」
サンドラ「あら、そっちは29日も登校しないといけないなんて。大変ね」
クリス「通信制だから仕方がない。それに、本来あともう1年通わなきゃいけないんだ」
ミトラ『むわぁ~』
テラ「その1年も通えないまま、サーガライフが終わるのか。卒業した人はまだしも、そうじゃない人はなんか、微妙な学校生活だったってなりそうだよね」
ピコーン♪
ビルマ『そんな事はないんじゃない? 卒業を逃した人は、そうかもしれないけど』
ヤシル「おう、随分的を射た事を言うじゃないかビルマ。まぁ、間違ってはいないが」
ティファニー「私は、別にいいけどね。元いる世界で高卒の資格もってるし、心から楽しめない学校生活なんて、わざわざこの世界で無理に行く必要はないもの」
マリア「みんなお待たせー。うげぇ~それにしても本州寒いよ~、ガクブルブルブル…」
シエラ「レシヴァの恰好で油断しちゃったわね。どんまい」
ノア「この広場へ来たのも、文化祭以来か。すっかり景色も変わっちゃったなぁ」
サン『うん。このクリスマスの景色も、明日で終わると思うと何だか、不思議な気分ね』
ジュリア「てゆうかサン、あんたどうしたのよその恰好!? モデルさんみたいに変身してるし… あー。さてはノア、4Dで彼女を人形みたいに着せ替えたわね?」
バリー「あはは、人形みたいとは面白いですねぇ。うぃ~、イブのポーションは最高~!」
礼治「おいおい、もうそれ位にした方がいいぞ~? げぷっ あ˝~俺も人の事言えねぇ」
シアン「あーあー、元いる世界の素が出てるぞ2人とも! たく、酔っ払いのオッサンか」
マゼンタ「この先起こる事が不安で、キウイのポーションに逃げたくなったんだろ? てゆうか、この時期のキウイって高いんじゃないのか …それにカナル、何モジモジしてんだよ」
カナル「ふぇ!? な、なんでもあらへん。うん」
アゲハ「今日、仕事や体調不良等でどうしても来れなくて、欠席するという招待客の人数はこっちで確認しているから、今これで全員が揃った事になるね」
マニー「あぁ。この後、あの2人から発表される内容は、俺があとでその欠席者たちにメッセージで送るから安心してくれ。…あ、そうこう話していたらやっときた」
ベックス「よう皆! メリークリスマス!!」
「うわ来た」「ヤッバどきどきする」「ふぅ…」
フウラ「ごきげんよう。あら皆、そんなに緊張しなくてもいいのに。志望校入試の合格発表じゃないんだから。ね?」
アゲハ「いや、私に聞かれても…」
ベックス「それより皆、ここで待たせてすまないな! 寒かったろ? ハイこれ、1人1本お茶でも飲んで温まってくれ」
「え? あ、ありがと」「あったけぇー!」「生き返るぅ~」
ベックス「さて。雪も増してきたんだ、さっさと本題に入るか」
フウラ「そうね。みんな! 今日はこの寒い中、集まってくれてありがとう。それで、早速なんだけど皆に重大発表があるの。ほんの10分間だけど… ぜひ、最後まで聞いてほしい」
若葉「うわぁなんだろ、メチャクチャ怖いんだけど!」
ヘル「ふぅ… 何がきても、覚悟しなきゃ。俺達はやりきったんだ」
フウラ「今回、集まって頂いたのはこのサーガライフの今後に関係すること。つまり、私とベックスが始めた切欠である『跡取り探し』の結果なんだけど… あなた達、招待客の能力やスキル、学業、仕事、プライベート等、様々な観点から厳正に俯瞰した結果、覇者と迷子の跡取り候補については… 残念ながら、今年度は見送りとさせていただくわ」
「「え…!?」」
ヒナ「うそ!?」
ミネルヴァ「という事は、来年に持ち越しってこと!?」
サンドラ「あらまぁ… でも、どうして?」
フウラ「原因は、私とベックスの情報収集が曖昧だったこと。もっと、招待客みんなの素質を引き立てないと、本当の力は分からない。ジョン・カムリがワープとオーロラウェーブの奥義を覚醒したように、まだまだ内なる力を秘めている人がいるかもしれない。そんな中で、候補を決めるのは少し早いと思ったの。これは、全て私たちの力量不足が招いた結果」
ベックス「みんな、こんな事のために労力を使わせてすまない。謝って許される事じゃないかもしれないけど… 今日まで多大なご迷惑をおかけし、本当に、申し訳ありませんでした」
フウラ「申し訳ありませんでした」
「っ…」「え、なになになに!?」「嘘、でしょ?」「えー」
リリー「そう、なの… じゃあ、私達が今年ここでサーガライフを送った記憶は?」
ルカ「あの! それってつまり、招待客の何人かが連れ添っている幽霊や、インターフェースも消えないって事ですよね!?」
フウラ「えぇ。跡取り探しが延期になった以上、それらの概念は引き続き存在を継続する」
ノア「うそ… サン! 君は」
サン『え… うん。グスッ まだ、ノアといれるって事なのよね…?』
テラ「ビルマ… ズッ 消えないで済むの? まだこれからも一緒にいれるんだよね!?」
ビルマ『うん… そういう事だと思う… うぅぅ~テラぁぁ、僕、まだ一緒にいれるよ!』
テラ「うわあぁあぁぁー!!」
サン『ノアぁぁ~! すごく怖かったぁぁぁ~!!』
ノア「うあぁ」
「…グスッ」「うえーん」「うぅぅ」
ベックス「みんなの記憶も、来年以降は保持される。まぁ、その為には手順が必要になるが」
フウラ「えぇ。折角ここまで力を合わせて頑張ったのに、その努力も記憶をも残してあげないと、また来年もサーガライフを送る時に、同じ事の繰り返しになると思うから。だから、面倒かもしれないけど、皆にはもう一度参加してほしいの。プライムの招待客として」
「マジか」「うわぁ」「また!?」「卒業した意味!!」
ベックス「まぁその際、皆にはまた1年、再び同じ学年でサーガライフをスタートしてもらう事になるんだよな。今までもずっとそうしてきたし… それに現状、この世界が終わる事を見込んで、大学進学や就職の道を選ばなかった招待客もいると思う」
フウラ「だから、このサーガライフは12/31付けで一旦終了として、来年もう一度、学校生活を送ってもらおうと思っているわ。だけど、2021年に入った途端にまた学校へ行くだなんて、そんな忙しい事はしたくないわよね? 少し、インターバルが欲しいじゃない?」
「え? まぁ」「インターバル?」「休息期間って事か」
ベックス「そう。だから、プライムを出て3ヶ月間は休息をもうけて、来年のサーガライフに望んでほしいんだよ。その際、従来のやり方だった1月入学を撤廃して、現実の日本の法律とおなじ、4月入学に変更することにした」
「「おぉー!」」
ジョン「やっぱそうじゃないと意味が分からないよな。インドネシアの学校かよっていう」
マリア「そうか。記憶を保持したままなら、態々そこまでして、元いる世界とプライムの差別化を計る必要はないもんね。ん? という事は、早生まれの人は…」
ベックス「おう、良い所に気が付いたな。その通り。4/1までの早生まれ招待客は、来年以降ここでの生年月日が2年繰り下がる事になる。それ以外は、1年だな」
ヤシル「わー若返るぞーオレー」
ティファニー「なんか、あまり感情がこもっていないのは気のせいかしら?」
ベックス「それにもう1つ、伝えなきゃいけない事があるんだ。俺とフウラも含め、招待客全員同じ学年をやる事になるんだが、このプライム自体はそのまま時が進むんだ。だけど、この世界の一般人の記憶からは、俺達の存在はなかった事になる。だから、来年またここで学校生活をはじめた時に、招待客だけが歳を取らず、かつ誰からもまた初対面という形になってしまうんだ。家族がいる場合は、その家族の記憶から『2020年のサーガライフで招待客としての自分たちと過ごしてきた思い出』がなくなる。言ってる意味、分かるか?」
クリス「え? まぁ、何となく理解はできるが… ん? という事は、招待客の一部が飼っているペットはどうなる?」
フウラ「その子たちだったら、心配しないで。この世界がそのまま残るなら、その存在も消える事はないわ。ただ、3ヶ月は家を空ける事になるから、そこはどうにかしないとね」
ジュリア「そうなの!? あぁ~良かったぁ~、ヤギぃ」
キャミ「飼い主不在はまずいな。ん? そこは異次元往来ゲートでなんとかなるんじゃ!?」
マイキ「そうだ! たとえ今のパッケージの能力が今年度限りで失効しても、来年またサンとかから力を借りれば、ゲートを開けなくもないだろう!?」
フウラ「そこは、みんなの意思に任せるわ。ただ少し厳しい事をいってしまうと、サンの能力は方舟の石玉と違って、他所から悪霊が入り込む可能性があるから、過信は禁物ね」
「「…」」
ベックス「みんなの言いたい事は分かる。でも、そんな事にゲートをバンバン使ったら、ペットだけに限らず、今度は人間まで異世界に住ませたくなる衝動に駆られてしまう。人間の欲望を、そんな事に使っていいとは俺は思えない。皆、元いた住処にいるべくして生まれた存在だ。ペットは別の誰かに飼育を頼むとか、他の手を使った方がいいと思うんだよ」
「そんな…」「いやだぁ」「なにそれ~」
フウラ「ちなみにそのパッケージに組み込まれている石玉って、今年限りで効力を失うでしょう? でも、DIY職人の2人は気づいてるわよね? その石玉に、時間関係なくヒトの記憶を保持できるところから、実はタイムトラベル機能が備わっているんじゃないかって」
ジュリア「え!? そうなのノア!?」
ノア「……… なんとなく、そんな気はしていたけど、確信が持てなかった」
サンドラ「あらま」
フウラ「だから、そのタイムトラベル機能を仮に使えるとして、それを何かに応用できないかしら? どうせ消えゆく定めなら、1度限りでも使った方が良いんじゃないかなって思うの。こうして、皆の手に渡ったからには、必ず意味があると思うから」
「「…」」
ベックス「話が変わるけど、実は今回、ここに皆が集まってもらったのにはもう1つ、重要な理由があるんだ。アゲハ、マニー。説明してくれ」
「え…!?」「アゲハが?」「マニーも!?」「え、どういう事…!?」
アゲハ「ゴホン! 今回、欠席者の確認も兼ねてここへ集まってもらった皆には、今のうちに私たちにやってもらいたい事があるんだ。まぁ、人によってはそれが不快だと感じたり、最悪どうしても難しいと思う所があるかもしれないけど」
マニー「だからその分も補うために、俺とアゲハで各1人1回ずつ。俺達がはめているこのチャームに、自分達の分身をストックしてほしいんだよ」
………。
「「えぇぇー!?」」
若葉「え、何で!? てゆうか、それをやって一体どうなるの?」
アゲハ「みんなの記憶が来年度に保持される。そのための儀式をベックスとフウラがやるから、私達はその材料集めとして、手伝いを頼まれたんだよ」
若葉「はぁ!?」
ヘル「おいちょっと待て! 本当に、それだけが理由なのか!? 跡取りとの関係は!?」
アゲハ「まさか。私もマニーも、来年は司祭と救世主のままだ。本当だよ。ねぇベックス達?」
ベックス「あぁ!」
ヘル「おかしいだろそれ! なら、態々2人に手伝わせる必要はないだろう!? 自分たちでやれば良いものを、なぜ態々!?」
フウラ「招待客側からみて、一番信頼できる男女が彼ら2人だから。そう思っただけよ」
ヘル「なっ…!」
ベックス「そうなんだよな。それに、自分でも思ってるんだ… 俺たちが直接、分身を集めるって言った所で、誰も俺らのチャームに預けたがらないだろ? だからこの2人なんだ」
若葉「えー。それ、今になっていう?」
ベックス「そういえばヘル。跡取りの基準とか儀式って、ある程度知ってるんだっけ? だけど残念。その『即位の礼』ってのは、これとは全く手順が異なるんだ。分かるよな? それに、チャームの力を使って皆の記憶を保持される方法じたい、今回俺達も初めてやるんだ。だから、少し集中させてほしい。そのために、この2人に手伝いを頼んだんだから。な?」
ヘル「っ…! ふん。もう勝手にすればいい!」
若葉「あーあ。ヘルが拗ねちゃったし」
ミネルヴァ「ねぇ、それなんだけど… 私やイングリッド、CMYの3人は分身を生み出せないのよ。その場合の記憶はどうなるの?」
アゲハ「だからそれも消えない様に、他の招待客みんなの分身をチャームにストックしていきたいんだよ。マニーと共同なのも、そのためなんだ。力の数は、多い方が得だろ?」
マニー「そうだよ。あ、もちろん消毒用アルコールとか、衛生用品はこっちでちゃんと取り揃えているから大丈夫! ずっとこんな寒い中でいるのも何だし、今のうちに。さぁ」
「うわぁ~」「マジかよ」「でも、やるしかないよねぇ」「なるほどなぁ」
マゼンタ「あー、やっとこの話も終わりそうだ。ま、私らは分身を生み出せないから関係ないんだけどねー」
シアン「でも、それで間違って俺らとひまわり組だけ、記憶がなくなるって何か嫌だろう。 せっかく力をコントロールできるようになったってのに、それで結局振り出しに戻ったら、また変な所で暴走してしまうかもだし。まったくだぜ」
カナル「ウチのこのショートヘアも、来年はまた元に戻るんか… なんやろ、ちーと複雑」
………。
ベックス「じゃあ、もう皆やる事は終わったな?」
フウラ「私達は、これで失礼するわね。また来年、同じ在籍校と学年で会いましょう」
ベックス「それまで、自宅の掃除は済ませた方がいいぞ!? 3ヶ月空ける事になるからな」
フウラ「それじゃあね! メリークリスマス!」
………。
ヤシル「えーマジかよ!? また俺ら、あのクソ教師の溜まり場に在籍させられるの!?」
ティファニー「はぁ。もう流れは分かってるから良いんだけど、また面倒な事になりそう」
ジョン「あ! それなんだけどさ」
「「んー?」」
ジョン「実はその、CS学園のヤツ、俺母さんから聞いてるんだよ。俺らはまた1年やり直しになるけど、この世界の時は進むワケだろ? で、その間な? …CS学園の教師ども、復帰した猿さんと、寿退社をした峰岸先生を除いて全員、異動と辞職が最近決まったんだ」
………。
「「「えぇぇぇぇ!?」」」
マニー「うそ!?」
ヤシル「え、マジかそれ!?」
ジョン「あぁ。ただ、ただな!? もうこの世界からオサラバするなら態々言う必要もないかなと思って、ずっと黙ってたんだよ! それに、この時点でそれを言うのは母さんのメンツに響くかもしれないから、一応口には出さない方が良いかなと思って、それで…!」
ティファニー「もうー! そういう大事な話は、もっと早くに言ってよー!!」
マニー「ホントだよ! でも、すごいじゃないか! これって俺たちが前から要求していた、CS教員の総入れ替えが漸く来年度に実現するって事なんだよ!?」
ヤシル「あぁ、遅すぎるくらいだけどな! でも、やっと招待客の苦労がこれで報われる」
「「「わぁ~!!」」」
礼治「はぁー。あの時、俺もロゼッタに止めてもらって本当に助かったよ。でないと総入れ替えどころか、逆に俺が訴えられてたかもしれないし」
ヒナ「あら。そう思ってるなら、今日はとびっきり良い所へ行かせてよ。お腹空いちゃった」
バリー「しかし、このプライムがまだ続くのなら、私達は暫く安泰ですね。いやぁ家のものをどうするかと考えた挙句、あやうく家具屋にぜんぶ売りに出そうとするところでしたよ。でも、その心配はもうなくなった」
ジュリア「ところでうちのヤギ、本当にどうしようかしら? どこか、他に預けてくれるところは…」
マリア「じゃあ、私達も帰りますか!」
ジョン「あぁ、やっと重大発表が終わったな。なんか、府に落ちない所も少しあるけど… あ、やっべ! 今日、あのくじ券の当選発表じゃん。ライブ見るの忘れてた!」
シエラ「この世界でも、最後までギャンブラーを続けるとはね。やる事が本当ハイエナ」
リリー「兄の手伝いをしないといけませんね。あ、ところでアゲハ達はこの後どうするんですか? そのストックが溜まったチャームを持って、儀式の材料を渡しに行きます?」
アゲハ「ううん、まだ欠席した招待客の分を取りに向かわないとだよ。リリーと一緒に行きたいな。そっちのローズからも分身が欲しいし」
マニー「あぁ。で、その後は荒樫の理事室で1人頑張っているディーンと…」
アゲハ「宗ちゃんとバニラの2人で最後だね。ただ、その2人は明日にでも取ろうかな。今日は一日、サンタの仕事で忙しいらしいから」
マイキ「なぁマニー? その手伝いなんだけど… 私もついて来ていいか?」
マニー「うん、全然いいよ! 誰かほかに、付いていきたい人がいたら来ても良いし」
キャミ「なら俺もついていく! リリーが一緒なんだからな」
ルカ「マジか…」
ヤシル「あー俺も見に行くわ! ローズが姫君の手を取った瞬間、感極まって何か変な事をしないよう見張ってやらないとだからな♪」
アゲハ「やなんね~! それ言われると、余計ストックしにいくの不安になるからヤメロ」
ヘル「全く隠す様子がない、手伝い2人の言動… やっぱり俺の思い違いなのかな?」
若葉「ん? どうしたの、そんなに落ち込んじゃって」
ヘル「ううん。なんでもない」
【完】




