人は
2016/05/23
N5580DH
果てしなく広がる青空に
人は 何を思うだろうか
青に浮かぶ白雲は
人に 何を語るだろうか
大地を照らす太陽に
人は 何を望むだろうか
きっと 遥かなる夢に違いない
目の前に立ちはだかる壁の
向こうに無限に広がる世界に
闇色に浮かぶ星々は
人に 何を伝えるだろうか
闇を照らす銀の月に
人は 何を感じるだろうか
現れは消える流星は
人に 何を教えるだろうか
きっと 儚き命に違いない
簡単に捻り潰すことのできてしまう
脆く儚き人の命に
世界の動きに目もくれず
悠々と回り続ける蒼き星に
人が知るものは何か
それは
恵みへの感謝と
生命の重要性と
日々の戒め
ではなく
きっと
資源を利用する術と
他人を蹴落とし伸し上がる術
そして
争う術に違いない
平和に思いを馳せる人は
一体どれほどいるだろうか
平和を戦争状態にない状態とするならば
おそらく 日本には沢山いるだろう
だが
一度 国外へ視線を向けると
さあ どれほどいる?
人は 争う生き物
勝敗をつけ
勝者が 敗者を
好きなように使う
所詮 人は
一介の獣に過ぎない
否、
先のことを考えて動くことができる分
もっと 性質の悪い生き物だ
これから先
人は一体 どうあるべきか
答など出るはずもなく
永久に続く問となるだろう
平和好きの人が世界的に見て、特に富貴民に於いて圧倒的に少数であることが悩み。
戦争は儲かるからだろうか。




