第二話 ステータス
また短くなってしまった...
光が晴れると、俺は森の中に立っていた。スキルを確認したいのだが、確認方法を聞き忘れてしまった。まあ、多分...
「ステータス!」
これで出るだろう。すると予想通り目の前に半透明の板が現れた。
名前:三日月 俊樹
種族:人間族
年齢:18歳
レベル:1
体力:1000
物理攻撃力:1000
物理防御力:1000
魔力:10000
魔法攻撃力:1000
魔法防御力:1000
速さ:1000
魔法適正:火 水 風 土 光 闇 特殊
スキル:言語理解S 取得経験値上昇S レベルアップ時増加ステータス補正S
スキル習得率上昇S スキル成長率上昇S 鑑定S 隠蔽S 道具技能S 体術S 魔力制御S レベル限界突破
ステータスは水準を知らないから強いのか弱いのかわからないが、スキルは分かる。チートだ。よし、とりあえず魔法を試してみよう。ステータス消したいって思ったら消えた。これ、出すときも叫ぶ必要なかったんじゃ?なんか恥ずかしくなってきた。...気を取り直してやってみよう。
「ファイアアロー!」
とてつもなく大きな矢...というより槍が飛び出た。そして前の木に着火し燃え始めた。なんで森の中で火属性使ったんだ俺。急いで消化しないと。
「ウォーターアロー!」
水の矢(?)は燃えている気に向かって飛んで行き、火と相殺し合って消えた。
「ふぅ、とりあえず消えたな」
そういって周りを見渡す。すると、
「グルルルルルル」
人間のような姿をしているが、背が低く、姿勢が悪い何かがそこにいた。俺は心の中で「鑑定!」と念じた。すると...
種族:ゴブリン
レベル:3
体力:56
物理攻撃力:23
物理防御力:21
魔力:1
魔法攻撃力:0
魔法防御力:0
速さ:27
「魔物、か」
初めて見た。やっぱりいるんだな。まあ、こっちはステータスが高いので簡単に勝てるだろう。魔法はもう試したので、次は体術を試してみよう。
「はぁぁぁぁぁーー!」
ゴブリンの背後から、頭に向かって拳を入れる。するとゴブリンは数メートル吹っ飛んだあと、木にぶつかって動かなくなった。どうやらしっかり殺せたようだ。周囲を確認しても、もう魔物はいないようだ。
『テッテレー♪』
効果音のような音が、頭の中で響いた。
「なんだ?」
レベルアップかな?と思いステータスを開いた。
名前:三日月 俊樹
種族:人間族
年齢:18歳
レベル:3
体力:2250
物理攻撃力:2250
物理防御力:2250
魔力:22500
魔法攻撃力:2250
魔法防御力:2250
速さ:2250
魔法適正:火 水 風 土 光 闇 特殊
スキル:言語理解S 取得経験値上昇S レベルアップ時増加ステータス補正S
スキル習得率上昇S スキル成長率上昇S 鑑定S 隠蔽S 道具技能S 体術S 魔力制御S レベル限界突破
めっちゃ一定の上がり方してる。多分1レベル当たり1.5倍なんだろう。
...ステータス上がり過ぎじゃね?まあいいか、ステータスは高いに越したことはない。
「ってか、さっさと町とか見つけないとな」
そういって歩き出そうとすると...
「きゃぁーーーーーー!!」
女性らしき人の悲鳴が聞こえた。
ステータスについてなんですが、一般人がオール100程、冒険者や騎士など、戦闘系の人はオール2000程度が平均です。また、魔法使い系職は魔力と魔法攻撃力に優れていますがその他の能力が低く、(主人公以外は)魔法の使用に魔法名とは別に詠唱が必要なため、ソロでの魔物討伐は結構難しいです。
次話は交代します。書き方や話し方のちょっとした違いや矛盾などはどうかお許しください。