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鋼の鎧
空から降る 矢の雨にも
振り下ろされる 鉄剣にも
何にも 傷つけられはしない
硬くて 強い物さえあれば
決して 傷つくことのないよう
強い心が 欲しいんだ
護れるために 倒れぬように
丈夫な体が 欲しいんだ
赤い鉄に 炭素を混ぜて
幾度も冷まし 叩き上げ
更に 更に硬くした
鋼の板を つくり上げる
槌で叩くと 割れてしまう
ダイアのようには 脆くない
鋼の鎧に 身を包み
今こそはと 前を向く
願わくば 他の何よりも
何十倍も 硬くあれ
そして 人を護る盾であれ
不用意に 誰も 傷つけるな
至極 当然のことだけれど
それは 無敵ではないのだと
いうことだけが 少し 虚しい
大切な人を守りながら戦えるような、頑丈な体と強い心がほしい。




