第十八話 龍化
ネタがないですw
ダンジョンを攻略して報告した次の日。
「龍化ってスキル検証したいんだがどうしようか」
「トシキ龍人だったの?」
「いや、違うぞ。俺の死体能力吸収って言うスキルでなんかのモンスターのスキル吸収した」
「何よそのスキル...」
レベル上げたら出てきたんだよなぁ。
「まあそっちは置いといて龍化の検証をしたいんだがどうすればいい?誰にも見られない広いスペースとかあればいいんだが」
どれくらい大きくなるかわからんからなー。
できるだけ大きいほうがいい。
なんかいい場所無いかな。
「ここ冒険者の街だから訓練施設とかも多いのよ。しかも格安で借りれるからそこ狩りるといいんじゃない?」
なるほどな。
「じゃあそうするか」
というわけで訓練場探しをすることになった。
しばらく歩くと、闘技場のようなものが見えてきた。
随分と広いな。
「ここ借りたいんだが」
入り口に立っている人に話しかける。
「はい、こちら1時間銀貨2枚となっております。現在人はおりませんので今から使うことが可能です」
1時間2万円か。
高いのか安いのかよくわからん。
地球の施設と比べたらものすごく高く感じるがこの広さを貸し切りにできると考えると安い...かな?
「じゃあ一時間お願いします」
そう言って銀貨2枚を渡す。
「はい、こちらの時間を計る魔道具で時間になったらお知らせいたします」
「ああ、分かった」
そう言って、中に入っていく。
中はただ広いだけの空間だった。
「よし、じゃあ早速行くぞ。龍化!」
俺がそう言うと、俺の体が龍に変化していく。
服はだんだんと取り込まれいる気がする。
おそらく戻るときに服も戻るだろう。
そして俺は完全な龍の姿になった。
頭を動かして見回した限りだと、龍の姿の俺は青色の鱗に包まれている。
「トシキ、ほんとに龍になっちゃった」
まあソフィアがなんの戸惑いもなく龍って言うくらいなんだから本当にわかりやすい龍の姿なんだろう。
まあ、龍になったらやってみたいよね。
「高すぎると見つかるかもしれんから低めに飛んでみるか」
そして俺は少しだけ飛ぶということを意識する。
すると俺の翼が動き、俺は少し浮き上がった。
「うお、すげえな」
これ、確証はないけど全力で飛んだらすごい高さで高速で飛べる気がする。
でも目立つからなー。
透明化とかが手に入ったら龍化も普通に使えそうだな。
移動手段として龍化使う奴なんていないと思うが。
「よし実験終わり、戻るか」
龍化、解除と念じる。
すると俺の体は人間に戻った。
服がないなんて言う事故はない。
「凄かったよ!」
戻った直後、ソフィアに声を掛けられた。
「ありがとう。だが当分の間は封印だな。目立ちすぎるし討伐対象になっちまうだろ」
早く透明化が欲しいな。
って言うか結構早く終わっちゃったな。
まだ30分もたってない。
「時間余ったから普通に訓練でもしてくか」
「そうね」
その後は時間まで魔法の練習などをしていた。
まあここは特筆すべきことはなかった。
その後は適当に買い物をした。
こっちは娯楽のショッピングというよりも本当に買い物といった感じだ。
そんな感じで本日は終了した。